底辺亭総括
底辺亭を閉店する事になったので、思う事を書き残しておきます。
「テックbar底辺亭」は技術系イベントの場の提供を始めとして、エンジニアへの支援活動の一環として一年間の期間限定で起ち上げたものです。
予定通り6月30日にテナント契約を終えますが、コロナ騒動の為に最後の2か月が内々の予約営業になってしまった事を申し訳なく思っております。
反省点
1、動画コンテンツの不足
2、顧客層の偏り
3、イベント日数の不足
もっと動画コンテンツを充実させたかったのですが、私の力不足で公開できる水準の動画をストック出来ませんでした。
動画撮影イベントも内々で開いてみたのですが、どれも極めてクローズドな性質なものになってしまいました。
(これは店舗戦略の失敗と云うよりは、単に私の性格に起因している気がします)
地理的な要因があるとは言え、顧客が特定の大学や企業に集中し過ぎました。
学校間交流の場としては極めて好ましい環境を作れていたので、もっと積極的に近隣の諸学校に声を掛けておけば良かったかも知れません。
イベント支援を謳いながらも肝心なイベントが不足しておりました。
10か月で大小50程度しか開催しなかったのではないでしょうか?
開店前は、かなり濃密に店舗内イベントを開く心つもりでおりましたが、実際運営が始まってみると、イベントの無いフリーの日を好む方が多かったので、徐々にイベント数を減らしました。
勿論、連日イベントをでっち上げる事(毎日、compassにもくもく会の開催を掲載したり)も可能でしたし、そうすれば別の未来もあったのかも知れません。
収穫
知的スペースの運用方法を多くの方に提示出来ました。
詳細は後日改めて執筆しますが、『その土地の向学クラスター』をマッチングさせるノウハウを得る事が出来た(と私は思い込んでいる)ので、次は東京で実証実験をしてみます。
また、底辺亭を起点とした事業プロジェクトの発足に立ち会い、その初動に対して投資する事も出来ました。
4月から5月に掛けては、コロナ騒動そっちのけで、その事業の話に集中しておりました。
自分が当事者になる事は想定外でしたが、開店10か月で実業を産み出せたのは身に余る収穫だったと感謝しております。
展望
私はもうカウンターに立つ気はないのですが、何名かの方が底辺亭の復活や後継店の起ち上げを提唱して下さっているので、そちらに好ましい形でコミット出来れば、と考えております。
この後、東京に向かいます。
技術書読書会も土地柄に合わせて再開する所存です。
またどこかでお目に掛かれる事を楽しみにしております。
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