落ちこぼれの中卒フリーターとトップアイドルとの出会い3章 Part2


ホスト風の男性と女が何やらもめているらしい


女「どうして私のことを愛してくれないの?私はあなたにいくら使ったと思ってるの?私だけを愛してお願い!」


ホスト「店に来て俺を指名してくれたら愛してやるよ! 」


女「もうお金ないよ…消費者金融10社から限度額いっぱい借りてるし…」


ホスト「だったら闇金にでも行って借りてくればいいだろう!金がないならお前には用はないんだよ!」


女「なんでそんなひどい言い方するの…」


ホスト「あーうぜぇ… 」


和美「うわぁ…ホストにみついで首が回らなくなっちゃったんだ…こわ…そんなことより早く会社に…」


ホスト「お前の家金持ちなんだろ?親父から金借りてこいよ」


女「それは昔の話、今はもう…」


ホスト「とにかく金を工面してから店に来い!そうしたら相手にしてやるよ、わかったな!」


女「……」


会社に戻り鬼作業で資料をまとめる和美


和美「よし!終わった、意外に早く終わったな…とりあえずもう帰ろう 」


駅へ向かう途中どうしてもさっきの女のことが気になってしまい何度か立ち止まり何かを思い出そうとする様子の和美だった


和美「さっきの女の人なんか見たことあるんだよね…気のせいかな…声ちょっとあの人に似てる気が…まさかね(笑)違う違う」


今日はもう家に着き久しぶりにビールを飲みながら大好きな恋愛小説を読みふける和美


次の日、会社にて


部長「……うん……」


和美「……どうでしょうか?ダメですか? 」


部長「……まあいいだろうこれでいこう!」


和美「あっ、はい!ありがとうございます!」


部長「あそうだ田村!お前最近忙しくて有給使ってないだろ?いいぞ来週辺りとっても」


和美「えっ!本当ですか? 」


部長「あぁ!たまには温泉でも行ってリフレッシュしてこい!」


和美「あ、ありがとうございます!やった !!」


来週の月曜日、火曜日と有給を取り何をしようか迷う和美


和美「日曜日も含めれば実質3連休だ!最高!まずは本屋に行って恋愛小説爆買いしてカフェで読みまくろう 」


月曜日になり恋愛小説を買いに行く途中で愛用している化粧品を買うためドラッグストアに立ち寄る和美


和美「えっと?あったこれこれ」


店員「お客様!ちょっとかばんの中を見せていただけますでしょうか?」


女「あぁ!なんでだよ?」


店員「まだお会計が済んでいない物があると思うのですが?」


女「はぁ?私が万引きしたとでも言いたいの?」


店員「いえ…とにかく確認の方を…」


しかし、その時、店員の対応がゆるんだすきを狙い逃げる女


店員「あっ!お客様 」


女「ちっ、うぜぇ」


その時!!


ドン!!!(何かにぶつかる音)


和美「いった…… 」


女「いった……邪魔だよてめぇ!」


和美「はぁ?そっちがぶつかってきたんでしょう」


女「あぁっ!お前が邪魔だからぶつかったんだろ」


和美「なんなの、あなたのその態度…えっ…あっ…うそ…白鳥さん?」


白鳥美華「……あっ……か、かずみ… 」


まさか偶然こんなところでこんな形で再会するとは思っていなかった2人


しかし、白鳥のあまりのへんぼうぶりに驚きを隠せない和美


いったい白鳥の身に何があったのか…


Part3へ続く

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