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ボランティアとしての関わり方

僕が児童養護施設で「抱っこボランティア」を始めて思ったこと、ボランティアとしての関わり方について書いてみようと思います。

以前の記事でも書きましたが、僕が「抱っこボランティア」を始めた動機はいたって単純です。

自分の子どもも大きくなった今、小さな子どもたちを抱っこしたり、一緒に遊びたい!と思ったからです。

思い返してみればボランティアなるものをしたのは思い出せる限り一度くらい、大学生のころにした身体の不自由な方の散歩の付き添いくらいでした。

ボランティアとは文字通り自発的に行うものですが、「抱っこボランティア」というのはとてもいいアイディアで、かつネーミングもキャッチ―だと思いました。

ボランティアをしたいと思っても、人によってはなかなか踏み出すのが難しかったりするものです。

かく言う僕もそうでしたが、「抱っこ」だったらできるかも!と思えることで心のハードルが少し下がります。

紹介もあったおかげでボランティアを始めることができましたが、最初のころ少し戸惑ったというか、どうしたもんかなーと思ったことがあります。

職員さんたちとの距離感やボランティアとしての関わり方です。

これは僕の推測でしかないですし、もしそうだとしてもそもそもボランティアに限ったことでもないのですが、ボランティアを始めてしばらくの間しばらく感じていたのは職員さんたちのよそよそしさというか遠慮のようなものです。

推測でしかないものの、これはあって当然かなあと思いました。

職員さんたちはとても忙しいのです。

人間の、しかも小さな子どものお世話をするのです。体調を崩す子もいますし、お世話をするのに昼も夜も関係ありません。

そんな中、言わば外部の人間であるボランティアを受け入れるというのは、いい面もあるものの、気遣いなども含めて負担を増やしてしまう側面もあります。

ボランティアを始めて3ヶ月ほども経った頃でしょうか。職員の方たちも少し信用してもらえるようになったのか、仕事のことやプライベートなことなども話してもらえるようになりました。

職員さんたちの話を聞いたり、その仕事ぶりを見て思ったのは、職員さんたちがとても真摯に子どもたちに向き合い、仕事をしているということでした。

職員さん同士で意見が異なることもありましたが、意見が異なることがあっても、その見ている先には必ず子どもたちの姿がありました。

ボランティアに関する取り組みもその後開かれた懇親会にて施設の方たちの真剣さを知ることができました。

懇親会では他のボランティアさんや職員さんと意見交換する場となりました。

いくつかのグループに分かれ、グループごとで意見をまとめ、最後に発表する形式でした。

印象的だったのが、一番多いボランティア側の意見が、「もっと仕事をふってほしい」というものでした。

この意見に対し、職員さんたちがどう感じたのか正直僕にはわかりません。

でもその後の職員さんたちの対応に関して言えば、きちんとこの意見に応えてくれていました。

もちろん子どもを預かる以上何でもかんでもというわけにはいきませんが、色々と仕事をふってくれるようになりました。

自分が見てきた中でしか言うことができませんが、とても素敵な施設、そして職員さんたちだと思います。

懇親会ではとても素敵なプレゼントまでいただきました。

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子どもたちからのプレゼントですが、職員さんたちのご協力、お気持も一緒にこもってました。

思ってもみない素敵なプレゼントに、不覚にも涙が出そうになりましたよー(*´꒳`*)

今現在世の事情もあり、施設に行けていません。

また一緒に子どもたちと遊べる日を心待ちにしてます。



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