30手前の雑記
まもなく30代に突入するわけですが、
なんだかんだ真面目な性分なんだかわからんが、こーゆー節目にちょっと考えたくなってしまうので20代を振り返っておこうと思った。
20歳って大学2年とか3年だからなー、ひたすら無邪気だったな、まだ。w
大学1年目で留年してからw、ちょっとずつ下り坂になっていってたんだよなー。でもまだ2年目は持ち堪えてた。3年目から、「やりたくないこと」をやる時間が増えていって、全部中途半端になっていって、自信なくなっていった。
2年間会計士の勉強を続けて、「人生無理ゲーだ」なんてツイートをするレベルの中二病になって、結局やめた。
「人生短いんだ。テンション上がんねえことやってる暇はねえ」(宇宙兄弟より)ってカッコよく言えるようなテンションではなかった。でも、「こんな人生違う気がする」とは思ってた。誰のためにもなっていないこの過ごし方ってなんなんだろう、って疑問で頭がいっぱいになって、辞めた。
自分の意思で何かを始めることは人生でいくつもあったけど、自分の意思で何かを辞めるのはこのときが初めてだった。「逃げ」だと言われれば「そうです」と言う状態だった。完全に負い目のような、傷のような経験になった。
大学に入った当初は、「悩みとかなさそうですよね」「色で言ったら黄色」とか言われるキャラだった。自分でも今思えば昔からそうだったと思う。誰にでも気さくに話しかけて、平等に接して、フレンドリーなやつだった。だからそれなりに人気があったんだと思う。人がよってきたり、頼られることとか感謝されることとか、結構多い方だったんじゃないかなと思う。
でもちょっとずつ自信を失う経験を重ねていった。
そんな自暴自棄な感じになってたら、とても疲れてる人から「お前そんなにやりたくないことやってんのかよ」って言われた。その言葉が腹の底にずーんと居座ってて、「やりたくないことやってる人=エラい」って価値観がショックで、すごく嫌で、そんな人生嫌だ、って考えるようになった。自分がそうなるのはもちろん嫌だし、そんな風に過ごす人を減らしたいって思うようになった。その人の人生を否定することになるから本当はこんなこと言葉にしたくないけど、でも完全に反面教師として捉えた。
そのおかげもあって、就活はなんかスイッチが入ってたと思う。割とうまくいった。「やりたくないことは私は本当にできない」ってわかったから、自分に正直にやろうって思った。そこに関してはちゃんとできたと思う。少し自信を取り戻した。
働き始めて、1社目は同期の中では結構長くいた方だった。
結局自分も組織の中でいろんな人に揉まれて、色々我慢しまくってた。最後はやりきれない気持ちが大きかった。
「もういいんですよ、自分の人生生きてくださいよ」って後輩に言われて、「ああ、もうだめじゃんこんなのww」って思った。仕事しながら「マジでどーでもいいなー」って思うことが増えていって、「あ、もう無理なんだ」と思った。
昔から自分は良くも悪くもすごく正直だなと思う。自制心がないとも言える。やりたくないことは嫌だと心の中で言う。自分を騙すことはしない。
けど、求められると応えたくなるから、葛藤する。
で、疲れる。
で辞める。笑
自分めんどくさいなーほんと笑
勝手に自分で自分のこと縛り付けてる。
「お先真っ暗、ってそれ、目つぶってるだけ」 byJUJU
その通りすぎます。
最後にもらった花束は、青だった。
最後の方で気づいたことがあって、「関係者全員」とか「WINWIN」の対象は、自分もいるってこと。誰かを幸せにしたいと思うことはすごく大事な気持ちだけど、それで自分を犠牲にして、どっちもできず中途半端になるくらいだったら、自分一人でも幸せにしてあげた方が、世の中の幸せな人間の総和を増やすことに貢献している訳で、その方が良いってこと。
こないだサークルの先輩の結婚式でもらった、「一人一人をイメージした花」は黄色だった。
ああ、あの頃はそうだったんだよな、と思った。いつの間に青になってたんだろう。笑
でもあそこからよく前向きに転職できたと思う。自分褒めてあげたい。笑
転職っていう岐路は、本当我ながらナイスチョイスをしたと思う。選んだものが良いとかじゃなくて、良い選択の仕方をしたと思う。まあ今更辞めるんだから意地でも前向きに辞めてやる、って感じだったけどw
自分のやりたい、というかやってみたいことを、年収が下がったけど選んだ。珍しいキャリアになった。はたから見ればアホかもしれない。けど自分の尊敬する人たちから「いいと思う」「かっこいいよ」「羨ましい」とか言ってもらえて、その言葉だけで本当に救われる。これは間違いじゃないな、って思えている。
あと、辞めてから色々な人にコロナ禍でも送別会を少人数でやってもらえて、思ったこと。
「自分を大事にする」とか「自分を愛する」って言葉にあまりピンと来ていなかったけど、
自分が好きな色んな人たちに、たくさんの言葉をもらえて、一緒に時間を過ごせて、そーゆーもの全部持ってるのは自分しかいなくて。当たり前なんだけど。
そう考えたら、自分てすごい大事じゃん、て思った。大事にしないと、あの人らに申し訳ないじゃん、みたいな。
とは言っても正直、今持っているものは少ないと思う。
人に何かあげたいって思うけど、あげれるものが多くなくて、焦っている。
けど、これまで感じてきたことはたくさんある。喜怒哀楽、結構いろいろあったと思う。好きなとか尊敬する人もたくさんいるし。
それが財産になってると信じて、自分に正直に前向きにやってこ。
あと、余裕を持つ。ギリギリを攻めない。早めに動く。w