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これが説明責任なのカニ? 12月3日、ハーバー・ビジネス・オンライン(筆者=鈴木 エイト)

 「誠意ってなにかね」これは、お亡くなりになった菅原文太さんが、ドラマ『北の国から』の中で発した名台詞だ。ドラマをご覧になっていない方もいらっしゃると思うので、以下は簡単なあらすじだが、中絶の代償としてかぼちゃを土産に土下座をしたところ、相手の気持ちを斟酌していないということで冒頭の台詞へとつながっていくのだ。

 「国会に『遅滞』が生じてはならない」という理由で菅原一秀経済産業大臣がその職を更迭された。桜を見る会では個人情報だからという理由で『遅滞』なく名簿を廃棄という説明を繰り返し、国会を『遅滞』させているのは誰だろうか。そして、本来は『遅滞』なく菅原前経産相本人が何度も、これまた壊れたテープレコーダーのように繰り返していた『可及的速やかに』行われるはずの説明責任のあり方が、ようやく浮かび上がってきた。

 菅原一秀議員に「誠意ってなにかね」とお尋ねしたい。大きなスキャンダルで国会を『遅滞』させたことは、国民に対して責任を負うべきであると、港区議選を92票で終えた私でも思う。国民の税金で働いている人間が地元の有権者に対して、提灯記事をコピーして回るとはどういう見解なのかも、あわせてお尋ねしたい。

 この問題は『彼を国会議員として選んでしまった』私たちにもあると思うので、私はこの問題を広く発信しなければならないと確信して、この記事を書いている。河合前法相夫妻も説明責任という形で地盤の足場固めをしているかもしれないと思うと、方法の稚拙さとスケールの小ささ、また、自民党という政党と所属議員が党利党略や私利私欲のために、よく働いていらっしゃることが理解できる。

 忘れてはならない点はまだある。私は一国民だが任命責任に対する説明に対して納得ができていない。国会を『遅滞』させないためというロジックは、隠ぺいのためにあるということが分かったとともに、説明責任というのも一部の有権者、しかも自分の地盤の有権者に対して行えばいい程度のものだと理解したので、これらを総合的に鑑みると安倍首相の言動は大いなる矛盾があるのではないだろうか。安倍首相にもすべての問題について「誠意ってなにかね」とお尋ねしたい。

 話は変わるが、どうも最近の日本人は忙しすぎるせいか忘れっぽくないだろうかと思う。もちろん、これも国が悪い。働き方改革だとか高プロ制だとかで、労働者ますます過酷な環境に追い込まれるかぎりなのだから、その部分は仕方がない。しかし、もう少し『読む』努力くらいはしてもらいたいと思うのだ。具体的には表には裏があるという"深読み"と"行間”を読めるようになってもらいたいと思う。人生は折り返し地点を過ぎたと思うが、私もまだまだ勉強が足りていないと思うので、これからも学んでいくつもりだ。

 もちろん最初に読むには基礎知識が必要な本などもあるし、『読書百遍義自ずから見る』などということも主張しない。むしろ、反対に乱読で構わないので色々な思想や論理、そして方法を学ばなければ、今日の流動的な社会で生きていくことは難しいと考える。

 「人間は考える葦である」はパスカルの言葉だ。これは逆もまた真なりと思う。敢えてひどい書き方をするが「考えなければただの葦」なのだと思うのだ。しかし、ここまでお読みの読者の皆様にはその点は担保されているものと確信する。知的探求心と歩みをやめた時、人間は堕落していく。



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たまーに出す有料記事だけ買っていただければいいかなと思います。ある程度の機密性がありますので・・・

スキありがとうございます。
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一般的なオッサンです。 愛犬の体調不良があり、外出できないため館詰め状態で写真を撮ったり、なんか書いたりしておりますが、こんなことはいくらやってもお金になりません。。。 皆さんに読んでいただくこと、スキだけが頼りです(瀕死)。