シティ

「金持ちの道楽クラブ」と言うイメージ(ファンの方スイマセン)だったのですが、ベップが哲学を持ってきた事で本格的に一流チームとなりました。

バルサイズムの現代版とも言えるベップのサッカーは、システマチックで効率的でありながら美しいサッカーで、シティはそのサッカーが完成したと思わせるようなチームになりました。

それが今年、怪我人が多いと言うのを置いときつつもチームの変換期を迎えています。プレミアの下位チームもプレッシングから縦に速いサッカーを完成させてますし、またそれを体現出来る選手も下位チームが持つようになってきました。本職CB置かない(置けない)シティにとってトップに当てて来るサッカーは相性悪そうだし、センタリングの少ない戦術は下位チームからしたら守りやすいのかもしれません。

システマチックで効率的なサッカーなベップは、独自の時間軸を持つ選手があまり好きではないと思っていました。サイドに張りすぎて仕掛けがエゴイストのマフレズ。遅攻の原因ともなるタメを作り、5レーン無視の縦パスを入れるギュンドアン。この二人はてっきりベップ好みの選手では無いと感じていました。(完全なる主観で偏見に満ちた思考はお許しください_(._.)_)

しかし今シーズンはこの二人が絶妙なスパイスとして使われているように感じます。皮肉なものでシステマチックな効率的サッカーの中で、非効率でエラーにも映る二人の異質なサッカーが今のシティの武器になっているようにも思えます。ベップの凄いとこは自分のサッカーに固執しないとこ。変化を恐れず、むしろ変化を楽しんでるようにも見えます。

そんなベップシティがどんなサッカーを再構築してくれるかがもの凄く楽しみです。

って書いている最中にシティがFFPに抵触したため大幅なペナルティのニュース…こ、これは…

こんな形のベップシティ終幕は残念でならない。どうやってリバプールに対抗するチーム、戦術を産み出すか見たかった。サッカーファンとして無念です。

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