はじめての体外受精記録#3(D18採卵)

D18 いよいよ採卵日。朝病院に行き、お手洗いを済ませてからリカバリールームへ。裸の上に術着のみになるよう着替えを済ませ点滴をしてもらいます(またもや不慣れなあの看護師さんで、ただでさえ不安なのにさらに不安になってくる・・・)。私の前に一人採卵の方がいらっしゃったのでこのまましばらくベッドの上で待ちます。しばらく経ってから名前を呼ばれ、看護師さんと一緒に目の前の処置室へ。やっぱり年明けから何名か新しい看護師さんがいるようで、ここにもまた新人さんっぽい看護師さんがいて、何か一つ動作をするたびにすみませんと言われてさらに不安を煽られました。台に足を載せるだけで謝らなくたっていいんです、新人さん・・・

左腕に点滴と酸素濃度計(?)、右腕に血圧計を装着、態勢を整えてもらったところで先生が入室され、早速消毒してもらいます。事前の説明でも聞いていましたがこれが何とも言えない痛み・・・ここでは麻酔もしていなかったのでかなり力が入ってしまいました。そして、いよいよ麻酔です。点滴を麻酔薬に切り替え、目を瞑って看護師さんと一緒に20数えます。10を過ぎるくらいで、「あれ?私まだ意識あるけど大丈夫かな」と思ってるところで記憶が途切れています。気が付くと(というか眠っている間も?)お腹の鈍痛がありました。おぼろげな状態で看護師さんに下着をはかせてもらい、少しふらつきはあったものの手術台から降りてリカバリールームへ戻りました。ベッドへ戻ると生理痛のひどいやつのような鈍痛に襲われ、眠ろうにも眠れず寝返りをうったり、とにかく寒かったので持ってきたストールを布団の中で広げたりしていました。

まもなくすると培養士さんが来て、旦那さんの精子の運動率が良い結果ではなかった為、体外受精ではなく全て顕微授精で進めた方が良さそうですが、もう一回採精するかこのまま進めるかどうされますかと確認されました。これまでの人工授精で旦那さんの精子くんは、(少し量は少ないものの)質はよい成績を出してくれていたのであまり心配していませんでしたが、ここにきて運動率が低いとは・・・旦那さんに電話して、今日は仕事もあって病院に来ることは難しいとのことだったので(私はそもそも休みを取ってるけどーー!という気持ちは抑えつつ)、全て顕微授精していただくよう伝えました。

その後も痛みがなかなかひかなかったので、ロキソニンをもらいもう少し横にならせてもらいました。2時間くらい経ってようやく診察へ。

今日の採卵結果は11個(変性卵は3つ)。明日電話で受精確認するようです。その後、OHSSを回避するためにカバサールとフェマーラをもらい、こまめに水分補給をすることなどの説明を受け終了しました。

まだまだこれからなんですが、なんだか私の中で一山超えたような感覚で大仕事を終えた気持ちになっていました。自分を労わってほしい一心になっていたのですが、診察を待っている間にLINEが来て「お昼ご飯は自分でコンビニで買うからゆっくり帰ってきたらいいよー」と入ってて、いやいやごめんけどあなたのお昼ご飯のことは最初から考えてなかったよ・・・。そして私のお昼は?ってかそもそも私の身体のこととか採卵の結果とかは気にならないの?とあきれてしまった。

その後のLINEのやり取りでも、たぶん!たぶん!労わる気持ちはある旦那さんの言動ひとつひとつが私が求めているものと違ったためにイラついてしまい、怖い顔で帰宅。怖かったこと、痛かったことなどいろいろ共有したかったけど、旦那さんも機嫌が悪い私にあまり関わろうとせず、必要最低限の結果報告だけ聞いて仕事部屋に戻っていきました。「おつかれ、痛かった?大変だったね。頑張ってくれてありがとう」くらいの言葉を待っていただけなのに、いや今までも些細な優しい言葉をかけてもらうことなんて稀だから期待しちゃいけないんだけど、言葉に出せないだけでちゃんと優しいのはわかってるから、でも今日はちょっと労わってほしかった・・・。たぶん本人も運動率悪かったのショックだったんだとは思うし、そこの気遣いは私もしてあげられなかったからお互い様なのかな、でもな、ともやもやする採卵後の午後でした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?