マガジンのカバー画像

hound tooth check

64
ダイアリー
運営しているクリエイター

#小説

ToDo

ToDo

 病院の待合室で詩集を読んでいたら、思考がいくつか耳からこぼれるのを感じた。それはToDoリスト、2020年のめあてだった。

・写真の講座に通う
・詩の勉強を続ける
・noteで月刊誌をつくる

 どれもしばらく前から思い描いていたことだけれど、それをこんな風に書きとめたら具体化するのじゃないかと思った。耳からこぼれたように感じたのは、たぶん、思考の絡まりが解けたからじゃないかと思う。わたしはい

もっとみる
『マジックアワー』 登場人物:ヒーコ

『マジックアワー』 登場人物:ヒーコ

小説『マジックアワー』の主人公、ヒーコこと、高階柊のイラストを描いてみました。

作者が描いているからといって、正しい造形とは言えないのですが、髪型とか持っているカメラとかはこんな感じだと思っています。

高階 柊(たかしな ひいらぎ) 高校2年生 写真部所属

その他の登場人物を見てみたいと思った方は、エブリスタの『マジックアワー』にスターを付けて(できれば読んでいただいて)、コメント欄でおしら

もっとみる
夏の夜に

夏の夜に

「陸にあがったわたしは、人に戻れずに蝶になった。魚になるはずの鱗は、乾いて粉になった」

昨年の夏に公開した短編小説「蝶の鱗」です。

表紙は【spin a yarn + kaya】で絵を描いている茅野カヤさんです(表紙となった絵は購入して私の手元にあります!)。

真夏に読むのがぴったりじゃないかなあ、と思って紹介します。

物語の元になったのは下記【spin a yarn 】のツイート。

もっとみる
エコー/マジックアワー/面影

エコー/マジックアワー/面影

梅雨が明けたら紹介しようと思っていたら、待たされた。
そんな7月の終わりに。

***

【小説】エコー

梅雨の明けた東京。夏鳥の長い一日。世田谷、7月某日。

10話完結の純文学小説です。
10話が有料noteになっていますが、全文をお読みいただけます。

***

【小説】マジックアワー

「絶対に死なないから!」
その言葉を信じてシャッターを切るヒーコ。
写真を通して描かれる、ひと夏の青春

もっとみる
文学とは何かについて こたえる

文学とは何かについて こたえる

文学とは何か
それは
世界の秘密を探るもの
と、わたしはこたえる

数学者が数式を用いて見いだすように
物理学者が林檎や猫で見つけるように

言葉や文字を杖とし、山並みを辿り
狭間に見えないハンカチを落とす

天文学者が星に名前を付けるように
生物学者が虫に名前を付けるように

まだ見えないものに名前をつける
地面を空の底と名付ける

文学という文字(もんじ)に縛られるなら
わたしの思う児童文学は

もっとみる
egword Universal 2

egword Universal 2

 egword Universal 2。
 Macで使いたいと思える縦書きエディタが帰ってきてくれた。

 縦書き原稿用紙が選べること。 
 、や。が、ちゃんとぶら下がってくれるのが嬉しい。
 他のエディタでもできたことではあるけれど、いまいち使い勝手が悪くって、それで長い間、InDesignをエディタとして使っていた。だけれど、MacBook Air 11" late 2010には荷が重いアプリ

もっとみる