Kaz UTASHIRO

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    ハッカーを読め (7/7) 『銀河ヒッチハイクガイド』

    ダグラス・アダムス『銀河ヒッチハイクガイド』本当はここでやめようと思ったのだが、やはりどうしても最後に「銀河ヒッチハイクガイド」を挙げておきたい。ハッカーもプログラマも登場はしないが、ハッカーに絶大な人気を博していると思われるからだ。著者はアップルマスターでもあったダグラス・アダムス。 今から20年前の1986年、シリコンバレーに長期滞在している最中に Connectathon という NFS の相互接続性テストイベントがあった。当時は UNIX ベースの様々なマシンが登場

      • ハッカーを読め (6/7) 『ソフトウェア』

        ルーディ・ラッカー『ソフトウェア』ラッカー作品をもう1つ。読んだのは「ハッカーと蟻」が先だったが、最初に買ったのは実はこっちだった。当時ラッカーのことは知らなかったが「ソフトウェア」というタイトルの本が早川文庫の棚に並んでいれば、プログラマとしては買わないわけにはいかないでしょう。ところが、そのまま読まずにしまい込んであって、蟻を読んでから昔買ってあったことを思い出した。熱烈なファンも多い黒丸訳だが、どうも相性が悪いのが購入時に読了できなかった理由かもしれない。そういえば、ギ

        • ハッカーを読め (5/7) 『ハッカーと蟻』

          ルーディ・ラッカー『ハッカーと蟻』ルーディ・ラッカーは作者自身がプログラマでありハッカーであり、元々は博士号を持つ数学者で今はサイバーパンクSFの旗手、ついでに大学でプログラミングを教えていて、実は哲学者ヘーゲルの子孫ときているので、その存在自体が琴線にビリビリ触れまくりの作家なのである。はじめて読んだラッカーの著作が本作品で、他の作品は古本屋を駆け回って手に入れた。 この作品の主人公はシリコンバレーで働く中年プログラマで、人工生命技術を使ってロボット用のソフトウェアを進化

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          • ハッカーを読め (4/7) 『パンプルムース氏対ハッカー』

            マイケル・ボンド『パンプルムース氏対ハッカー』マイケル・ボンドという名前を知らなくても、あの「くまのパディントン」の作者と言えばわかるだろう。パンプルムース氏シリーズは、元刑事で現在はグルメ情報誌の覆面調査員である主人公が愛犬ポムフリットと活躍する大人向けのミステリ小説。本書はその6作目なので、これを読むためだけそれまでの5冊を読まねばならなかった。ちなみに、パンプルムースはフランス語でグレープフルーツのことだ。 パンプルムース氏が勤務する出版社も情報化の流れでシステムをコ

            • ハッカーを読め (6/7) 『ソフトウェア』

              4週間前
              • ハッカーを読め (5/7) 『ハッカーと蟻』

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                1か月前
                • ハッカーを読め (4/7) 『パンプルムース氏対ハッカー』

                  1か月前
                  • ハッカーを読め (3/7) 『鷲の驕り』

                    服部真澄『鷲の驕り』導入部、登場人物であるケビン・マクガイヤとサソウ・ツヨシの描写が、あまりに実在の人物のまんまなので思わず笑ってしまうのだ。ハワイで開かれる I・NET というコンベンションは、1995年夏の INET '95 からの着想だろうか。翌1996年2月、サンディエゴで ISOC セキュリティシンポジウムに参加している最中にミトニックの逮捕が大きく報道されたことを思い出す。 ミトニック事件と似ているのは2人の人物設定だけで、小説のストーリーは事件と関係なく展開さ

                    • ハッカーを読め (2/7) 『検屍官』

                      パトリシア・コーンウェル『検屍官』パトリシア・コーンウェルの経歴には、必ず元プログラマと書いてある。変にきどってシステムエンジニアとか言わないところに好感が持てるのだ。バージニア州の検屍局でコンピュータプログラマをしていた時の経験を元にして、この作品からはじまる検屍官シリーズを書きはじめたということだ。その前には、新聞社で警察担当記者をしていたらしいが、新聞記者からプログラマへの転身というのも面白い。しかも美人だ。 もっとも、作者を連想させる主人公の女性検屍官ケイ・スカーペ

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                      • ハッカーを読め (1/7)『すべてがFになる』

                        森博嗣『すべてがFになる』ベストセラー作家である作者について今更解説する必要はないだろう。この作品は森氏のデビュー作だが、まず冒頭の引用文で驚かされる。なんと、ぼくもよく知っている青木淳さんの「オブジェクト指向システム分析設計入門」からの一節が引用されているではないか。これを引用する作者も偉いが、引用される文章を書く青木さんもすごい、というかうらやましい。 縦書きの文芸書の中に堂々と「UNIX」という文字が並ぶのを見ることはほとんどないので、そういう意味で希有な本だと思う。

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                        • ハッカーを読め(0/7)

                          大学で就職を考えていた頃、企業情報を読んでなんとなく面白そうな会社の資料を請求してみると、その年の春の社内報を送ってくれた。各部署の部門長が新入社員向けにそれぞれの部署の紹介文を載せる中に、一人だけ格別不真面目な人がいた。たしか4項目の内容のうち最初の3つは「回答不能」「回答不可」「回答拒否」、とそんな具合だったと思う。ただ、最後の新入社員に向けて一言という項目に「ハッカーになれ」と一言だけ書いてあった。ハッカーがどういう意味なのかを知らなかったけど、そのハッカーというものに

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                          • note をはじめて8周年でした

                            ログインしたら note をはじめて8周年ですと言われた。 1本も書いてないのに。 というわけで、何か書くか… はじめての記事には自己紹介とか書きなさいと言われるので、いくつかリンクを貼っておきます。 Qiita.com 技術系の内容については、最近はブログではなく Qiita に書くことが多いです。 github.com 主にテキスト処理のツールをいろいろと作って配信しています。自分で使うために作っているので、役に立つかは不明。使用言語はほとんどが Perl。

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