タコニック・バイオサイエンシズ、アルツハイマー型認知症マウスモデルを発売

ニューヨーク州レンセリア発, Nov. 06, 2019 (GLOBE NEWSWIRE) -- 創薬動物モデルソリューションの提供で世界的なリーダー企業であるタコニック・バイオサイエンシズ (Taconic Biosciences) は、新たにアルツハイマー型認知症モデルのARTE10マウスモデルを発売し、同社の実績ある神経変性モデルラインナップを拡張した。

タコニック独自のARTE10は、突然変異型ヒトAPP遺伝子とPS1遺伝子を発現するトランスジェニック (遺伝子導入) マウスモデルである。 この2つのヒト遺伝子の組み合わせはアミロイド斑を蓄積させ、アルツハイマー型認知症と通常関連づけられている早発型認知障害を発症させる。 ARTE10モデルで形成されるアミロイド斑は、PET撮像に特に適しているため、トランスレーショナル研究にとってARTE10は貴重なモデルとなる。

タコニックはこのモデルのほかにも、他のアルツハイマー型認知症モデルを、ライセンス料なしのシンプルな利用許諾モデルのもとで提供しており、受託研究などの商用にも簡単に利用できる。 一方、学術用限定、または多額のライセンス料がかかる商用のアルツハイマー型認知症モデルも多数取り揃えている。 ARTE10モデルは、標準的な実験数量で直ちに入手できる。

「ARTE10マウスは独自のモデルです。 このモデルでは、月齢3か月からアミロイド斑が発生するため、創薬スケジュールを大幅に短縮できます。 他のアルツハイマー型認知症モデルの多くでは、月齢9~12か月までアミロイド斑が発生しないため、臨床研究の開始までに長期間かかります」と、タコニックのコマーシャルプロダクト担当バイスプレジデントであるマイケル・セイラー (Michael Seiler) 博士は述べている。 「契約書への署名、ライセンス料、第三者の知的財産権ライセンスが不要で、簡単な使用許諾だけで重要なモデルを提供することにより、創薬研究者を支援するタコニックの使命を明確に示すことができます。」

アルツハイマー型認知症は重大な社会問題であり、社会への影響も大きく、最重点研究領域となっている。 アルツハイマー型認知症協会 (Alzheimer’s Association) によると、高齢者の3人に1人がアルツハイマー型またはその他の認知症で亡くなっている (www.alz.org)。

タコニック・バイオサイエンシズのARTE10モデルと神経変性疾患モデル全ラインナップの詳細は、電話1-888-TACONIC (888-822-6642) (米国)、+45 70 23 04 05 (ヨーロッパ)、またはinfo@taconic.comまで。

タコニック・バイオサイエンシズについて

タコニック・バイオサイエンシズ (Taconic Biosciences) は、遺伝子組み換え操作を行った齧歯類モデルおよびサービス分野において、完全認可を受けているグローバルリーダーである。1952年に創立された同社は、世界各地の貴重なリサーチモデルの取得、カスタム生成、繁殖、事前コンディショニング、試験、流通を支援するために最適な動物ソリューションを提供している。遺伝子組み換え操作を行ったマウスモデルやラットモデル、マイクロバイオーム、免疫療法用マウスモデル、統合型モデル設計・繁殖サービスを専門とするタコニックは、米国およびヨーロッパに3か所のサービスラボと6か所の繁殖施設を擁し、アジアにおける流通取引関係も維持しており、世界のほぼどこにでも動物モデルを提供できるグローバルな出荷体制を備えている。

報道関係者向けの問い合わせ先:

ケリー・オーウェン・グローバー (Kelly Owen Grover)
マーケティングコミュニケーション担当ディレクター
(518) 697-3824
kelly.grover@taconic.com

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