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創業融資を受けよう

今日は創業融資の話をしたいと思います。起業してすぐに投資を受けるケースを除けば、起業後に使えるお金は、自分が出資した資本金の範囲です。なんとかこの自己資金が底をつく前に、事業を軌道にのせる必要があります。一方で資金の不安を抱えながら事業を進めるのは、精神衛生上も良くありません。そこで一つの方法として、創業のタイミングだけ受けられる融資があります。それが創業融資です

創業融資とは


各自治体によって呼び方は変わりますが、創業期だけ受けられる、融資の利率を大幅に補填してもらえる仕組みです。これは自治体が自分の地域で創業してもらうことで、法人税や法人住民税を支払ってもらい、自治体の税収を上げるための施策です。つまり自治体がサポートすることで、雇用の創生や地域経済の活性化を促すことができます。私も墨田区で創業し、法人口座を作成した金融機関から案内を受けました

墨田区の例


墨田区のチャレンジ支援資金制度
https://www.city.sumida.lg.jp/sangyo_jigyosya/sangyo/yuusi/challenge.html

内容を抜粋しますが、利率2%に対して、1.8%の補助があります。つまり0.2%の利率しかかからない融資になります。実際に私も申し込みをして融資を受けましたが、一旦は2%の利率を支払った後、数日後に1.8%分が区より振り込まれます

申し込みについて


ここからが重要な話です。実は墨田区の申し込み条件に、創業計画書を作成するようにとあります。この創業計画書は自由に作成して良いものではなく、区が相談窓口として用意しているすみだビジネスサポートセンターの中小企業診断士に相談する必要がありました。ここを突破するのがなかなか難関で、何度が書き直しをすることになりました。ただ最終的にはOKをもらい、承認印を押していただいた創業計画書を墨田区に提出し、融資実行まで進むことができました
※1 もしかすると自分で作成して通すことも可能なのかもしれませんが、私は区の職員から承認を取るようにと言われました
※2 融資実行はあくまでも金融機関になります。金融機関の判断次第では区の承認を受けてもダメな場合があるかもしれません

融資を受けて


まず感想から言いますと、融資を受けて良かったと思います。なぜかと言いますと、実は創業してすぐに社員1号が入社してしまい、資本金だけでは運転資金として十分では無い状況になってしまったからです。このように会社をやっていると想定外のことが起こることは多々ありますので、余裕を持つことは大事だと本当に実感しております

まとめ


個人的な意見にはなりますが、創業融資はもちろん、融資を受けられるチャンスがあれば受けた方が良いです。会社が成長するにつれて資金が必要になる場面も出てくると思いますし、金融機関との付き合いもしておいたほうがいいです。コロナのような突発的な自体があったとしても、実績のある金融機関であれば、相談に乗ってくれる可能性も高いです。本日は以上です。皆様の参考になればと思います

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