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時間の戦力配分を心がける

どーも、ダイです。

今回は無料noteで配信しますね。もちろん無料だからと言って、noteの質が低いわけではありませんけどね。

おもしろい視点と思いますので、読んでみてください。


あなたは、バリューイノベーションという言葉を知っていますか?

「ブルーオーシャン戦略」に出てくる言葉です。

「顧客にとって価値にならずに、製造側、販売側の自己満足で過剰品質になっている部分の費用は削減する一方で、顧客側が価値を感じているものの、あともう少しだけリソースをかけたらよりよくなるようなところに力を入れる」という考え方ですね。

たとえば、

・携帯電話で余計な機能は全て取っ払い必要な機能だけを残して価格を下げること

・品質が求められていない機能の品質を下げる代わりにカメラの性能を引き上げるようなこと

ですね。カメラのレンズがたくさんついている新しいiphoneはこのどちらなのでしょうかね・・・。ま、これはさておき。

リソースの「選択と集中」と言い換えることができますよね。

このバリューイノベーションの考え方を、「もの」の購入に関する時間バリューイノベーションに当てはめてみると、

「毎日使うために接している時間が非常に長く、高品質であればあるほど自分にとってメリットが享受できるものは高価でもよく、そしてじっくり時間をかけて選ぶだけの価値がある。

しかし、使用頻度が少なく高品質である必要がないものについては、お金をかける必要がないし、その種類の選択にも時間をかけない」

ということです。

「もの」を買うに当たって、その「もの」の使用頻度に応じて購入検討にあてる時間を調整するという考え方です。

そうですねー、電子機器で言えば、パソコン、キーボート、マウス、関連して作業椅子、あ、メガネなどは良質ものをじっくり考えて購入した方がよいです。

コスパを考えて安価なものを買うのは不届き千万ですよ。最近のツイッターでもよく「コスパ」という言葉を目にしますが、安ければよいという単調な考えのおバカが多くて本当に困ります。

そんな人が自分の部下でなくてよかったと常々思ってみています。

コスパというのは、金銭だけでなく、そのものを使ったり選んだりする時間や、そうすることでも自分の満足度や幸福感をすべて加味して考えないといけないのです。

わたしは会社のキーボートさえ、自前でHHKBに変更しています。家のキーボードももちろんHHKBです。2万5000円近くしますので、キーボードとしては高価でしょう。

支給された共用のキーボードとマウスは、比較的若手の頃から使うのをやめていました。

HHKBというのはこれです↓

打感が半端なく良いのでずーっとこれを使っています。(親指シフターであることも要因のひとつですが。)


自分にとって、何が不足気味な時間で何が過剰な時間か把握する

限りある時間資源、今度は投じる時間のバランスを考えてみましょう。

自分には必要だと思っていることには、時間戦力を使って勝てる(成果が得られる)最低限の時間を投じなければなりません。

ですが、自分の欲望のままに自分の時間リソースを使い切っていては、すべてにおいて成果を得ることができません。

100の戦力を有する敵が一部隊20戦力の5部隊で攻撃してきた場合、総合的には力の劣る戦力80の自分がどのように迎え撃つか?という戦略論でたとえることができます。

相手と同じように自分たちも戦力を均等に分配すると、

敵     自分
1-20 vs 1-16 負
2-20 vs 2-16 負
3-20 vs 3-16 負
4-20 vs 4-16 負
5-20 vs 5-16 負

のような戦況となり、全滅します。

これが頭を使わず、闇雲にすべてを勝ちにいって惨敗するパターンです。

ここで、ひとつの部隊が勝つためには戦力21以上であればよいこと、3つの部隊が勝てれば総合的には勝利を収めることができると考えることができれば、

敵    自分
1-20 vs 1 -30 勝
2-20 vs 2 -25 勝
3-20 vs 3 -25 勝
4-20 vs 4 - 0 負
5-20 vs 5 - 0 負

のような戦力配分を行い、3-2で勝利することができます。

勝たなくて良い部分では勝ちを捨て、確実に勝てるような部隊をもつことで、総合勝利を目指す戦略が大切です。

1を騎馬隊、2を弓矢隊、3を砲撃隊、4は槍隊、5が歩兵隊に見立てて、自分たちが得意な戦術に力を注ぐという見方もできますね。

もう少し下げてみましょう。

収穫逓減の法則といって、ある一定上の時間をかけてもその成果、品質が変わらない点が必ず存在しますよね。似たような法則ではパレートの法則です。

まずは勝利点を見極め、次にその点自体が過剰品質ではないかと再考し、もしそうであるならば、その成果なり品質なりを下げて投じる時間量を減らすことが大事なんです。

こうすると、さらに優位に局面を進めることができます。

この戦況の例で言いますと、

1部隊21以上なら勝利できるわけですから、

1-20 vs 1 -21
2-20 vs 2 -21
3-20 vs 3 -21
4-20 vs 4 -0
5-20 vs 5 -0

過剰品質となる戦力は、次の戦いのために17戦力を余裕代として残しておくのです。想定しない事態が起きた時に、この17戦力をあてがうことができるようにもなります。これがスラックと呼ばれる、不測の自体対応できる余裕代です。

大前提条件として、相手の戦力が20であると決して見誤らないことがありますけどね。

相手の戦力見立てに誤差が生じる場合は、17戦力の内いくつかの戦力をあてがっておくことも考えられます。

このようにして、あなたの有限な時間リソースを効率的に使うことが、時間リッチ、つまり量的に多いわけではないけれどもうまく対応できるようになるためには必要なんですよね。

一つひとつのタスクのみならず、人生のゴールに対してもどのように時間配分をするかを考えないといけません。

時間のバリューイノベーションの観点から、時間の投入バランスをつねに考える習慣を持ちましょう。

ぜひ参考にしてください。


いつもありがとうございます^^