データの世紀

データの世紀

書名:データの世紀
著者: 日本経済新聞データエコノミー取材班
出版社:日本経済新聞出版社
発行日:2019年11月15日
読了日:2020年1月1日
ページ数:256ページ
1月 :1冊目
年累計:1冊目

あけおめー❗️2020年❗️
なんか語呂がいいね。

こちらの本を読みながら年明けを迎えました。
まじめな本だけど、今読むべきです。

タイトルにある様に2020年からの10年間は
ますますデータの重要性が増していく事になる。

私自身もAI・ディープラーニングの凄さを
仕事で実感する機会が多々あるのですが
そこで重要なのはやはり”データ”です。

FacebookやGoogleは無償で使えますが
ターゲティング広告でめちゃくちゃ儲けています。
Youtubeも無料ですが、ユーチューバーという
職業が生まれるほど拡大しています。

そのデータを扱う際に切っても切り離せないのが個人情報。
第0章でリクナビの内定辞退率の問題が取り上げられていました。
私が就職活動で使っていた2009年は
まだこうしたデータを使った企業向けのサービスは
なかったのだろう。

企業側としては集まったデータを効果的に活用したい
その気持ちもわかるが、やはりそれを使う上では
ユーザにきちんとわかる形で示した上で
きちっと承諾を取らないといけません。

但し、データの利活用を規制しすぎると
利便性が失われる事や世界のデータを活用した
サービスから日本が出遅れる事にもなりかねない。

客観的な指標として

データGDP(Gross Data Product)

GDPのデータ版でデータによる国力を測る指標があります。
(米国の研究者が提唱する指標)
データの経済規模を4つで測ります。

①データ生成量(Volume)
②インターネットのユーザ数(Usage)
③データへの接しやすさ(Accessibility)
④1人当たりのデータ消費量(Complexity)
の4つの観点で評価されます。

トップから米国、英国、中国、スイス、韓国、フランス、カナダ、スウェーデン、オーストラリア、チェコ、日本(11位)…インドネシア(30位)。

日本はデータへのアクセスしやすさが足を引っ張ってなんと11位。
Web上の統計データを見てもデータ生成量とかは
米国が圧倒していて、これは勝てないなって正直思った。

最近はGAFAへの規制が強まっていますが
彼らはこれぞという企業を早期に見抜いてM&Aをして
取り込むのが非常にうまいです。

例えばこのInstagramはFacebook傘下なのはご存知ですよね。
そして、FaceBookが買収した2012年の
インスタグラムの従業員数は13人。
広告収入もなく規模も大きくなく競争を阻害しないと判断されました。

でも、2018年時点の企業価値はなんと”11兆円”。
買収時の100倍以上にもなっています。
本当にビジネスがうまい。

これからの10年でまたGAFAの次が出てくるでしょう。
それはどんなビジネスになるのか楽しみだ。

私たちがデータの波に埋もれないようにするには
こうしたデータの扱いに敏感になったり
企業の動きを注視していく事が重要だと思いました❗️

2020年もよろしくです❗️

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