模倣は悪かどうか
こんばんは、多分今年の夏休みは地元に帰らない足立です。
今日は、タイトルにある通り、ちょっと踏み込んだ内容です。
最近では、いろいろな情報がネットに転がり、
アイデアさえもネットで収集できるようになりました。
自分が手がける創作物に対して、
他人から盗んできたアイデアをがっちゃんこさせるのは
果たして悪なのでしょうか。
模倣に近い言葉で、パクリというのがあります。
どちらも他のものを真似する的な意味ですが、
僕はこの2つは本来全く異なるものだと思います。
人間は生を受けて、次の瞬間から学習を始めますが、
その基本は「模倣」だと思います。
ママが喋るのを真似して言葉を習得し、
食事シーンを真似してフォークを使えるようになります。
つまり人間が生きて、成長するいう状態は、
極端に言えば「模倣」によって構成されています。
このことから「模倣」とは、ある物、ある状況、状態を真似て、
自分に取り込む行為(消化吸収)といえるかもしれません。
一方、「パクリ」とは、盗む、というニュアンスを含む通り、
ある物、ある状況、状態を自分に取り込むことなく
そのまま横スライドさせて、提示した状況だと言えます。
人間の学習は、「模倣」によって成立していて、
全くのオリジナルというものは逆に、
存在できないのではないか、と思います。
創造とは、「模倣」によって自分に取り入れた無数のもの
(生まれてからの全ての模倣:経験)を自己消化し、
自分自身の要素を加味し、形成した成果と言えるのではないでしょうか。
よって僕は、模倣が悪だなんて考えていません。
良いものから良いところを吸収し、自分の作品に落とし込む。
これの繰り返しだと思います。
思いつくまま。
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