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Web会議システムの選び方!新規営業と定例ミーティングに使える目的別ツール3選

代表の貴山(@tkiyama)です。最近、「Web会議システムってどれがオススメ?」と聞かれることが増えました。仕事柄、相手の状況にあわせて様々なWeb会議ツールを使うことが多いので、これまで比較検討した経験をまとめてみました。

※2019年11月時点の仕様をもとに記事を書いています。理解が間違ってるよとか、こっちの方がいいよとかあればぜひ教えてください!

弊社で様々なWeb会議システムを使う理由

現場向け動画教育システム tebiki というサービスを提供していて、新規営業と顧客定例ミーティングでWeb会議システムを使っています。お客様は店舗/物流/工場などのいわゆる現場部門で、ITインフラが少し古い傾向があります。

マイクやカメラ認識、画面共有、アプリインストールなど、Web会議システムは本当に色々な理由でつまづくので、「相手にとって一番使いやすいもの」で選定しています。
いつも同じものを使いたい気持ちもありますが、相手とトラブルなくスムーズに会議できる方が大事なので、結果的に様々なツールを使うようになりました。

Web会議システムおすすめ3選

詳しい理由は後述しますが、まとめるとコレです。

・新規営業ならベルフェイス
・定例ミーティングならZoom
・インストールなしならGoogle Hangouts Meet


新規営業ならベルフェイス (bellFace)

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https://bell-face.com/

IEで動きます。これがすべて。

インサイドセールス、オンライン商談の流行とあいまって、SaaSでのシェアの高さは半端ない。誰に聞いても、みんな使ってます。
後述のZoom等と比べるとお値段は高いですが、他に手段はありません。新規営業はベルフェイス一択。

ベルフェイスの音声は電話です。営業支援システムとして様々な機能もあるので中の人に怒られそうだけど、誤解を恐れずに書くと、ベルフェイスとは、電話で話しながら使う画面共有ツールです。
※ベルフェイスには他ツールに似た多拠点Web会議機能もありますが、この記事では電話を使ったものに絞ってお話します。

オンライン商談してるとわかりますが、音声は電話でいけるけど、システム操作だったり、プレゼン資料を見せたり、画面共有できないとサービス説明できません。
そこで問題になるのがこの2つ。

1.  画面共有するためのURLを相手に知らせる
2.  相手がIEのときどうするか

1番の方は、相手のメールアドレスがわかれば手順が増えちゃうけどまぁなんとかなりますが、2番目がもうどうしようもない。
アプリインストールはいろいろトラブルので、ブラウザで画面共有したいところですが、どのWeb会議システムもIEでは動いてくれません。
世界から早くなくなってほしいとMicrosoft社も思ってるであろうIEですが、いまだにシェアが1割もあります。

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出所: https://webrage.jp/techblog/pc_browser_share/

弊社のような非マーケティング部門向けのBtoB営業してると、実感値としてはまだ2-3割ぐらいIE使ってるなー、という感じです。
Chromium搭載のEdgeがリリースされても 、現場のIT環境はいまだにWindows XPが動いてたりするので、IEは急にはなくならないと思います。

先進的なツールを使いこなすIT企業やマーケティング部門を除いて、普通、IE/Edge/Chromeの区別はつきません。「ブラウザー」と言って伝わるのはIT業界だけ。
それに、IE使ってるとわかったところで 、新規営業してて「IEだと動かないのでChromeインストールしてください」とか「ZoomのURL送るのでインストールしてください」とは言えないし、IEしかないようなシステム環境でZoom等がうまくインストールされる保証もありません。というか、たいていどこかでつまづく。

つまり、IEで動くことを前提としたシステムじゃないと、新規営業では使えないのです。

その他、すぐつながるとか、メールアドレスがなくても画面共有できるとか、ベルフェイスのUX設計もすばらしい。
「5秒でつながる」はうそじゃなくて、ほんとにつながります。

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定例ミーティングならZoom

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https://zoom.us/jp-jp/meetings.html

音声が一番安定してます。他ツールとは数段レベルが違う。
技術云々は置いといて、様々なお客様とのミーティングで使っていて実感するし、お客様からもよく言われます。Webミーティングとしてはここが一番大事。画面共有は多少途切れても気にならないですが、音声が途切れたりズレたりするとすごいストレスを感じます。

マイク/カメラ設定と調整、録音、3人以上のときの話者の自動切り替え、ミーティング予約などなど、Webミーティングに必要な機能が素晴らしく作り込まれてる。使えば使うほど、良さがわかります。とにかく使いやすい。

マイク/カメラ設定のソース切替のやりやすさは地味に超大事なところで、Zoomだと問題があってもすぐに特定できる。相手がZoom使ってますと言われると、最初のハードルがぐっと下がるのを感じるぐらい、Zoom最高です。

唯一のデメリットは、アプリインストールが必要なこと。インストール自体はすごく簡単なんだけど、インストールを嫌がる人はいるし、顧客側のシステム設定によってはブロックされることがあります。様々なシステム環境で、その場ですぐ確実に動くという保証はありません。
総合的にみて、定例ミーティング用ツールとしては最高ですが、新規営業には使いづらい。

インストールなしならGoogle Hangouts Meet

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https://gsuite.google.co.jp/intl/ja/products/meet/

相手がインストール不要、という点が最大のメリットです。
(Chrome/Firefoxしか動かないけど)

正式名称は、Google Hangouts Meet です。「グーグルミート」と私は呼んでます。とてもややこしいのですが、Google「ハングアウト」とは別物

相手がChromeを使っていたら、メールしたURLをクリックしてもらうだけで、相手に全くストレスなくWeb会議を開始できます。相手側の画面共有もスムーズ。シンプルで使いやすい。誰でも迷うことなく使えます。さすがGoogle。

ホスト側は、G Suiteとの契約が必要です。かつ、ChromeとFirefoxでしか動かないので、相手がChromeを使っていることが前提となります。

相手が複数人の商談だとWeb会議は戦闘力がものすごく落ちるときがある

新規営業してて、相手が複数人で、かつZoomが使えないときは、Web会議はかなりしんどいです。「お互いの顔が見えて声がよく聞こえる」という状態に、相手側のマイク/スピーカー/カメラを調整できないことが多い。

・1対1なら対面と遜色ないレベルで営業できる。
・1対2ならベルフェイスで電話をスピーカーフォンにすればまぁいける。
・1対3だといろいろ厳しい。
・1対4だともう無理。戦闘力ガタ落ち。訪問した方がいい。

という感じでしょうか。訪問できない場合の現時点での最適解は、なんとかZoomを相手に使ってもらう、かと思います。逆にいうと、相手がZoomに慣れてれば問題ない。

相手が会議室に集まってもらうスタイルは、
・複数の角度から音をきれいにひろってくれるマイク(最低2万円ぐらい)
・広角カメラ
がセッティングされてないとうまくいきません。そして、ここまでやってる会社はすごく少ないです。

ちなみに、この会議用カメラは超すごい。広角というか、360℃うつる。ZoomとOwlで、Web会議無双になれます。

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https://www.owllabs.com/meeting-owl

番外編:Whereby (旧appear.in)

Google Hangouts MeetやZoomが流行る前は、よく使われていたようです。
メニューが英語しかないので弊社では断念しました。

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https://whereby.com/

番外編:Skype

もはや老舗。たまーにSkypeどうですかと言われますが、画面共有が全画面のみで、アプリケーション単位で共有できないので使いづらい。
お客様との商談だと、手元のメモを見せられないことが多いので不向きです。

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https://www.skype.com/ja/

ピナクルズ社では一緒に働く仲間を募集してます!

tebikiという、店舗/倉庫/工場などの現場を対象とした「スマホ動画を使った現場教育システム」(SaaS) を提供しています。社員一桁台になってみたい人、会社の看板じゃなくて自分の力で事業をつくって世界を変えたい人、一緒にやりましょう!!



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