見出し画像

AIとPythonを活用したNECの業務効率化:お客様の声

日本電気株式会社(NEC)は、1899年に日本で創業され、以来、国内外の企業や行政に対してITおよびネットワークの総合ソリューションを提供し、業界をリードしています。今回お話を伺ったSさんとMさんが所属するパートナーセールス統括部は、NEC製品およびサービスの販売を支援するため、全国500社以上の販売代理店と連携し、営業支援やトレーニング、技術サポートなどを幅広く提供しています。代理店との協業を推進する中で直面した業務効率化の課題、そしてそれを解決するために導入したAI活用の取り組みについて、詳しくお話をお伺いしました。

研修内容

コース:AIを活用した業務効率化コース
研修期間:約2ヶ月

導入の決め手

AIツールを効果的に活用する技術の習得が必要とされており、それが研修導入の大きな動機の一つ。効率化とAI活用による具体的な業務改善の効果を実感するために導入を決意。



パートナーセールス統括部の役割と課題

スパルタ:
皆さん、こんにちは。今日はお忙しい中、お時間をいただきありがとうございます。まずは、皆さんが所属している部署と、その部署で行っている具体的な業務内容について詳しく教えてください。

Sさん:
こちらこそ、本日はよろしくお願いいたします。私はパートナーセールス統括部に所属しており、全国に500社以上の販売代理店を持つNEC製品の営業窓口機能を担当しています。私の主な役割は、これらの代理店がスムーズに業務を行えるように支援することです。具体的には、データの収集と解析を行い、それを基に迅速な提案活動を進めることが主なミッションです。

Mさん:
私も同じ部署で働いていますが、私の業務は営業企画としての役割が中心です。全国の販売代理店様の営業窓口として機能する中で、営業メンバーが日々の業務を円滑に進められるよう、効率的な仕組みづくりに携わっています。
急なデータ収集依頼や定期的なデータ集計作業が多く、毎回時間を取られていることが直近の課題です。私たちのサポートにより営業現場の効率化を図るのはもちろんですが、データ集計にかかる時間を削減することで、私たちの業務も効率化することを目標にしています。


研修の導入背景

スパルタ:
ありがとうございます。データ集計作業が重要な役割を果たしている一方で、その工数削減が自身の業務効率化にも直結しているというのは、大きなテーマですね。こういった背景の中で、今回の研修を導入された経緯を教えてください。

Mさん:
私は元々上司からのレクチャーを受けながら、ChatGPTを使ってPythonを独学で学んでいました。しかし、自学だけでは偏った知識になってしまうと感じ、より体系的で広範な学びを求めてこの研修を受けることに決めました。研修を通じて、プログラミングの基本だけでなく、実務に直結する応用技術に習得も目標のひとつでした。

Sさん:
特に、私たちのように日々大量のデータを扱う業務においては、AIを効率的に活用する技術が必要不可欠です。研修を通じて、これらのツールをどのようにして業務に活かすか、その方法を深く理解したいと思いました。


研修を通して感じたこと

スパルタ:
研修を受けてみて、特に印象に残ったはございますか?

Mさん:
研修でのChatGPTとPythonを組み合わせた学習は非常に新鮮でした。プログラマーを目指しているわけではありませんが、Pythonの基礎から応用まで組み込まれたカリキュラムは、技術習得へのハードルを感じさせませんでした。特に、コーディング中に遭遇したエラーや疑問点に対して、講師が真摯に対応してくれたことが大変心強かったです。これにより、学習過程での不安を大きく減らすことができました。

コーディング未経験者でもChatGPTでPythonコードを生成しプロジェクトを作成

Sさん:
私にとっては、動画学習中でもリアルタイムで講師に質問できる環境が印象的でした。オンライン学習ですが、講師のサポートが手厚いため、学習中の疑問や困った点を即座に解決できる体制が整っていたことが、スキル習得に大きく寄与しました。このようなインタラクティブな学習スタイルは、効率的かつ実践的な知識の習得に非常に有効だと感じました。


オリジナルプロジェクト作成

スパルタ:
業務の合間を縫っての学習で大変だったかと思いますが、効率よく学習に取り組めていただけたようで、何よりでございます。今回の研修では、それぞれオリジナルのプロジェクトも作っていただきましたが、その内容を教えてください。

Sさん:
私は、社内のチャットボットの学習用に、社内サイトをPDFデータに変換するツールの開発に取り組みました。社内には多数のサイトがあり、これらをPDFに変換する作業は非常に手間がかかっていましたが、今回のプロジェクトを通してそのプロセスを完全に自動化しました。作業の自動化に成功し、かなりの時間を節約できるようになりました。

Mさん:
私は、月初に顧客対応に使用しているシステムの対応履歴を集計する作業を、自動化するプロジェクトに取り組みました。以前はこの作業に毎回40分から60分ほどかかっていましたが、Pythonを使用して作業の約80%を自動化することができました。具体的には、システムから複数のCSVファイルをエクスポートし、それらをマクロで処理して、チームごとや項目ごとの件数をカウントする作業です。この自動化により、月次の集計作業が大幅に効率化され、チームメンバーも工数の削減に大変満足しています。


今後の展望と計画

スパルタ:
とても実用的で、学んだ内容を活かしたプロジェクトを作っていただけたと思います。
最後に、今回の研修を通じて学んだことを業務にどのように活用していきたいですか?また、グループ内でのAI活用や業務改善の今後の計画があれば教えてください。

Sさん:
今後は、Webサイト操作やExcel操作など、日常的に手作業が必要とされる業務プロセスを効率化する方向で活用していきたいと考えています。Pythonを活用してこれらのタスクを自動化することで、時間を大幅に節約し、より戦略的な業務に集中できるようになります。また、Pythonを業務改善の手段としてだけでなく、自己のスキルアップのためにも積極的に使っていく予定です。

Mさん:
以前はワンパターンの解決策を見つけることができなかったのですが、研修を通じて、今は学んだ知識を基に様々な問題に対して最適な解決策を選ぶ能力が向上しました。特に、課題や目的に応じて最適なプログラミング手法やロジックを適用することができるようになりたいと思っています。実務でのAIの活用は確実に進んでいくため、今後はAIを使ったツールの運用やデータ分析をより効率的に行うために、Pythonを積極的に使っていく予定です。

スパルタ:
これからの展望がとても楽しみです。今日は貴重なお話をありがとうございました。

Sさん・Mさん:
こちらこそ、ありがとうございました。


スパルタ式のAI業務効率化研修

スパルタでは、社内に導入されているAIツールをベースに、生成AIの基本操作からプロンプトエンジニアリング、実践的な業務改善までを研修内でサポートしています。

プロンプトのテンプレートをただ学ぶのではなく、実際に業務で使える業務改善プロジェクトを成果物としてお持ち帰りいただけます。

社内のAI活用や業務改善についてお悩みの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。


いいなと思ったら応援しよう!