20191230_酒小町

ギブが循環するコミュニティ「酒小町」のチーム作り#Tentのウチガワ 02

マガジン「#Tentのウチガワ」では、プロジェクト仲間募集サービス「TEAMKIT」ユーザーにインタビューを敢行し、「プロジェクト=Tent」のウチガワで、どんな働く自由やドラマが生まれているのかを探ります。


第二弾は、お酒が大好きな女性×Tent。「好きを仕事に」することを突き詰めたら、チームビルディングへのこだわりが見えてきました…!

20191230_酒小町_紹介

■今回のインタビューにご協力いただいたみなさん
・卯月りんさん
「酒小町」の代表。本業は広告代理店で働く会社員。酒小町では、PR・広報や企画、営業、イベント登壇などを担当。推しは静岡の酒蔵「花の舞酒造」の「Abysse アビス」。
 
・目黒水海さん
フリーデザイナー・アートディレクター。ブランド全体のデザインを行う。酒小町でもグラフィックやプロップ、コミュニティデザインを担当。推しは鳥取の酒蔵「千代むすび酒造」の「SORAH」。
 
・福田麻恵さん
コンサルティング会社で働く会社員。本業での経験を活かして、酒小町では営業資料の作成やクライアントとのやり取り、事業戦略作りを担当。酒小町のブレイン。推しは徳島の酒蔵「三芳菊酒造」の「KIT CAT」。
 
■今回の聞き手
野里のどか
TEAMKITのPR。アルコールが体質的に合わないが、なぜか日本酒だけは飲める。コンビニでは「澪」を買いがち。
 
■今回注目するTent
2019年6月 日本酒メディア「酒小町」の “未来” を一緒に考えてくれる人募集!
2019年11月 日本酒PR&クリエイティブチーム「酒小町」のいろんなスキルのメンバー急募!

「大好きなお酒を仕事にしたい!」1人の好きから始まった

ー本日はどうぞよろしくお願いします。酒小町は、もともとりんさんや目黒さんなど数人のメンバーで始まったんですよね?

画像2

卯月りんさん(以下、りん):お酒が好きで、お酒で何かお仕事をしたいなって思っていて、それで周りの女の子のクリエイターに声をかけて、そこから始まりました。

その時にみんなから話にあがったものが日本酒ってイメージが「男の人が飲むもの」ってゆうのが強いよねってこと。女の子でも日本酒を好きって当たり前にいえるような世界をつくりたいねってそんな話をしながら世界観を決めてメディアを立ち上げました。

 
目黒水海さん(以下、目黒):私は、りんさんにナンパされました(笑)この人、ナンパがとにかくうまいんですよ(笑)
 
りん:お酒が好きな女の子を、「何か一緒にやろうよ!」と口説いて(笑)そして女性クリエイターチームになりました。それがちょうど、2018年末くらいのことですね。
 
ーまだ1年しか経っていないんですね。
 
りん:そうですね。最初は、日本酒の魅力を発信するためのメディアからスタートしたのですが、いまでは毎月イベントをしていたり、酒蔵ツアーを企画したり、ブランディングやPRのお手伝いをしたり…事業はかなり広がっています。

画像3

目黒:2019年6月に、私がTentオーナーとなって、初めてメンバー募集をしました。そこで加入したのが、あさえさんです。あさえさんが入ってくれたことによって、酒小町の活動が一気に加速しました!
 
りん:もともとは好きという気持ちからスタートしましたが、私は、「お酒飲みながら仕事できたら最高だな~」と理想をもっていまして(笑)
 
メディアがスタートし、発信を始めてから、有難いことにお仕事としてのご相談をちょくちょくいただくようになりました。そこで、きちんと事業戦略を練りたいと考え酒小町のブレインを募集したところ、出会ったのがあさえさんです。
 
ーあさえさんは、副業として酒小町に加入したのですよね?

画像4

福田麻恵さん(以下、あさえ):はい。もともとは目黒さんの知り合いでした。目黒さんがTentをSNSでシェアしているのを発見し、TEAMKITに登録をして応募しました。
 
私はコンサル会社で働いているので、事業戦略であればできることがあるな、と思って。それだけじゃなく、資料作成とか、Excelでの整理とか、本業でやっている作業を担当したら、メンバーからとても喜ばれたんです。
 
私が普段働く環境だと、当たり前だとされるスキルで、こんなに喜んでもらえるなんて…。びっくりしましたし、とても嬉しかったのを覚えています。
 
目黒:あさえさんから応募があったときは驚きました。Tentをたてたときは、「TEAMKITユーザーはフリーランスが多いので、誰か応募してくれたら嬉しいね」くらいの軽い感じだったんです。
 
でも、はじめて私たちの想いを文章にのせてだしてみて、既存のユーザーだけではなく、「知り合いだったけど、実はこんなに想いが共通しているなんて知らなかった」ような人にまで届いたことが、思わぬメリットでした。


弱さを見せることで、できたのは仲間

画像5

ー酒小町はいままで2回のメンバー募集をTEAMKIT上で行っていますね。それぞれとても反響があったと私も感じているのですが、どのような要因があるのでしょうか?
 
りん:酒小町がもともとメディアからスタートしており、メンバーそれぞれがSNSで発信活動をしていることが影響しているのかな、と思います。
 
目黒:あさえさんを引き込めたように、自分たちがすでに繋がっている中から、親和性が高い人に声を届けることができましたね。
 
ーなるほど。Tentに集まる人は、TEAMKITユーザーにかかわらないので無限大ですね!実際に使ってみて、どうでしたか?
 
りん:正直…最初、Tentをたてることには抵抗がありました。
 
ーえ!?それはどうしてですか…?
 
りん:Tentは、SNSで拡散しますよね。そうやって広く認知する必要がありますが、SNSは友人だけではなくクライアントさんも見ています。「困っています!助けてください!」という声を上げるのは、クライアントさんを不安にしてしまうのではないか…そう考えていました。

画像6

ー「メンバー募集=人手不足」ととらえられるリスクを感じていたんですね。
 
りん:「ちゃんとやっていますよ!」というカッコいい姿を常に出していたいという気持ちもあったんです。でも、実際にやってみて、とてもいい形でメンバー募集ができたなと思っています。
 
「こんな人が来てほしい!」という、ある種、弱さのような部分を出したことによって、思ってもみなかったところから手が挙がった。酒小町の活動に共感してくれていた潜在層を引き込むことができました。
 
ー酒小町のTentは、お手本にしたいほど、丁寧に、熱量がある文章でメンバーを探していることが書かれていますよね。

目黒:メンバーに編集者の方がいるので、その方と一緒に文章を作りました。
 
りん:あとは、TEAMKITの運営メンバーにも意見をもらいました。そのようなサポートをしてもらえたおかげで、現在、酒小町はメンバーが20人ほどいます。初期の立ち上げメンバー以外は、みんなTEAMKIT経由で仲間になりました。


お酒を飲み交わし、win-winな関係か考える

画像11

ー「気になる!」を押した人はみんな、酒小町メンバーになっているのでしょうか?
 
りん:いいえ。きちんとひとりひとりと話をして、参加するかどうかをお互い考える機会を設けています。
 
目黒:だいたい、興味をもってくれた人を集めて、りんさんが日本酒を一升、小脇に抱えてやってくるんです(笑)お酒を飲みながらの合同説明会です。
 
ーそれは楽しそう!ただ、オフラインで場を設けるのは大変かと思うのですが…。
 
りん:酒小町は、ほとんどの人が副業として関わってくれています。だからこそ、お互いにとってメリットになるベストなタイミングで入ってほしいんです。
 
たとえば、「アプリ開発ができます!」という人が応募してくれたとして、その方のスキルは素晴らしいのですが、酒小町がまだそのフェーズにいっていない…そのときはお断りしています。


嫌なこともある世の中だから、ここは楽しく過ごして欲しい

ー酒小町では、ひとりひとりが活きる環境作りをしているんですね。

画像8

目黒:フルコミットで、本業として関わっている人はいない。だからこそ、自分がやりたくないことを強制的にやるような状態にはなってほしくないんです。
 
りん:やっぱり仕事って、大なり小なり、嫌なことやストレスを感じる瞬間がありますよね。全員、ほかに本業があって、そこでネガティブな感情を引き受けているなら、酒小町では、そんな気持ちは抱く必要ない。
 
目黒:メンバーにとって、ここがサードプレイスになるといいなと思います。自分がやりたいと思うことを試せる場として機能してほしい。苦手な部分はどんどん人に任せて、得意なことをやったほうが成果にもつながりやすいじゃないですか。

あさえ:そんな環境づくりは、代表であるりんさんが積極的に「できないー!」って言ってくれるからだと思います。
 
りん:私、ポンコツなんです(笑)できないことが多い。でも、反対に、酒小町のメンバーに言われて初めて「営業が得意なんだ」ってことに気付きました。

画像12

あさえ:りんさんは、人を巻き込むパワーがあるので、そのつないだ縁で仕事を引っ張ってきてくれます。私も、自分の事務スキルが誰かにとっては助けになるということを、ここで知りました。
 
りん:できないことを無理してやることないんです!やりたいこと、得意なこと、苦手なこと、嫌いなこと…みんながそれぞれ持っています。自分が苦手なことは、誰かの得意だから、頼っていい。もし、得意なメンバーがいないのなら、また、TEAMKITを立ち上げて募集をかけます!(笑)
 
酒小町に入ることを選んでくれたなら、その先に、得意を伸ばすことや挑戦することをしてほしいですね。
 
目黒:ワンマンプレーでどうにかするぞ、って人じゃなくて、助け合ってチームでいいものを作りたい、って人が向いていると思います。
 
あさえ:酒小町は、お互いに褒め合う文化もありますよね。だから自分が得意なことに気づきやすいのかもしれない。基本的にslack上でコミュニケーションをとっているのですが、目黒さんがたくさん褒めるためのスタンプを追加してくれて、りんさんがそれを押しまくっています(笑)
 
会社って、部署ごとに分かれていますし、近くにいる人は自然と自分と同じスキルセットを持っている人ばかりになるんです。でも、酒小町にはいろんな人がいて、それぞれの得意が違う。だから、みんなのことを尊敬しています。
 
りん:全く違う業種の仕事の流れが間近で見れるというのも大きなメリットですね。

目指すは「どうぶつの森」!?ギブが循環するコミュニティ

画像11

ーなんだか…みなさんが和気藹々と過ごしている光景が目に浮かぶようです。まるでゲーム「どうぶつの森」みたいな世界だなって思いました! 

りん:それは初めて言われました!(笑)
 
目黒:実は、私、どうぶつの森の世界観が好きなんです。あの世界って、ギブの精神で成り立っているんですよね。人助けをすることで周りからの信頼が積み重なっていき、それが突然プレゼントとして返ってくることがある。まず与えなきゃいけない。与えたらお返しがもらえるので、また別の人に与える…。
 
ーなんて素敵な世界!
 
りん:目黒ちゃんが、別のコミュニティに昔所属していて、そこでコミュニティの良い面も悪い面も見てきてくれたんです。良いところはどんどん真似しながら、「きちんと酒小町のカルチャーを言語化していこう!」って、彼女が言ってくれたんです。
 
私はずっと会社に勤めていたので、カルチャーを言語化するという意識があまりなく…。自分がいるコミュニティ(会社)のカルチャーは既に出来上がっていて、それは当たり前にあるものでした。ですが、自分でコミュニティを作ったら、それを表明していかないといけない。コミュニティ内のカルチャーやビジョンの意識合わせって、実は広報的な面でいうとすごく大切なことなんですよね。
 
ーチームビルディングも意識しているのでしょうか?
 
あさえ:TEAMKITでの二度の募集を通して、いまもメンバーは増えています。なので、全員がそれぞれ活躍できるような組織体系をデザインしていこうと思っています。

画像12


りん:メンバーを幸せにしていきたいよね。
 
ー外に向かって事業を大きく、ではなく、メンバーを幸せになんですね。
 
りん:好きから始めているので、やるのも楽しくやりたいです。よく、つらい仕事をした後に「酒がうまく感じる」って言うじゃないですか。お酒は美味しいに決まっているんだから、仕事だって楽しくしたいって思っています!

スキルをシェアして地域貢献。コミュニティを飛び出す酒小町の文化

画像10

ー目黒さんはフリーランスですが、りんさんとあさえさんは会社員をしていますよね。今後、酒小町が伸びていく先に、独立もあり得るのでしょうか? 

りん:私の理想はお酒飲むことが仕事になることなので、お酒一本になれば嬉しいですね(笑)
 
あさえ:私は、本業がありながら、サードプレイスとして酒小町の仕事をするバランスがちょうどいいなと感じています。酒小町はやりがい重視で、地域貢献活動にもつながるのがモチベーションになっています。
 
ー酒小町は地域貢献に関する仕事もしているんですか?
 
りん:ビールやワインって、ほとんどが大手企業が作っているんですけど、日本酒は地元に古くから根付いている一家が、家族だけで切り盛りしているっていうケースが珍しくないんです。
 
日本酒造りは専門だけど、当然、イベントの企画やPRは専門じゃない。そういった酒蔵が苦手な部分を、酒小町に「一緒にやりませんか」と声をかけてもらっています。
 
ー酒小町のコミュニティ内でスキルシェアをしているように、外部との関係の中でも得意を活かして人を喜ばしているんですね。

目黒:お酒造りって、たくさんの工程があるのに、苦手な部分に時間をとられてはもったいない。お酒造りに集中してもらい、良いお酒ができれば、その地域も盛り上がります。
 
ー最初のTentが今年の6月で、そこでは「事業として回したい」と書かれていましたよね。そして2回目の募集をしている5か月後の現在は、仕事の相談がたくさんきている状態まで成長していますが、今後はどう展開していくのでしょうか?
 
目黒:「同世代の女性に日本酒をひろめたい」という課題で酒小町はスタートしました。それが業界が抱える課題とマッチしたので、ここまで事業が伸びたと感じています。
 
りん:現在の事業は、メディアだけにとどまらず、イベントプロデュースやお酒のラベルデザイン、プロモーション活動など多岐に渡ります。「お酒好きが集まったクリエイティブチームです」って見せ方で、認知を拡大していきたいです。
 
また、メンバーの中には、フリーランスになりたくて最初の活動として酒小町にはいってくれた人もいます。なので、しっかりとマネタイズしていき、メンバー1人1人の活動の土台にしたいです。
 
ーやはり、メンバーの幸せを大事に想っているのですね。本日はありがとうございました!

今回の #Tentのウチガワ
・自分の友人たちにもTentをシェアして潜在的仲間を探す
・活動のポイントは「得意なことをし、苦手なことは頼る」
・楽しく仕事をしても、やっぱりお酒は美味しい

取材・執筆・編集:野里のどか(@robotenglish
撮影:北村渉(@wataru51
アイキャッチデザイン:ラカニメタあきら(@AKIRa_akitooon

この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?
気軽にクリエイターの支援と、記事のオススメができます!
53
プロジェクトメンバー募集サービス「TEAMKIT(チームキット)」の公式noteです。これまで見えなかった「信頼」を可視化し、これまで巡り合わなかった「縁」を創造することで、"個の時代"に適したプロジェクトの流通インフラを作ります。https://teamkit.jp