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変化を感じる大切さとは?〜成長につながる問いかけコーチング#44

変化を感じるには、まず周囲の変化から

あなたは変化に敏感ですか?
2月もあっという間に過ぎ、徐々に春が近づいてきました。季節の変わり目には、気温、風当たり、日の長さなど、あなたも五感で変化を感じることでしょう。

変化の激しいこの時代、私たち自身にも変化を求められています。それも外的要因によって変化させられるのではなく、自ら変わらなければならないと言われています。そのためには、適応力・順応性・柔軟性といったものが必要とされ、おそらく、これを読んでいるみなさんも「変化したい」「成長したい」と日々思っていることでしょう。私もその一人です。

では、どうすれば自ら変化していけるのでしょうか。変わるためのファーストステップとして大事なことは何でしょう。
実は自分が変わろうとするよりも、まず大切なのは「周りの変化に気づく」ことです。ついつい私たちは自分が変わることだけに集中してしまい、周りの変化に気づくことを疎かにしてしまいます。しかし、この変化に気づくプロセスは非常に重要です。

変化に気づくとはどういうことでしょうか。それは、時系列に対して一段俯瞰的に物事をみるということです。変化を感じる(Feel)という意味では、その瞬間どう感じるかが大事ですが、この「今感じること」が「過去感じたこと」とどのように違っているのか。ここに変化があるのです。そして、この変化に気づくことが大切です。

私たちは流れいく時間の上で生きている以上、変わらないでいることは、ほぼ不可能です。目に見えないちょっとした変化も必ず起こります。だからこそ、周囲にもどんな変化が起こっているのかを理解することが大切です。
一番基本的な変化でいうと、冒頭で話したように季節はわかりやすいですね。空気や温度、気候の変化は誰でも感じることができます。組織の中で言うと、組織の空気も肌で感じるのではないでしょうか。繁忙期のザワザワ感、重たい空気。反対に成果がでた時の活気づいた雰囲気など。こうした見えない空気の変化に敏感になっていくことが重要です。

変化に敏感になるためは、単純にそこに意識を向けてみましょう。空気感は無意識でも感じることができます。しかし、普段なんとなく感じている空気を意識的に感じてみることによって、変化に気づきやすくなります。
人間は目で色々なものを見ていますが、単純に目で見てるだけではなく、しっかり脳内で選択して見ているのです。仕事が忙しくて自分のことだけで精一杯になってしまったり、自我が強過ぎて自分のことしか見えていなかったりすると、変化に気づくことはできません。自分のことだけを考えていると、今その瞬間を感じることには敏感になりますが、過去と比べてどうかということに目を向けられなくなります。

だからこそ、ちょっと立ち止まって、今感じていることのその前はどうだったのか。逆にこれから先はどうなるのか。こういった時系列で物事を捉えていくようになると、過去からの変化、そしてこれから先の変化を敏感に感じられるようになります。

周りの変化を意識的に感じ取り、それを出発点にしてあなたのこれからの変化にも向き合ってみてはどうでしょうか。

※ 本記事は、中竹竜二Voicyチャンネル『成長につながる問いかけコーチング』より、内容を再編集し、記事化したものです。

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