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2024EWC第4戦ボルドール24時間 予選2回目 9月13日 レポート


2024年09月13日

Team ÉtoileはSST3番手スタート! 予選2回目は亀井と川崎がタイム更新

2024年シーズンのFIM世界耐久選手権(EWC)第4戦ボルドール24時間耐久ロードレースの予選が2日間に渡って行われた。

ポール・リカール・サーキットはストレートが長く、BMW M1000RRの最高速が活かせるコースだ。Team Étoile / チーム・エトワールは12日(木)の予選1回目では暫定ポールを獲得して、さらにタイム更新を狙って13日(金)の予選2回目に挑んだ。

前日の予選は17時20分からだったが、2回目は午前11時スタートだった。ブルーライダーの渡辺一樹は1分54秒472を記録。前日は1分54秒429だったため、タイム更新はならなかった。イエローライダーの亀井雄大は1分55秒263(1回目は1分55秒279)と少しタイムを伸ばして、SSTクラストップタイム(総合10番手)を出した。

予選1回目はトラブルでタイムを出せなかったレッドライダーの大久保光は、1分55秒794で6番手(総合14番手)。川崎祥吾はデータ収集もこなしながら1分59秒446と初めて2分を切った。

渡辺と亀井のタイムの平均1分54秒846が記録となったが、結果的にBMWのライバル勢が速く、SSTクラス3番手(総合12番手)グリッドを獲得。スパや鈴鹿に続いて上位グリッドからスタートできる目標をまずは達成した。

もちろん決勝を良い結果で終えることが一番の目標のため、ランキング2位、ライバル次第で王座を目指していく。これまでアベレージタイムのアップやトラブルの解消をしてきているため、良い状態でレースに挑むことができそうだ。

決勝は9月14日(土)の15時(日本時間22時)からスタートする。


ライダー 渡辺一樹

「予選1回目と変わらず風がかなり強いコンディションでした。スリップストリームを探すことを大事にしながらピットアウトしましたが、タイミングがズレてしまい、うまく1周をまとめきれなかったのが少し残念でした。結果的に同じようなラップタイムでしたが、もう少し伸ばしたかったです」

「ひとまず転倒もなく全員が予選を通過して、決勝に向けて準備を進められています。24時間の長いレースを全員が良いコンディションで走り始められるのはとても大事なことなので、良かったと思います」

「車両はいくつか問題があります。日曜日朝のフリー走行がないなかで、限られた時間の中でそれの対策を決勝に向けてチェックすることになりますが、チームが一生懸命準備をしてくれているので、自分たちができることをしっかりして完走を達成しつつ、リザルトとして年間ランキングとしても1つでも上に行ければなと思っています」


ライダー 亀井雄大

「予選1回目はユーズドタイヤで思ったよりもベストタイムが更新でき、自分のタイムとアベレージタイムも底上げできました。予選2回目は新品タイヤを入れることができて、気持ちを入れて走りましたが、昨日とは違う車体でアタックにいったことで、フィーリングが少し異なることに戸惑ってしまい、タイムは少し更新するだけで終わって悔しいです」

「自分がもう少しタイムを上げられていれば、ポールポジションも狙えたかもしれません。ここまで転倒なくこれているので、決勝はル・マンでの転倒もあり既にドキドキしていますが、淡々と走って気を抜かずにチーム一丸で走ればいい結果がついてくると思うので、明日も集中して頑張ります」


ライダー 大久保光

「予選1回目はマシントラブルで転倒して、1周もできずに終わってしまったのは非常に残念でした。トラブルは起きるものなので、他のライダーが無事に走り切れて良かったです」

「予選2回目はマシンのフィーリングが変わり、ペースを上げようとしましたが上げきれませんでした。予選3番手で終えられましたし、アベレージのラップタイムは結構自信がありますのでレースは良い走りができると思います。ただ、24時間は長いのでしっかり戦い抜いて、日曜日の15時に笑って終えられるようになれば良いなと思います」


ライダー 川崎祥吾

「予選1回目は今まで経験したことがないくらい風が強すぎて、面食らいました。自分だけうまくマシンを伸ばすことができなくて、それにも苦戦していました。コンディションが良ければペースアップができる自信がありましたが、初めての風とマシンセットの変更などでうまくタイムを残せずにすごく悔しかったです」

「予選2回目はベストタイムは出せましたが、マシンのチェックもあり、更新したといってもコンマ数秒なので、自分が見たかった数字ではありませんでした。ただ、第4ライダーとして他の先輩が走りに集中してもらいつつ、大事なデータはテストとして持ち帰る役割ができたのは良かったです」

「決勝の出番はまだわかりませんが、いつ出番が来ても走れるように準備をして、24時間無事に完走して良い結果をチームみんなで持ち帰れるように頑張ります」


EWC 2024 シーズンレーススケジュール

第1戦:ルマン24時間レース(フランス、ルマン): 4月18~21日
第2戦:スパ8時間耐久レース(ベルギー、スパ・フランコルシャン・サーキット) 6月6~8日
第3戦:"コカ・コーラ" 鈴鹿8時間耐久ロードレース第45回大会(日本、鈴鹿サーキット):7月18~21日
第4戦:ボルドール24時間レース(フランス、ポール・リカール・サーキット) 9月12~15日



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