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秋の重ね煮と食べる瞑想WS、開催しました!

10月31日、秋の重ね煮と食べる瞑想WSを開催しました。講師はアプリTeachersの食べる瞑想コンテンツでお馴染みの山田直さんです。

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秋は「食欲の秋」とも言われるように、食べ物がおいしい時期ですね。今回の重ね煮は、秋の代表的な味覚のさつまいもが主役でした。

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旬の果物を味わう

最初に簡単なチェックイン瞑想、旬の果物を味わう時間でした。今回は柿とミカンを選んだ方が多く、時間をとってその形や色、香り、味を五感を使って丁寧に観察しながらいただきます。

私はミカンをセレクトしました。冬になると生協で定期購入している訳ありミカンです。

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こうやってじっくり眺めてみると、まぁ確かに「訳ありミカン」だなぁ・・・と。そしてミカンとお皿の先にある情景・・・長崎の農園で太陽の光をたっぷり浴びて育ち、はるばると運ばれてきたことを思いました。見た目は悪くても、皮をむけば鮮やかな色と爽やかな香り!

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みかんをしっかりと意識して食べると、とても甘くてジューシーで自然をまるごといただいているという喜びと感謝が生まれます。食べる瞑想は奥の深い実践です。こうやっていただいているものをしっかりとリアルにイキイキと感じることで、自らの人生も、しっかりとリアルにイキイキと感じられるようになるのです。

講義:重ね煮とは

参加者のお一人が「重ね煮の写真に魅かれてきました!」という方がいらっしゃいました。こちらの写真です。

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確かに、これはステキですよね。お野菜ぎっしり、見るからい身体に優しそうです。

重ね煮は野菜の季節の野菜を重ね合わせ、少量の水でじっくりと加熱する調理法です。鍋の中で対流が起こり、野菜本来のうまみ・滋養がたっぷりと引出されます。ポイントはその重ねる順番です。陰陽という東洋の知恵を使い、野菜のエネルギーが美味しく調和するように重ねていきます。
仕上がりはしっとりジューシー!冷蔵庫で保存も可能で、これを元に多彩なヘルシー料理に素早くアレンジすることができます。

調理実習

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調理実習では、ひたすら切って重ねて、切って重ねて、切って重ねて・・・。「千切りは集中できる。千切り瞑想だね」というお話もありました。お鍋の中に切った食材を重ねつつ全部入れたら火にかけて、15分間待ちます。待っている間に、どのサツマイモをセレクトしたかのシェアをしました。しっとり系のシルクスイート、ホクホク系の五郎島きんとき、紅あずま・・・などいろいろ。一緒に調理しながらも、こうやって自分の好みに合わせてアレンジできるのも、オンラインの料理教室の魅力ですね。(ニンジン好きなのでニンジンを多めに入れました、という方もいらっしゃいました。)

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重ね煮ができると、そこからのアレンジ料理を2品。サツマイモを利用したポテトサラダと、きんぴら、具沢山の重ね煮けんちん汁(or お味噌汁)を作りました。

食べる瞑想

食べることに専念するために、最初の10分間を静かに食べました。いわゆる食べる瞑想です。

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最初の一口に何を食べるのか、お皿の上から一つ選びます。最初の一口、一かじりのあとに しばらく止まります。一度お箸をおいて、味わうことに集中します。その味をはじめて口にしたときのように、じっくりと味わうのです。全ての感覚を動員して、マインドフルに心から十分に味わいます。口の中で液体になるまで30回ほどかみます。そしてかんだものを飲み込んだあとも、食べ物がもたらした素敵な味の余韻を味わうのです。

参加者の感想

・玉ねぎがシャキシャキしていてポテトサラダにあっていて美味しかった。
・このくらいの手間でバリエーションができたのがいい。それぞれが美味しい!
・普段食に手をかけていないので、週に1回くらい作りたい。
・食材一つ一つの味が感じられて、穏やかな気持ちになれるなと思っていただいた。
・出汁がなくても、ゆっくり噛んで味わっていくと、サツマイモの甘さとマイタケの香りで十分な旨味に感じられた。

食べている間に、私は自分の心と体がじんわりと温まり満たされていくのを感じました。ふと「滋養」という言葉が浮かびました。

丁寧に心を込めて調理し、それをマインドフルにいただくという今回の体験が、みなさんの日々の暮らしを豊かに彩ってくれることを願っています。そして引き続き、人生に一度きりしかない「2021年の秋」を楽しみましょう!

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(Teachers代表 中場牧子)


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