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「チャクラを体験しよう!」chama先生

サンガ新社さんとの共催イベント第二弾は、chama先生による『ヨガの世界観をカラダで味わう』。chama先生、ご参加くださったみなさま、ありがとうございました。前回に引き続き、松倉福子さんの体験レポートです。)

chama先生は、南青山のヨガスタジオ「TOKYOYOGA」のディレクターであり、『ヨガヨム』というフリーペーパーの発信者です。つまり、日本のヨガ界において、とても重要な方。親しみやすいチャーミングな笑顔の奥にある探求者としての確かさ、頼もしさをその存在から感じられます。

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今回のクラスはまず体ほぐしの動きで、皮膚の内側の水の流れを意識してゆったりと始まりました。

そもそもチャクラとは何か? 

チャクラとは、輪っか、円、車輪、エネルギー・ターミナルのこと。
この世界をあまねく満たすプラーナの流れとチャクラは関係しています。

今回はそれぞれのチャクラに身体(アンナマヤ・コーシャ)からのアプローチをしていきました。7つのチャクラは、体のセンターで7つ縦のラインで繋がっています。そのうち6つは体の内側、最後の1つは体の外にあるとされます。
※アンナマヤ・コーシャ…5つの層(=パンチャ・コーシャ)のひとつ。これは10月24日フユコ・サワムラ・トヨタ先生の回のテーマですね。

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そしてここから、一つ一つのチャクラを探っていく旅へ・・・。


それぞれのチャクラを探る旅

【第1チャクラ】(LAM)
地/グラウディング、センタリングの要素。はじまりの起点。
エネルギーが漏れないようにロックする(=バンダ、といいます)。

第1チャクラを感じるワーク
まずは大殿筋をゆったりとほぐし、そのあと仰向けで坐骨と坐骨を横に広げ、恥骨と尾骨を近づけて骨盤底筋を意識する。次に腰より膝が低い座位で座り、中心軸を意識して下からのエネルギーを頭頂へ流す。


【第2チャクラ】(VAM)
水/感情、共感。
第1チャクラと共にグラウディング、センタリングの要素。

第2チャクラを感じるワーク
お臍から指3本下の位置を確認。そこから5センチ左右横に開いたところに握り拳を当てて、息を吐くとき拳を引き込む。次第に自分でお腹を引きこむように呼吸する。坐骨が離れ、尾骨と恥骨が近づくイメージを持つ。下からの縦の繋がりを感じる。


【第3チャクラ】(RAM)
火/生きる力、行動。

第3チャクラを感じるワーク
仰向けで膝を立て、お腹に重さのある座布や手を乗せて呼吸する。うつ伏せで頭を下げて、両手の平を重ねておでこを乗せるか、肩の下に肘を付き、吸う息で腹を広げ、吐く息で腹を下へ押すように呼吸する。
腰椎の前カーブと胸椎の後ろカーブ、胸椎と肩甲骨の連携を感じる。
 
座位で手の甲を肋骨の背中側に当てて呼吸する。吸うとき肋骨が外に広がり、吐くとき中心に戻る。次に手の甲をもう少し背中の下の方へ下げて呼吸する。
(そしてこのあとスプーンを使ったワークをしました。これがすごい!スプーンであれやこれやするだけで、確実に呼吸が深まるというなんとも不思議な体験でした。)


【第4チャクラ】(YAM)
風/愛と受容。調和

第4チャクラを感じるワーク                     両手を重ねて胸の真ん中に置き、肋骨の広がりを感じながら胸の中心に呼吸を送る。


【第5チャクラ】(HAM)
空間、スペース。コミュニケーション。回りとの関係。

第5チャクラを感じるワーク
耳を肩に近づけ首周りの緊張をとる。喉を手の平で交互に撫で下ろす。Booo…Booo…という喉をゆるめる発声を繰り返す。
頭、首のバランスを整え、中心線の左(陰)/右(陽)に流れるエネルギーの統合をする。鼻周りのツボを押さえて整え、最後に両鼻から呼吸する。


【第6チャクラ】(OM)
第3の目。

第6チャクラを感じるワーク
うつ伏せでスフィンクス、首の後ろを細長くして数呼吸する。背骨を意識して、球が尾骨からコロコロ上へ上がるイメージ。
眉間を意識した子どものポーズ。第3の目から息を吸い込む(視床下部、脳下垂体、第3脳室とのつながり)。眉間の奥にOMの音を響かせる。


【第7チャクラ】
統合。

第7チャクラを感じるワーク
座位で骨盤から背骨を伸ばし、一つ一つのチャクラを意識し、下からのつながりを意識する。LAM・・・VAM・・・RAM・・・YAN・・・HAM・・・OMと唱え、響かせる。
頭頂に広いスペースを感じ、体の周り全方向の空間に意識を向け、大きな球体の中に座っているイメージを持つ。そして胸の真ん中から光を放ち、身体の外側へ放たれていく・・・。


すべてのチャクラを身体で感じ、つながりを意識した最後の統合のワークでは、静けさと活力の両方を感じました。

まさにサットヴァな体験!


そして、「人生に、ヨガを。」

chama先生の道案内のおかげで、誰にでもできる簡単な動きをしながらチャクラの感覚にリアリティを感じ、身体の中にイキイキとしたつながりを感じることができました。

そしてカラダを体験する喜びに満たされ、ますますヨガというものが面白くなってくるのは間違いありません。

chama先生、どうもありがとうございました!

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文責:松倉福子

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米国クリパルセンター公認ヨガ教師(500時間)/マインドフルネス瞑想指導/朗読家。https://fukuko.yoga/

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