見出し画像

記者会見所感


日本の記者会見は進化どころか退化?

日本の非常事態宣言の記者会見は悲しくなりました。
現実を受け入れられていないリーダの虚しい発言に聞こえてしまう。
実際はそうではないと思いたいです。
政府の方々も、政治家も汗をかいて、
国民の為に最善な方法を考えてくださっていると…
事前に提出された質問に官僚の用意したペーパーを読み上げる。
これではたとえ国民のためにご尽力いただいていたとしても何も伝わりません。
それに迎合する記者もジャーナリスト魂を発揮して欲しいものです。
司会をなさっている女性官僚の仕切りも、本来なら女性が活躍するようになった!と思いたいのですが、虚しくしか聞こえません。
饒舌である必要はありません。
朴訥としていても良いのです。が、心が伝わってこない。
これは声、映像ではごまかせない。
アメリカのトランプ劇場、東京都の小池劇場、賛否両論ですが、
伝えることにおいては上を行きます。
内容が無くても、”キャッチコピー”、”本音”、”人間味”、”感情”などが
作用するのでしょう。
作り込まれた記者会見、プレゼンテーションは嫌だというのは分かります。
”あざとい”アレルギーの方が多いのは日本人の美徳でもあります。
ただ、リーダーは同じことを何度も何度も語りかけて、
常に心から語る姿勢を見せていかなくてはなりません。
私どものアドバイザリーでも、
このハードルを乗り越えられるかどうかで大きな違いが見られます。
ふと気がつき、失敗もありだ!と思われて、開き直り?のような心境に至ると、
肩の力が抜けて、素の、ありのままのお人柄が出てきます。
この気づきのあった方は英語でも日本語でもコミュニケーション能力が
ググッと向上します。

蛇足ですが、菅総理、twitterで、
数少ない言葉での発信が向いているかも?と思いました。
今のアカウントは秘書の方々が代筆ですものね。
ご本人のぼやきなども入れてみたらと思ってしまいました。

画像1


香港の暴動は美しいけど、米国議事堂の暴動は暴挙?

米国の暴動について各国の首脳や報道官のコメントを聞いて
苦笑いをしていました。
中国とロシアはここぞとばかりに皮肉を言っていましたね。

下記はどれもオリジナル言語の翻訳です。

中国外務省の華春瑩報道官は
「アメリカの主要メディアは今回の件を口をそろえて非難しているが、
香港の過激な暴徒には『民主の英雄』と美化した」

”The electoral system in the United States is archaic,
it does not meet modern democratic standards,
creating opportunities for numerous violations,
and the American media have become
an instrument of political struggle,” 
“This is largely the reason for the split in society
now observed in the United States.” 
こちらはロシアのMaria Zakharova 報道官。

ペロシ下院議長は以前、香港での民主化運動の暴動を
”美しい”と表現していました。
これがダブルスタンダードと皮肉めいた発言も多かったです。

各方面からの声明は勉強になります

CSISのハムレ所長の声明はとてもわかりやすく、
重厚感のあるものでした。
おまけ配信でこれからいくつかご紹介できればと思っています。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?