Slack 内のParty Parrot の生息数調査

はじめに

こんにちは,株式会社 Acompany の歌島です.
この記事はAcompany Advent Calendar 2022 の7日目の記事になります.

本記事ではSlack 内のParty Parrot 系統のスタンプを集計した結果について述べます.大塚さんがSlack 内のスタンプを集計されていたので,それに便乗しようということでParty Parrot の集計をすることにしました.Party Parrot とは図1に示す鳥で,グルグルと動くのが特徴です.

図1. Party Parrot

スタンプの意味は曖昧ですが,ポジティブなイメージで幅広く使っていけるので,非常に使い勝手の良いスタンプとなっています.そのため,広く使用されており,Slack 内のスタンプ利用について知るための適当な対象といえるでしょう.

準備

ここでは,集計の条件などについて述べます.

Party Parrot に該当するスタンプ

弊社Slack 内には7種の在来種(図2)と人為的に持ち込まれた7種の外来種(図3)が存在しています.この14種をParty Parrot とします.なお,外来種7種が持ち込まれたのは2022年10月17日です.

図2. 在来種

在来種の名称は,左からsuperguruguru, guruguru, bob_ross_parrot, ship-pirrot, laptop_parrot, guruguruthumb, guruangel となっています.

図3. 外来種とその持ち込みの瞬間

外来種の名称は,左からdeployparrot, dark_mode_parrot, everythings_fine_parrot, exceptionally_fast_parrot, plusultrafastparrot, sleeping_parrot, japan_parrot となっています.

なお,このParty Parrot たちの回転速度はおおよそ
sleeping_parrot(停止) < guruguru (= その他) < superguruguru < exceptionally_fast_parrot, plusultraparrot 
となっており,速度に勝る外来種によって在来種が駆逐されてしまうことが危惧されています.そのため,在来種と外来種の生息数を比較することで現状を確認することが目的になります.

集計方法

集計はワークスペース内の全てのpublic channels を対象に,各チャンネルについて1000個までの投稿を対象にします.
また,2022年1月から11月まで,1ヶ月ごとに該当スタンプの使用回数を在来種と外来種に分けて集計しました.
集計にはSlackAPI を使用しました.SlackAPI の使用方法などについては既に紹介している記事が十分に存在するためここでは割愛します(以下SlackAPI を用いたスタンプ集計の方法が書かれている記事の例).

結果

集計結果を図4に示します.青は在来種,橙は外来種を表します.

図4. Party Parrot の生息数

実数値は次の図5のとおり.

図5. 生息数の実数値

全体の生息数としては,9月から大きく数を増やしていることがわかります.9月はSlack の投稿をピックアップする試作が開始された月で,その効果が表れていると考えられます.
外来種はまだ持ち込まれたばかりで,その影響をみるには今後の観察が必要ではありますが,現状ではある程度のシェアをとったもののバランスを取って共存している状態に見えます.

おわりに

本記事では,Slack 内のParty Parrot 系統のスタンプを集計した結果について述べてきました.結果として,9月から大きく数を増やしていること,在来種と外来種はバランスをとって共存していることがわかりました.
今後の課題としては,スタンプごとに集計をとって主要な種や希少な種を明らかにすることや,チャンネルごとに詳細をみていくことで生息地を明らかにしていくことが考えられます.また,外来種の影響を見るという意味では,同様の観察を今後も続けていくことが重要となるでしょう.

大変ふざけた記事になってしまいましたが,スタンプ集計の面白さのようなものが少しでも伝わっていれば幸いです.

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