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[風景パース] 透視図法について初心者にも分かるように


駆け出しのレタッチャーやイラストレーターなど
画面構図の知識を欲しいと思う方はきっと多いはず
(当初の僕がそうでした)

今回は透視図法について軽くまとめておこうと思います。

⬇︎パースについてあまり学んでない頃の絵


透視図法の種類をざっくりと

透視図法は画面内に空間関係を持たせる場合に用いる技法。

全体の消失点が何個あるかによって
一点透視図法から三点透視図法まである

一言で言ってしまうと
対象を正面から描きたい場合→ "1点透視図法"
対象を斜めから描きたい場合→ "2点透視図法"
対象に高さor低さの奥行きを出す場合→ "3点透視図法"

(✳︎正式な理解じゃありません)


透視図法と目線

透視図法と切れない関係が
アイレベル(目線の事)
        ||
水平線の位置

なぜならアイレベル上に消失点が乗るから
(1点透視以外は消失点が画面外じゃないとダメ)


透視図法を描く際の手順

いざ透視図法を用いて、イラストを描こう!
としても筆が止まる人いませんか?
✳︎まさしく僕がいつもそう

なので透視図法を描く際の
手順を整理整頓( ˘ω˘ )

1. ラフ画
(こんな感じの家を描きたい..)

2.目線を決める
(目線の高さがここ! だから屋根上の瓦は見えないはず...)

3.パースの線を引く
(斜めから見るから2点透視図法で...)

4.↑を基準に対象を描きなおす
(壁の線が歪んでる_φ(・_・)

5.綺麗な線を引き

6.完成へ向け描き続ける


ざっくりと。
超初心者のあなたも
基礎の透視図法に則った絵がきっと描けます!


透視図法の法則

それぞれの透視図法には
ちょっとした特性があります。
(正確にパースを取るとすればの話)

箇条書きでチョチョっと描きます。

1点透視図法の特性

●奥行きが一方向のみ
(正面から見てるから、画面真ん中が奥の方まで続く)
●一点透視と言いつつ実は一点じゃない
(僕らが見てる風景とは違和感がある)
あくまで画面の中心の辺りに収束する = "一点に"じゃない

2点透視図法の特性

●対象の縦線はアイレベルに垂直
(垂直でなければ3点透視図法かパースを意識しすぎない構図)
●パーズが合わさる部分が鋭角になる事はない
(超鋭角の建築物とかは別)
●消失点は画面外に置かないと変になる(↑と意味は同じ)

3点透視図法の特性

●対象物が三角形(パース線の事)の中にある
●縦の概念が無ければ2点透視図法
●群像の際には縦を意識しすぎるとバランスを失う


対象の見方(上段、中段、下段)

これは3パターン

●ふかん
●正面
●あおり

------

パースは重要だけど重要じゃない

これは僕が正直に思う事( ˘ω˘ )
パースを知らずに風景を描くと
説得力がなくて違和感の凄い絵になってしまうんだけど

例えば、机=四角形
とは限らないし

「そういう形の物を描いてるんだもん!」
て言えばそれまでです_φ(・_・

「パースっていう知識があるらしい、とりあえず知っとくか!」
位のスタンスが、一番楽しく取り組める姿勢かと思います。


まとめ

上記で描いた事を
極端にまとめますと以下の通りです

構図を決める際は
・対象物をどの位置から見てるのかを決め
(アイレベルを定め)

・奥行きをどう表現するのかを決め
(何点透視図法か決め)

・それぞれの特性に注意しながら描いていく。

となります_φ(・_・

勉強すればするほど奥は深いと思わされます。
(建築のパースなんて特に)

今後何かしらのビジュアル表現を始めたい!
と考えてる方にとって有益となれば幸いです。

こちらもどうぞ⬇︎_φ(・_・


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