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ドロワーの1段目 065

連日の総会話は一旦横に置いて、みんな大好きドロワーの中身の話をしたいと思う。

ドロワーとは引き出しのことだが、私たちがいうドロワー(すごく狭い世界)はケーブルなどを収納するキャスター付きのハードケースの事を指す。

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ハードケースinの引き出しだ、これは小物を整理する際に非常に便利なのでまだ作ったことがないところは作ったほうが良い、私はむしろ家の整理もこれが欲しいくらいである。

このドロワーは以前紹介したアルモアで作ってもらえるが、サイズや引き出しの個数、仕切りの形などすべて相談に乗ってくれるので自分好みの引き出しを制作可能である。
大きいものだとタンスのようなケースを作ったりもできる。

私はこのドロワーにオペ卓周りの小物を収納しているのだが、今日は一番バラエティに富んだ1段目の小物たちを何故入れているのかも含めてご紹介したい。

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1段目の写真。1段目は基本的にどの現場に行くときもラインナップはあまり変えず入れっぱなしである、いつどこでどんな形で必要になるのかがわからないが、あると便利グッズをいれているつもりだ。

〇ペン類・・・台本は紙ベースなので、きっかけやメモを取る際にペンはマスト、いちいち筆箱を持っていきたくないので、そのまま入れている。黒マッキーとぺんてる赤サインペンは必ず常備。色違いの青、緑なども使用頻度高い。

〇簡易工具系・・・ドライバーは2号と3号を必ず、1号はあまり使わないので、+精密ドライバーで十分かと、3号は電気関係で多く使うので頻度高い、他はBOSCHのミニラチェットセットは最近入れたがサイズ感がgood。
ナグリもレイヤーや基礎舞台関係での使用があるので一本あると安心。
シノも単管使う場合はマストになってくる。

〇メジャー・・・これは電子メジャーを常に持ち歩いてはいるが、ちょっとした採寸、図面検証、スクリーンのタッパ決めなど使用頻度高い、2個入っているのは、他の人から貸してといわれる事も多いので2個は必要。
スクリーンのタッパ決めは3mぐらい折り返して立てて使うことになるので、芯の強いメジャーにしておくのがおすすめ。

〇カラビナ系・・・吊りもの、ケーブルのテンション吸収、落ち止めなど使う事多い、耐荷重があるのでちゃんと守って使いましょう。安いカラビナは耐荷重10Kgしかないものもあるので気を付けましょう。

〇テープ系・・・ガッファー、ビニテ(黒・白)、ドラフティングテープは常備、別の段にガムテを入れている。ビニテは使用頻度多いので新品を常にストックしておいたほうが吉。
ガッファー?って方は↓を。

〇メガネ拭き・・・以外に使うメガネ拭き、レンズ汚れや液晶汚れ、ステージの上に載るものをきれいにふき取る際にも使う、小分けされているものが乾燥せずに良い。コーティングされたモニターに使ったら殺されるので何でもかんでも拭かないように。

〇EDIDエミュレーター・・・PC接続の際にはEDIDエミュレーターがないと詰むことがあるので、常に入れている。これはいつか詳しく書きたい。
EDIDを制すものがPC出力を制す と言われているとかいないとか。

〇ライト系・・・裏方というのは暗闇に潜む仕事が多いので、明かりは必須。台本が読みづらくてきっかけ間違いなど言語道断。視界を確保することで失敗をなくしましょう。
ヘッドライトとUSBライトなどが入っている。ヘッドライトはEnergizerかPETZLを使用中

〇電池・・・単3/単4/CR2032あたりは常備。EVOLTAはコスパ悪いので金パナがメイン。アスクル電池でもいいので入れておくことに意味がある。本番中にワイヤレスインカムの電池がなくなったりしたら目も当てられない。
自己解決できるようにしておくのが吉。

〇3P-2P/AC変換・・・いわゆるブタバナ。電源はあるのに繋げないということにならないように。電源部が重くなるので抜けないように養生必要。
手持ちが無く、のっぴきならない場合は思い切ってアース折りましょう。

〇電波時計・・・時計なんてスマホで十分、そう思う人もみんなで見れる時計がオペ卓には必要なケースも多々。いちいち現場でスマホなんて見てられないし、電源落とさんかいというケースもありえる。一台あることで中継などの遅延を測るのにも便利。
この電波時計は某エンタープライズ社の方から数年間お預かりしっぱなしのものです。。。

〇CD/DVD/BD・・・今時盤面なんているの?と思うが一年に1回ぐらい出番がやってくる。
収録データやりとりや書き込みミス、音源を渡すのにホール設備がデータ対応していないなど、直接自分のセクションというよりは困っている人を助けれる、かつ一目置かれる持ってて損のないディスク類。

【番外編】ここからは趣味みたいなものです。

〇温湿度振動センサー・・・運搬時の衝撃、機材温度のデータ化のために使用、冬の雪国に何日も持っていく場合に機材の温度がどこまで下がったか、運搬時に大きな衝撃はなかったか、毎回ではないがログとして取っている。
機材によっては温度が下がりすぎると結露問題が生じるので。
私の使っているのはもうディスコンだが後継機種だと以下のようなものがある。使ってみると楽しい。 野外現場の夜中の温度測定などにも便利。

〇ピックアップツール・・・隙間に落ちた変換などを回収できるLEDライト付きのピックアップツール、先端に磁石がついている。Rolandさんがいつかの展示会のノベルティでこれをつくられていたのでそれをずっと使っている。市販でもあるようだ。
常設機材と一緒に設置したりする場合は闇の中に変換コネクターが落ちていくこともしばしばあるので、こちらも年に1度くらいの頻度で使用機会がやってくる。

〇耳栓・・・趣味の合わない爆音現場は集中のために使いましょう。
      体が資本の仕事です。

これが15年現場で生きてきて痒い所に手が届くものを集めていった結果のものたち。まだ第2弾もできる物量があるので、それはまた別の機会に・・・

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