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【インドネシア】宗教的な考え方と経営理念

インドネシアの中村です。

最近ナショナルスタッフとのちょっとした会話で
イスラム教に関して話す機会がありました。

彼女は、結構熱心なイスラム教徒で
コーランの一節について詳しく話してくれました。

私が小さい頃さほど意識した宗教的文化が身近にあまりなかったせいか、
高校生や大学生になってやっと宗教に興味をもつようになりました。

宗教にも国境をまたがるものや、小さな地域で根深く在るもの、大なり小なりたくさんあります。

宗教をどこまで細かく分類して「同じもの」と扱うかはさておき、宗教も1つのコミュニティです。


そして宗教というコミュニティでは、その宗教が描きたい、目指している世界というものが存在します。

人はそれぞれ、その信仰心の強さにバラツキはあるけれども、宗教という名の目指している世界に向けて信者として行動を起こします。
それが礼拝であったり人への接し方にまで現れたり、そういった人々の行動が、結果としてその宗教の目指す世界を生み出していきます。

これは、非常に会社の企業理念と似ているもので、

会社も1つのコミュニティの場であり、
ある一種の目指したい、描きたい世界というものが存在します。
それが企業理念という言葉で表されています。

営業は宗教的言葉で言い換えてしまうと、
ある一種の布教活動と呼ぶことができ、
TCFは世界中に拠点があるので、
世界中でTCFの企業理念の普及を行なっているとも言えるわけですね。

今世の中では、
会社や宗教だけにとどまらず、国家や家族やオンラインサロンや、スポーツクラブなどなど大なり小なり多くのコミュニティが存在し、
そのコミュニティの枠組みの境界線はさらに曖昧になってきています。

会社は、もはや自分の生活や家族(小さなコミュニティ)のために稼ぐためだけの場所では無くなってきています。
経営者が稼ぐ事だけを価値観として持っていては人は絶対についてこないし、集まりません。

しかし、どんな経営者ももはや稼ぐ事だけを考えている人はほぼ存在せず、
目指したい世界や価値観がたしかにあり、顧客も社員もその価値観に根付く幸せを感じて生きて欲しいと心から願っていると思います。

しかしその企業理念という名の目指したい世界がうまく言語化されておらず伝わらなかったり、
はたまたそれを改めて掲げた時に今まで一緒に働いてきた人々から共感を得られるのかと不安になったり、、、
そんな経営者へのサポートが我々の経営コンサルであると考えます。

これから会社という名のコミュニティが100年200年300年、、、
と存続していくには、

いかに企業理念という名の、目指したい世界を圧倒的に掲げ、
共感を生み出して共感者を増やしていくかなのではと改めて思った次第です。


来週も頑張りましょう!


東京コンサルティングファーム
【インドネシア拠点】
中村文香

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