さしかえ_改版_

トランプ大統領との頂上決戦に臨むのは?~激戦の民主党候補者選び~(2月3日Nスタ)

3日に中西部アイオワ州で始まった
民主党の候補者選びが、熾烈を極めています。

宮本さん

宮本記者:
今、大きな「バーニー」コールが上がっています。サンダース上院議員が姿をあらわしました。会場に入りきれない人が、外で出迎えています。

サンダース

アイオワ州での支持率首位、急進左派バーニー・サンダース氏(78)は
アメフトの祭典「スーパーボウル」を放送するバーを訪問、若者を中心に多くの熱烈な支持者が集まり歓声を上げていました。

バイデン

そのサンダース氏に支持率同率首位で並ぶのは中道派のバイデン・前副大統領、77歳です。喜寿を迎えたふたりの候補を猛烈に追い上げる「世代交代の象徴」がいます。

トランプ

トランプ大統領に発音できない名前と茶化された
ピート・ブティジェッジ(Buttigieg)氏38歳
「一体感のある、大胆で行動的な政治にしましょう」と呼びかけます。

ブティジェッジ

どうせい

8か国語を操る秀才で従軍経験もあるだけでなく、同性愛を公表した初めての有力候補です。

支持者は「今の人種差別的な政権とは完全に真逆の人物で非常に賢く、優秀だ」とブティジェッジ氏を賞賛します。

最大のアピールポイントは、29歳で市長となり中西部インディアナ州のサウスベンド市を立て直した実績です。

サウスベンド市はかつて自動車メーカーが拠点を置き栄えましたが、60年代の工場閉鎖で街は荒れ果て「全米の死にゆく10の都市」に選ばれました。

候補者選び2

若き市長はその象徴である工場の改修に投資を呼び込み、先端企業の一大拠点に変身させたのです。

工場

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8年間の市政で失業率は激減し、人口は半世紀ぶりに増加しました。

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インディアナ州はトランプ氏が前回選挙で勝っただけに対抗心がにじみます。

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ただ「若すぎる」との声もあり、若者や黒人からの支持拡大が課題です。

混沌とする民主党を尻目に・・・

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CMに12億円を投じた異端の大統領に対抗するのは、どの民主党候補でしょうか。


宮本さん(改)

ニューヨーク支局 宮本 晴代 記者

報道局社会部で警視庁、文科省担当。のち、「報道特集」ディレクター時代は日本人遺骨問題を中心に北朝鮮取材を重ねる。「news23」ディレクターとしてトランプ大統領誕生の瞬間に立ち合う。2017年からニューヨーク支局で国連取材を担当しつつ、米国社会の森羅万象を見る。特技はハンガリー語。

【放送されたVTRはこちら】