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現場から、 ~TBS NEWS~

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TBSテレビ報道局が運営するnoteです。記者個人noteやNEWS23スタッフnoteなどをまとめています。公式WEBサイトはこちら→http://news.tbs.co.jp
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#TBS生活防災

ワクチン接種始まるも・・・課題山積

日本でもようやく始まったワクチン接種。接種スケジュールは、なぜ確定しないのか?ワクチン1瓶で6回分接種できる“特殊な注射器”は、どう確保していくのか?課題は山積しています。 ■日本でも始まったワクチン接種 写真:東京医療センターで行われるワクチン接種(2021年2月18日) ワクチンの先行接種2日目。2月18日も全国の医療機関で着々と接種が進んでいます。 水戸医療センター 山口高史 院長:「インフルエンザより痛くないですね」 厚生労働省によりますと、2月17日に接種

🇺🇸NY州でワクチン接種した日本人の幼稚園の先生に聞きました(2度め接種後、翌日の副反応を追記。ページ最下部参照)

新型コロナの感染者数が2500万を超えたアメリカ(1月24日時点)。ワクチンの接種が始まったのは2020年12月14日で、第一号となったのはニューヨークの女性看護師だった。そこから1ヶ月以上が経過したが、医療従事者の4人に1人がワクチン接種を拒んでいると報じられるなど、実は忌避感も強く、1月26日時点での接種率(1度目)は約6%(同日時点でイスラエルは32%、UAEで24.5%)。今回話をうかがったのは、在住歴22年でニューヨーク州ウェストチェスターの幼稚園教員、中山真由美さ

米ロサンゼルス 1か月で感染者倍増

世界中で新型コロナウイルスの感染拡大が止まりません。世界で最も多い死者と感染者が出ているアメリカでは、1月16日にロサンゼルス郡の累計の感染者数が100万人を超えました。ロサンゼルスの新型コロナ対策は、どうなっているのでしょうか。 ■1か月で50万人増加 ひっ迫する医療体制驚くべきは感染拡大の速さです。累計の感染者数が50万人を超えたのは先月(2020年12月)11日、つまり1か月あまりで感染者が50万人も増加、倍増したことになります。そしてロサンゼルス郡の人口は約1000

緊急事態宣言 7府県“追加”の背景は?

■緊急事態宣言 大阪・京都・兵庫・愛知・岐阜・福岡・栃木を対象に追加 (菅義偉首相の会見 2021年1月13日) 1月7日に1都3県を対象に発表された2回目の緊急事態宣言。1月13日に大阪府・京都府・兵庫県・愛知県・岐阜県・福岡県・栃木県の7府県が新たに対象地域に加えられました。期間は1都3県と同じく2月7日までとなっています。7府県の追加、なぜこの時期となったのでしょうか。 ■“宣言”発表後に相次いだ“要請” (吉村洋文 大阪府知事  井戸敏三 兵庫県知事  西脇隆

1都3県に緊急事態宣言発表 菅首相会見(2021年1月7日 抜粋)

さきほど新型コロナ対策本部を開き緊急事態宣言を決定をいたしました。対象は東京・千葉・埼玉・神奈川の1都3県であります。期間は1か月です。第一に飲食店の20時までの時間短縮。第二にテレワークによる出勤者数7割減。第三に20時以降、不要不急の外出の自粛。第四にスポーツ観戦・コンサートなどの入場制限であります。昨年11月以来、専門家のご意見に沿ってGoToトラベル順次停止し、飲食店の時間短縮を要請いたしました。早期に時間短縮に取り組んでいただいた地域では、その効果が現れ、感染者を抑

【news23】実用化は?ワクチン開発 最大の壁は1万人の治験者確保 村瀬キャスター解説(2020年7月17日放送)

山本アナウンサー: 新型コロナウイルスとの戦い、まだまだ続きそうですが、大きく変えると期待されているワクチン開発の最前線について、村瀬キャスターです。 村瀬キャスター: ワクチンは世界各国が競って開発を進めています。 国産ワクチンはいつ実用化されるのか?開発の現場にカメラが入りました。 (2020年7月17日(金)放送「news23」より) ■VTR「ワクチン開発の最前線」 「日本の新型コロナウイルスワクチンの開発の先頭を走っているのがこちら(大阪・吹田市)の建物にあ

急げ!医療品の国産化

依然として感染者が報告される新型コロナウイルス。第2波への懸念もある中、解消されないのが医療物資の不足です。海外に頼らず国内生産を増やそうとモノづくりの現場が動き始めています。 ■第2波迫る中、発熱外来をもつ街のクリニックの現状は? (多摩ファミリークリニック 大橋 博樹 院長) 川崎市の登戸にある多摩ファミリークリニックでは、新型コロナウイルスに感染している疑いのある患者を診察するために発熱外来を設け、対応しています。現場の医師を悩ませるのは・・・医療品の不足です。特

感染者を看続ける介護施設の苦悩

コロナ渦の中、集団感染が起きた介護施設の訴えです。入院できる病院が足りず、感染した高齢者を、施設の中で看続けざるを得ない状況に追い込まれていました。(JNNニュース 5月29日放送) ここは関東地方にある介護老人施設です。 感染拡大前、入所者が、食事やレクリエーションなどをしていたスペースは、いま、がらんとしています。 「密接」を避けようと極力、個室から出ないようにしているためです。家族の面会も禁止。今回の取材も撮影は施設長が自ら行いました。 介護の職員も完全防護の態

自粛で広がる 少女たちからのSOS(2020年5月21日JNNニュース)

新型コロナウイルスによる"外出自粛"の影響で孤立を深める少女たちが増えています。"自粛"の狭間で彼女たちの支援を続けるNPOの取り組みを追いました。(2020年5月21日JNNニュース) 外出自粛で家に居る時間が増え、追い詰められているという少女からのSOS。 電話やLINEを通じて全国の少女たちの相談に応じるNPOには親からの虐待などの訴えが相次いでいます。 厚労省によりますと、今年1月から3月にかけて全国の児童相談所が対応した児童虐待の件数は、前の年と比べて1割から

"1日1万件" 韓国 最大級のPCR検査機関(2020年5月12日 JNNニュース)

徹底的なPCR検査の実施で感染者数を減らしてきた韓国。人員をかけずに検査を実現する「完全自動化」されたシステムとは?海外輸出も視野に入れた”検査キット”製造の最前線も取材しました。 「完全自動化」されたシステム 防護服を装着する取材陣 ここは、23万7000件(5月10日現在)のPCR検査を実施してきた韓国最大級の検査機関。防護服に着替えて中へ入ります。 ”1日1万件”の検査を可能にするのは、自動化されたシステムです。 「これでプレートに検査試薬を注入しています

地震や大雨 災害が起きたら・・・避難は?コロナ対策は?どうする?(2020年5月19日Nスタ)

大雨シーズンを迎える上、いつ地震が起きてもおかしくない日本列島。今、大災害が起きた場合、新型コロナウイルス対策はどうすればいいのでしょうか。 雨にたたきつけられるブルーシート・・・千葉県・館山市の布良(めら)地区では、去年受けた台風被害の爪痕が色濃く残っています。 立て続けに3つの台風に襲われた館山市。約2300人の市民が身を寄せたのが避難所です。当時、市内17か所に設置されましたが、想定以上の人が押し寄せ、避難所の増設を余儀なくされました。 新型コロナウイルスの収束が

全国初の“重症者専門病棟”を取材(2020年5月15日JNNニュース)

千葉県に新型コロナウイルス患者の専門病棟を建設し、すでに受け入れを始めた民間病院があります。全国に先駆けた取り組みの現場にJNNのカメラが入りました。 千葉県松戸市にある千葉西総合病院。 その駐車場で、プレハブの医療施設の建設が突貫工事で進められています。 守田 哲 記者:「こちらの新型コロナウイルスの専門病棟では、今まさに完成に向けて建設が進んでいます」 新型コロナウイルスの専門病棟。その内部にカメラが入りました。2つの棟からなり、全部で30床。軽症・中等症から重症

新型コロナの影で・・・付き添い制限で子どもと会えない家族の苦悩(2020年5月11日Nスタ)

新型コロナウイルスの感染拡大は、難病などの治療のために入院している子どもたちにも影響を与えています。治療中の子どもたちの多くは免疫力の低下など細心の注意が必要です。このため、病院側は感染防止策として、家族との面会や付き添いを制限せざるをえないのです。わが子と会えない家族たち、それぞれの苦悩とは? 難病と闘う少年と家族 小学6年生の岸部蹴くん。 小さい頃から地元のサッカーチームに入り、運動が大好きです。 元気に見える蹴くんですが、実は小学1年生の頃から難病と闘っています。

フランス・パリ 小学校再開も厳しい現実(2020年5月15日Nスタ)

ロックダウン=都市封鎖が解除されたフランス・パリで小学校が再開されました。今後、日本でも学校再開が本格化していきますが、厳しい現実があるようです。 大八木 友之 記者:「小学2年生の授業が行われていますが、こどもたちの距離はかなり開いています」 5月11日にロックダウンが解除されたパリで、2か月ぶりに小学校が再開されました。 フランス政府は再開にあたり、クラス定員は15人までとし、子ども同士が1メートルの距離をとるよう指導しています。 廊下には距離の目安や進行方向を示