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現場から、 ~TBS NEWS~

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TBSテレビ報道局が運営するnoteです。記者個人noteやNEWS23スタッフnoteなどをまとめています。公式WEBサイトはこちら→http://news.tbs.co.jp
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2020年7月の記事一覧

新型コロナで息を吹き返す「イスラム国」 終わらぬ中東テロリズム(村瀬キャスター取材)

思い出の味とよみがえる記憶味や匂いが、過去の記憶と強く結びついていることってありませんか? 写真や映像を見返すよりも、特定の味や匂いによって鮮明な記憶がよみがえることが私にはよくあります。 例えば、カップ焼きそばの味です。私にとってその味は、高校時代の夏のプールサイドの記憶と結びついています。 水泳部に所属していた私は、よく練習の合間にプールサイドで間食をしていたからです。今でもカップ焼きそばを食べると、肌に照り付ける日差しのじりじりとする感覚や、プールから漂ってくる塩素の匂

海開きなどの取材で、子どもがカメラに水を浴びせかけています。それでも平気なほど、防水なのですか?【教えてTBSニュース】

【教えてTBSニュースに寄せられた質問】 海開きなどの取材で、子どもがカメラに水を浴びせかけています。それでも平気なほど、防水なのですか? この質問に映像取材部の酒井克直カメラマンが答えてくれました!! 私たち報道カメラマンが日ごろ取材で使っているカメラ(ENGカメラ)は、防水ではありません。 そのため、カメラに装着する“雨合羽”のようなものを使っています。 この“雨合羽”はメーカーや放送局によって“レインカバー”や“レインジャケット”と呼ばれていますが、TBS報道局の

コロナ感染が急増する中、深刻化する“コロナうつ”と対処法は…

新型コロナ感染が急増する中、“コロナうつ”になる人はますます増えて深刻化している。どのような悩みや不安が多いのか、どう対処したらいいのか。日本産業カウンセラー協会のシニア産業カウンセラーで公認心理士の伊藤とく美さんに聞いた。 ○より深刻化する“コロナうつ” コロナ感染が急増する中、以前よりも感染に対する不安は増している。1か月前と比べて相談数は1.5倍程度になり、新規の相談者も多い。自分の会社の中でも感染者が出ているところもあり、コロナがより身近な存在になってきたのが要因。

SDGs推進へ、官民連携プロジェクトが発足

国連が提唱するSDGsの推進と日本での認知の拡大を目指す官民連携プロジェクト『ジャパンSDGsアクション推進協議会』が発足し、記者会見が行われました。 国連のSDGs(持続可能な開発目標)は貧困、格差、気候変動など世界が共通で抱える17の課題を2030年までに解決することを目指す行動指針です。 「ジャパンSDGsアクション推進協議会」は、コロナと共に生きなければならないこれからの時代にこそ、SDGsを旗印とした持続可能な社会の実現が必要で、そのために一人一人が行動を起こさ

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【サンデーモーニング】2020年7月26日放送 黒板解説「ALS嘱託殺人とSNS」解説:竹下隆一郎

・ALS患者の女性と逮捕された医師らは面識はなし。結びつけたSNS ・個人の思いを受け止めるインターネットに潜む影 ・専門家や政治が真に苦悩の受け皿になる世の中に…

2020年7月19日「風をよむ~アルマジロの体温」

全身を鎧で覆ったような姿、ボールのように身を丸めるその仕草など、ほ乳類の中の異色の存在、アルマジロ。 そのアルマジロが、今、世界が直面する課題を考える上での、ヒントになるかもしれません。 オックスフォード大学 ポラード主任研究員 「これはワクチン開発の大きな一歩。そして急速に前進しています」 イギリスのオックスフォード大学と製薬大手「アストラゼネカ」が共同開発中の新型コロナウイルスのワクチンについて、初期の臨床試験で強い免疫反応が確認されたことを公表。 新型コロナ

コロナ禍で病院経営が悪化 国は役割分担を考えた総合的な戦略を

新型コロナウイルスの感染拡大の影響で全国の病院経営が悪化している。東京女子医大では夏のボーナス支給をめぐって看護師が一斉に退職を希望していると報じられるなど一部の病院では雇用問題にまで発展している。コロナ禍での病院経営悪化の背景にある構造的な問題と今後、国がとるべき対策について考える。 ○全国の病院で経営悪化 大学病院は313億円赤字 全国の133の大学病院で4月と5月は合計約313億円もの赤字になっている。全国医学部長病院長会議が20日に調査結果を発表した。対象は国公立と

「たとえ一片の骨だけでも・・・」スレブレニツァの虐殺から25年、未だ遺骨を捜し続ける母たち

25年遅れの父の埋葬 泥まみれになりながら、父親の遺骨に土をかぶせる男性がいた。捜し続けた25年間。やっと父を土に返せる日がきたのである。素手で土をかき分ける男性の目からは、時折涙がこぼれていた。 2020年7月11日、ボスニア・ヘルツェゴビナのスレブレニツァでイスラム系住民約8000人が虐殺された事件から25年の追悼式典。会場となった集団墓地では、この1年間に新たに身元が確認された、9人の遺骨を納めた緑色の棺が埋葬された。 そのうちの1つが男性の父親だったのである。埋

【news23】実用化は?ワクチン開発 最大の壁は1万人の治験者確保 村瀬キャスター解説(2020年7月17日放送)

山本アナウンサー: 新型コロナウイルスとの戦い、まだまだ続きそうですが、大きく変えると期待されているワクチン開発の最前線について、村瀬キャスターです。 村瀬キャスター: ワクチンは世界各国が競って開発を進めています。 国産ワクチンはいつ実用化されるのか?開発の現場にカメラが入りました。 (2020年7月17日(金)放送「news23」より) ■VTR「ワクチン開発の最前線」 「日本の新型コロナウイルスワクチンの開発の先頭を走っているのがこちら(大阪・吹田市)の建物にあ

2020年7月19日「風をよむ ~米軍基地のコロナ」

音楽に合わせ、「密」な状態で体を揺らし踊る人々…。今月4日、アメリカの独立記念日に合わせて行われた、沖縄県うるま市のバーベキューイベントの様子です。 参加者はおよそ700人、多くのアメリカ兵が含まれていました。この動画がSNSに投稿されると、今回、米軍基地で起きているコロナ感染拡大の要因ではないかと物議を醸しましたが、イベント主催者は否定します。 イベント主催者男性「映像にあがっていたように皆でダンスをしたのは短い時間だった。消毒液もたくさん用意してあったし、手を洗え

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【サンデーモーニング】2020年7月19日放送 黒板解説「終わらない森友問題 赤木さん裁判」解説:安田菜津紀

・森友問題の真相は”ブラックボックス”の中に・・・ ・真相解明のため赤木俊夫さんの遺族が裁判 ・社会の声からも”ブラックボックス”と取り払えるか

雨宮塔子のパリ通信#9 “人種の祖国”とされているフランスで叫ばれる「BLM」。根深い人種差別問題。

3月17日にフランスでロックダウンが発令される少し前のことだったと思う。 それこそフランスで間もなくロックダウンになりそうだとの噂を耳にしたパリジャンたちが、慌てて地方にある実家や田舎の別宅へ向かおうとパリを後にし出した頃だ。父からメッセージが届いた。「君たちはパリにとどまるのかい?」と。父の知り合いのパリ在住の日本人の方が、新型コロナが蔓延したら、日本人の治療受け入れは確実に後回しにされるからと、奥様と日本への帰国を決めたのだという。 子供たちの学校がどのような措置とな

コロナ禍で全国の「こども食堂」の運営が困難に 私たちができることは…

新型コロナウイルスへの感染拡大を受けて「こどものいる貧困家庭」を支援し、こどもたちに「地域の居場所」を提供している全国の「こども食堂」の運営が厳しくなっている。NPO法人 全国こども食堂支援センター・むすびえ、こども食堂ネットワークが6月15 日~25 日に37 都道府県238 団体を対象に行った「こども食堂の現状と困りごと」に関してのアンケートを紹介する。 ○“居場所”としての「こども食堂」開催状況 6月までは、居場所としての「こども食堂」の開催は約3割と難しかったが、7

2020年7月12日「風をよむ ~"コロナ禍"の6か月 ~」

どんどん だんだん温暖化 どんどん だんだん温暖化 こんな地球に  誰がした 今から30年前、植木等さんがブラックユーモアにくるんで、地球温暖化の危機を歌った「地球温暖化進行曲」。それから30年・・・ 撮影者「道がない」 福岡管区気象台・田口雄二主任気象予報官(5日)「こちらの予想を大きく超えてしまったと考えます。ここまでの大雨になることの想定がなかった…」 しかし、ここ数年…  各地で、しばしば繰り返されてきた、異常気象。 背景には、温暖化による海水温や気温の