コロナ危機と報道カメラマン シリーズ「いま届けたい」①
聖火リレーが通るはずの桜並木、家族連れで賑わうはずのイルカショー、無人の公園に咲く満開の藤棚ー。新型コロナウイルスの感染拡大により想定外の風景が日常となった。TBS報道局のカメラマンたちがこの間撮影した映像にこめた思いをつづる。
ストレスばかりの生活の中で小学校6年生の長男が朝食を食べながら泣いていた。母親から学校の休校と卒業式が行われるか分からない状況になったことを告げられたからだ。「休校イェーィ!」というリアクションを想像していた自分は戸惑いながらも、なんとか励まし学校