マガジンのカバー画像

現場から、 ~TBS NEWS~

767
TBSテレビ報道局が運営するnoteです。記者個人noteやNEWS23スタッフnoteなどをまとめています。公式WEBサイトはこちら→http://news.tbs.co.jp
運営しているクリエイター

2020年5月の記事一覧

2020年5月31日「風をよむ ~コロナ禍の中国・・・~」

5月27日(水)、香港島中心部に集まったデモ隊。その市民に向け、催涙銃を撃つなどして強制排除に乗り出す警察。違法な集会に参加した疑いなどで、数百人が逮捕されました。 民主派団体のメンバー、周 庭(しゅうてい)さんは・・ 民主派団体のメンバー周 庭さん「デモの参加者が平和的にやっているのに警察側は一方的に発砲したり拘束したりということがあった」 デモ隊が訴えたのは、中国政府が制定を目指す「国家安全法」への抗議。国家分裂や、中央政府の転覆などの行為を禁じる内容で、香港の

再生

【新型コロナ】専門家会議議事録 公文書の重要性

新型コロナウイルス対応のための専門家会議 その詳細議事録が作られていなかったことがわかりました。 公文書の重要性について、サンデーモーニングのパネリスト 松原耕二さんが解説します。

コロナ危機と報道カメラマン シリーズ「いま届けたい」①

聖火リレーが通るはずの桜並木、家族連れで賑わうはずのイルカショー、無人の公園に咲く満開の藤棚ー。新型コロナウイルスの感染拡大により想定外の風景が日常となった。TBS報道局のカメラマンたちがこの間撮影した映像にこめた思いをつづる。 ストレスばかりの生活の中で小学校6年生の長男が朝食を食べながら泣いていた。母親から学校の休校と卒業式が行われるか分からない状況になったことを告げられたからだ。「休校イェーィ!」というリアクションを想像していた自分は戸惑いながらも、なんとか励まし学校

“9月入学構想”に教育現場や学生たちから「なぜ今?」の声

新型コロナで全国の多くの公立学校などで臨時休校が長引くなか、学習の遅れを解消するために浮上した「9月入学構想」。教育現場などはどう受け止めているのか? ○「9月入学構想」に対する教育現場の声は・・・ もともとは全国の知事17人が共同提案し、小池都知事も「グローバルスタンダード」に合うと賛同。安倍首相も意欲を示して検討が始まった。しかし、小中・高等学校などの教育現場からは「何かコロナのどさくさに紛れてという感がある」という声が多い。もちろん、いつかは9月入学にシフトすべきとの

再生

【サンデーモーニング】2020年5月24日放送 黒板解説「黒川検事長 定年延長問題」解説:青木理

・定年延長問題の起点は2019年11月 ・官邸に振り回された黒川検事長 ・森友問題に似ている構図が・・・

2020年5月24日「風をよむ ~利用されるコロナ・ショック~」

・”政治利用”される新型コロナ対策 ・警鐘を鳴らす「ショック・ドクトリン = 惨事便乗型資本主義」 ・一方で危機的状況が功を奏した例も…。 新型コロナウイルス感染者数が33万5千人を超え、世界で2番目に多いロシア。しかし20日、一部外出制限が解除されました。その根拠は・・・ ロシア・ゴリコワ副首相 (5月20日)「ロシアの新型コロナ感染による致死率は0.95%。これは世界的にかなり低い数値です」        確かにロシアの致死率0.95%は、他の欧米諸国と比べても

自粛で広がる 少女たちからのSOS(2020年5月21日JNNニュース)

新型コロナウイルスによる"外出自粛"の影響で孤立を深める少女たちが増えています。"自粛"の狭間で彼女たちの支援を続けるNPOの取り組みを追いました。(2020年5月21日JNNニュース) 外出自粛で家に居る時間が増え、追い詰められているという少女からのSOS。 電話やLINEを通じて全国の少女たちの相談に応じるNPOには親からの虐待などの訴えが相次いでいます。 厚労省によりますと、今年1月から3月にかけて全国の児童相談所が対応した児童虐待の件数は、前の年と比べて1割から

"1日1万件" 韓国 最大級のPCR検査機関(2020年5月12日 JNNニュース)

徹底的なPCR検査の実施で感染者数を減らしてきた韓国。人員をかけずに検査を実現する「完全自動化」されたシステムとは?海外輸出も視野に入れた”検査キット”製造の最前線も取材しました。 「完全自動化」されたシステム 防護服を装着する取材陣 ここは、23万7000件(5月10日現在)のPCR検査を実施してきた韓国最大級の検査機関。防護服に着替えて中へ入ります。 ”1日1万件”の検査を可能にするのは、自動化されたシステムです。 「これでプレートに検査試薬を注入しています

検察庁法改正案の成立断念で考えるネット世論と“不要不急”の国会審議

黒川弘務・東京高検検事長が賭けマージャン報道を受けて辞任した。検察官の定年延長に、いわゆる“黒川人事”を可能にする特例規定を盛り込んだ検察庁法の改正案は今国会での成立が断念された。 ○検察官の定年延長自体は時代の流れ そもそも検察庁法改正案の原案は去年10月頃に明らかになったが、その際は特に異論が出なかった。ほかの公務員と同様に検察官の定年を段階的に65歳に引き上げるというもので、これ自体は時代の流れであり、検察官だから認められないということはないだろう。 ○一斉に反対の

地震や大雨 災害が起きたら・・・避難は?コロナ対策は?どうする?(2020年5月19日Nスタ)

大雨シーズンを迎える上、いつ地震が起きてもおかしくない日本列島。今、大災害が起きた場合、新型コロナウイルス対策はどうすればいいのでしょうか。 雨にたたきつけられるブルーシート・・・千葉県・館山市の布良(めら)地区では、去年受けた台風被害の爪痕が色濃く残っています。 立て続けに3つの台風に襲われた館山市。約2300人の市民が身を寄せたのが避難所です。当時、市内17か所に設置されましたが、想定以上の人が押し寄せ、避難所の増設を余儀なくされました。 新型コロナウイルスの収束が

全国初の“重症者専門病棟”を取材(2020年5月15日JNNニュース)

千葉県に新型コロナウイルス患者の専門病棟を建設し、すでに受け入れを始めた民間病院があります。全国に先駆けた取り組みの現場にJNNのカメラが入りました。 千葉県松戸市にある千葉西総合病院。 その駐車場で、プレハブの医療施設の建設が突貫工事で進められています。 守田 哲 記者:「こちらの新型コロナウイルスの専門病棟では、今まさに完成に向けて建設が進んでいます」 新型コロナウイルスの専門病棟。その内部にカメラが入りました。2つの棟からなり、全部で30床。軽症・中等症から重症

新型コロナの影で・・・付き添い制限で子どもと会えない家族の苦悩(2020年5月11日Nスタ)

新型コロナウイルスの感染拡大は、難病などの治療のために入院している子どもたちにも影響を与えています。治療中の子どもたちの多くは免疫力の低下など細心の注意が必要です。このため、病院側は感染防止策として、家族との面会や付き添いを制限せざるをえないのです。わが子と会えない家族たち、それぞれの苦悩とは? 難病と闘う少年と家族 小学6年生の岸部蹴くん。 小さい頃から地元のサッカーチームに入り、運動が大好きです。 元気に見える蹴くんですが、実は小学1年生の頃から難病と闘っています。

女性達の支援を続けるノーベル平和賞受賞の婦人科医・ムクウェゲ医師(5月17日放送 ザ・フォーカスより)

2019年10月。一人の医師が、成田空港に降り立ちました。 アフリカ、コンゴ民主共和国の婦人科医、デニ・ムクウェゲさんです。 記者: 飛行機ではよく眠れましたか? 「とても長い旅でした。あまりよく眠れませんでした。時間の感覚がありません。アメリカから回って来たので昼夜逆転しています」 武装勢力による性暴力の被害者の治療や支援にあたるとともに、その実態を世界に告発し続けてきたムクウェゲさん。 紛争下での性暴力と闘う、長年にわたる活動が認められ、2018年にノーベル平和

フランス・パリ 小学校再開も厳しい現実(2020年5月15日Nスタ)

ロックダウン=都市封鎖が解除されたフランス・パリで小学校が再開されました。今後、日本でも学校再開が本格化していきますが、厳しい現実があるようです。 大八木 友之 記者:「小学2年生の授業が行われていますが、こどもたちの距離はかなり開いています」 5月11日にロックダウンが解除されたパリで、2か月ぶりに小学校が再開されました。 フランス政府は再開にあたり、クラス定員は15人までとし、子ども同士が1メートルの距離をとるよう指導しています。 廊下には距離の目安や進行方向を示