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従業員体験の用語の例示シリーズ - 個別化された従業員体験(Personalized Employee Experience)

従業員体験の領域には様々な用語があります。
実際の従業員体験の流れと対応させる形で用語説明をしていきます。

今回紹介するのは「個別化された従業員体験(Personalized Employee Experience)」です。

経験者と未経験者に同じ入社オンボーディングを実施するケース

中途採用向けに研修を用意していたとします。

内容の一つは Slack の基本的な利用方法です。同期実施で1時間かけて基本的な利用方法を説明しました。実施後にオンボーディングに関するサーベイを取ってみたところ、 Slack をはじめて利用する入社者は内容を大変ありがたがってくれた一方で、 Slack を経験済みの人にとって入社早々、無駄なことで1時間を過ごした感覚にさせてしまっていたことがわかりました。

社員の体験は人によって前提が異なります。共通で扱っていい場合もありますが、個別化が必要な場合もあります。
今回の場合は、同期実施の Slack 研修を任意参加にするか、不足がある人だけ任意で非同期で非同期実施することができれば経験者と未経験者両方の体験を満足のいくものにできたはずです。

このように、体験を個人に合わせてカスタマイズすることを個別化された従業員体験(Personalized Employee Experience)と呼びます。

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