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「歌ってるの全部私!?」亜玖魔サキさんの新企画が面白い!

歌うまVtuberさんは世にたくさん出てきており、生配信や歌ってみた動画など色々なスタイルで、日々、リスナーに向けてその歌声を届けています。

私たちリスナーの立場としては、YouTubeを開くたびに数多のVtuberさんが歌っているような環境で、鮮度の良い、個性に溢れる音楽に常に触れることができます。

ですが、そんな環境に慣れてくると、身勝手にも「ちょっと変わった歌配信」を見たくなるのもリスナーの心情というもの。

Vtuberさん側もそれを敏感に感じ取っていて、歌配信にジャンルや年代などの「縛り」を設けたり、普段歌わないジャンルの歌に手を出してみたり、「チャンネル登録者〇〇人まで歌い続ける」などの耐久企画で特別感を演出したりなど、趣向を凝らしてリスナーを楽しませています。

私がこのnoteで度々紹介しているVtuber、亜玖魔サキさんも、カラオケを用いた通常の歌配信、ギターやピアノでの弾き語り配信を中心に行っていますが、通常の歌配信では「縛り」を設けたり、「100曲歌い続けるまで終われません」などの耐久企画を行ったりなど、リスナーを飽きさせない工夫をしています。

弾き語り配信も一工夫加えられていて、ただ弾ける曲を歌うだけでなく、これまで弾いたことのない曲に積極的に挑戦し、配信中に習得から実際に歌うところまでいくなど、成長要素を感じられるような作りになっています。他のVtuberさんの配信ではあまり見られないものと言えます。

この「弾いたことのない曲を配信中に習得し、実際に弾き語る」という行為は、亜玖魔サキさんのファンである「けんぞきゅ」にとってはもはや日常であり、当たり前のこととなっていますが、冷静に考えると、とても難易度の高いことです。ふとした時に「あれ?実は自分は凄いものを見ているのではないか?」と実感します。

「歌でたくさんの人の心を動かしたい」というキャッチコピーの通り、初めて配信を訪れる人、そしていつも配信を見ている人の両方の心を揺さぶるような、わくわくや感動に満ちた音楽をリスナーに提供してくれる、亜玖魔サキさんは、そんな存在であると言えるでしょう。

「歌ってるの全部私」の衝撃

そんな亜玖魔サキさんですが、最近、またも新たな「驚き」をリスナーに提供してくれました。

それがこちらです。

その名も「デュエット曲その場でハモってその場で歌う企画」です。少々企画名が長すぎる気もしますが、一読するだけで内容が分かるので、ある意味正解なのかもしれません。

何をする企画かと言うと、まさに名前の通り本来2人以上で歌うようなデュエット曲を、ハモリパート、主旋律パートと順番に歌って録音していき、それを重ねていくことで、1人で歌ってしまおうというものです。

言葉で書くだけならば簡単に感じますが、歌の入りを間違えるとやり直しですし、他のパートと重なると、音程がつられることも考えられます。それを配信しながら行うのは、想像以上の難しさがあると思われます。

亜玖魔サキさんのこの企画での凄みを挙げるならば、「1時間45分という短い時間で複数の曲を仕上げたこと」、「クオリティが高いこと」の2点でしょう。

1つ目については、Vtuberさんの「歌ってみた」の裏話を聞いたことがある方ならば想像がつくと思いますが、こういった、主旋律を歌って、ハモリを歌ってという作業はとても大変で、人によって違いはあるにせよ、数日かかるのも珍しくありません。それを1日の内に、それも配信を行っている時間で複数仕上げるのは常識では考えられません。

そしてもう1つ、「クオリティが高いこと」ですが、これは実際に聴いてもらうのが1番だと思います。配信中のコメントに「今すぐ歌ってみたとして出せるレベル」という言葉がありましたが、まさにその通りで、曲の部分だけを切り抜いて亜玖魔サキさんの他の「歌ってみた」と共に再生リストに並べても通用する程のクオリティです。

まさに「離れ業」という言葉がぴったりで、亜玖魔サキさん以外のVtuberにこなせる方はいないかもしれないというレベルだと思います。

数年前に「効果音全部俺」という動画が流行しましたが、「歌ってるの全部私」の衝撃は、その比ではありません。

アーティストの楽曲制作の裏側に潜入したかのような高揚感

この企画配信の凄いところは、先ほども書いた通り「短い時間で複数の曲を仕上げたこと」、「クオリティが高いこと」の2点ですが、それ以外にも得られるものがあります。

それが「アーティストの楽曲制作の裏側に潜入したかのような高揚感」です。

亜玖魔サキさんはあくまでVtuberさんであって、アーティストではないかもしれませんが、もはやそう呼んでも違和感が無い程の歌唱力、歌っているときのカリスマ性を持っています。

そしてこの企画で行っていることは、アーティストさんのレコーディングに近いものがあると思うんです。コーラスを歌って、主旋律を歌って…と、本来は裏で行うような作業を、配信上で見ることが出来ます。

リスナーは、まるでアーティストさんの楽曲制作の現場に居合わせたような、そんな錯覚を覚えます。見ることが出来ない、行くことが出来ない場所に居ることが出来、聴くことが出来ない「曲が完成するまでの過程」を共有することが出来るのです。

亜玖魔サキさんは、「歌ってみた」のときにもコーラスなどにこだわりを持って作成していますが、その作業風景に近いものを配信で体験することが出来ると言えるのではないでしょうか。

これは、音楽に詳しくない方でも、思わず気分が高揚すること間違いなしです。しかもただ黙って聴いているだけではなく、お話しすることが出来る特典付き。

今回の配信でも、常に真剣に歌うだけでなく、間にはトークタイムも挟まれました。

特に面白かったのが、亜玖魔サキさんがモノマネを披露するシーン。

「ARIA」という作品の「まぁ社長」というキャラクターのモノマネをするのですが、セリフが、まさかの「まぁ!」のみ。

本当にそのセリフしか話さないキャラクターとのことなので、それ以上の展開は当然できないのですが、「誰か分かる?」と聞かれても誰も分かっていませんでした。一連の流れが秀逸なので、ぜひ、アーカイブで確認していただきたいです。

常に真剣ということはなく、このモノマネタイムのようにリラックスできる時間もあるので、気を張ることなく多くの方に視聴してほしいですね。

亜玖魔サキさんまぁ

▲「まぁ!」の時のお顔。ふにゃっとした感じが可愛らしいです。(画像の一部に軽いモザイク加工を施しています。)

亜玖魔サキさん真剣

▲一方こちらは真剣に歌っている時のお顔。キリっとしています。(画像の一部に軽いモザイク加工を施しています。)

まとめ

私は、以前、亜玖魔サキさんの100曲耐久配信の感想記事も書いているのですが、その記事の中でこう書きました。

「亜玖魔サキさんでもまだ表現しきれていない歌の可能性があるかもしれません。これからも貪欲に、追及していってほしいです。」

勿論、本人がその記事を読んだ可能性は低いですが、同じような期待を持ったファンもたくさんいると思います。亜玖魔サキさんは、今回の企画で、そんなリスナーの期待に、想像を超えるレベルで応えてくれました。亜玖魔サキさんの音楽への姿勢は本当に尊敬するべきものだと思います。

この企画は、これからも続くとのことなので、今回リアルタイムで視聴できなかったという方も、次の機会では、ぜひ、リアルタイムで参加してみて下さい。きっと衝撃を受けると思います。

亜玖魔サキさんは、これからも歌の可能性を追求していくことでしょう。今回の企画の今後も楽しみですし、次はどんな企画が生まれるか、気は早いですが、そちらにも期待が高まります。




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