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【地元愛に関する意識調査】地方出身で東京圏在住の20~30代に実施。地方で生まれ育った20~30代の8割弱が「地元好き」


2023年3月22日、東京圏(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県)以外で生まれ育ち、現在は東京圏に在住している20歳~39歳916名を対象とした「地元愛に関する意識調査」の結果を発表しました。

調査方法:インターネット調査/期間:2023年3月3日~3月6日
調査対象:20~39歳の東京圏(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県)以外の出身で、東京圏に住む916名


結果のポイント

① 20~30代の8割弱が地元に好意的。地元に残った家族・友人の存在や、思い出が「地元愛」の要素

  • 地元が好きかを尋ねると、好き(「非常に好き」「まあまあ好き」)と答えたのは 76.5%。都道府県別にみると、「非常に好き」と答えた人は北海道(12.1%)が最も多かった。

  •  地元に愛着を抱いている理由は、多い順に「家族がいるから」(65.6%)、「思い出があるから」(41.4%)、「住み慣れているから」(38.2%)、「友人がいるから」(34.4%)。

② 東京圏に住む20~30代の3人に1人以上が「いつか地元やその周辺に戻りたい」

  • 将来、地元やその周辺に戻りたいかを尋ねると、戻りたい(「非常にそう思う」「ややそう思う」)と回答したのは3人に1人以上に当たる37.3%。地元が「非常に好き」と回答した人に絞ると、69.4%が将来戻りたい(「非常にそう思う」「ややそう思う」)と回答。

  • 地元に戻りたい理由は、「愛着があるため」と答えた人が全体の58.5%で最も多く、「頼れる人がいて安心するため」が次いで39.1%。

③ 地元愛が強い20~30代ほど、地元への貢献意識も高いと判明

  • 何らかの形で、地元のために役に立ちたい・貢献したいかを尋ねると、役に立ちたい・貢献したい(「非常にそう思う」「ややそう思う」)と答えたのは53.4%。地元が「非常に好き」と答えた人では、78.7%が役に立ちたい・貢献したい(「非常にそう思う」「ややそう思う」)と答えた。

④ 地元愛が強い20~30代の半数にふるさと納税経験。6割超が「地元への恩返し」の制度趣旨認知

  • ふるさと納税制度が、地方で生まれ育ち、のちに上京した人が遠く離れたふるさとに恩返しすることを想定して生まれたことについて知っているかどうかを尋ねると、地元を「非常に好き」と答えた人は64.1%が「知っている」と回答。一方、地元が「非常に嫌い」と答えた人においては18.2%にとどまった。

  • 地元へのふるさと納税での寄付経験や寄付意向を尋ねると、全体の77.7%が「寄付したことがある」「寄付したことはないが、してみたい」と回答。地元が「非常に好き」である人に絞ると、約半数がふるさと納税の寄付経験があり、未経験だが意向のある人と合わせると、約9割がふるさと納税に肯定的であることが分かった。また、世代別でみるとZ世代(20~24歳)の90.6%が「寄付したことがある」「寄付したことはないが、してみたい」と答えた。

  • 地元に寄付をした・してみたい理由は、多い順に「地元を応援したいから」(67.6%)、「地元のお礼の品が欲しかったから」(28.8%)、「家族や知人・友人が住んでいるから」(21.5%)、「地元での税金の使われ方を決められるから」(14.7%)となった。地元愛が強いほど、「地元を応援したいから」が多くなるという結果も見て取れた。

結果の詳細

1)「地元愛」の有無とその理由 

2)Uターン、Jターンへの意識について

3)地元への貢献意識と、地域課題への関心について

4)地元愛とふるさと納税の関連性

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