見出し画像

牡牛座20度「空を横切って流れる翼のような雲」 #サビアンシンボルのタロットワーク

翼の形をした雲は、自分の進歩を確認するための天からサインです。人が自分を本来の姿として確立できたと気づくとき、それに呼応して天では超自然的な力によって雲が形作られていることも発見します。

雲は天空の存在たちの居場所であり、彼らからの祝福です。「あなたはあなたになったのね、空には雲が流れているよ」これは無関係の出来事にも感じられますが、自分の本質を確立できた人は、たまたま頭上にあった雲からも意味や答えを得ることができます。雲を吹き流す風は進むべき運命の方向性を示し、次に来るべきものの意味を教えてくれるのかもしれません。

19度で潜在していた無限の可能性が新大陸として出現し、それと呼び合うように雲が現れました。新しい大陸と空を流れる雲、非常に雄大な風景が広がっています。雲も大陸も、その景色の中では一つの全体の中の一部です。地上にあるものは天と、天にあるものは地と同じ世界の中にある、という大きなスケールの自己意識が生まれます。

空に雲を見つけ、それが翼の形をしていると気付けるのは、11度の女性が庭の花に水をやり感性を育てたからでもあります。雲から祝福やメッセージを受け取るのは直感的でもありますが、女性が育てた感性が鍛え上げぬかれた結果、それができるようになったのです。

風の流れで翼のように形作られる雲からは、牡羊座24度「風で内側に吹き込まれ、開いた窓のカーテンはコーヌコピア(豊穣の角)の形を取る」も思い出されます。風でコーヌコピアの形になるカーテンと、翼の形になる雲は、スピリチュアルな風の力で成形されている点では共通しています。しかし雲は自分の意識を示す部屋の中ではなく、超意識的な天にあるものです。

これは牡牛座18度でバッグを風に晒した女性が、自ら窓を開けて外へ手を伸ばしたからこそ実現した「高さ」かもしれません。自分のエゴや、社会から押し付けられた欲望への執着を捨て、本来の自分のナマの姿が新大陸として出現し、それに呼応して雲が流れ始めた、というプロセスです。

スプレッド

画像1

1.雲

雲は天からの祝福であり、自分の進歩を確認するための超意識的なサインです。今のあなたの本質に呼応してやってくる、運命の方向性を示します。

リーディング結果

画像2

1.雲:ソード2

二つの考え方の可能性、という祝福。二重の意味を持った雲。水蒸気としての雲と、翼の形に見えるシンボリックな力を持った雲と、その二通りの受け取り方ができる。その物の見え方が、今の自分の本質に呼応してやってきたものだと言えます。

みなさんのカード

今日もみなさまトライありがとうございます! 一つ前の度数で出たカードが連続で出ると、そのプロセスの中になにか自分の発達状態について重要なものがあるのだ・・・と考えることもできそうです。

19度

18度


サビアンシンボルからタロットのスプレッドやワークを作っています。「そのサビアンシンボルの意味を探る」のではなく、「その度数におけるその人の発達の状態」を読み解く取り組みです。しかし個人の発達状態を通じてサビアンシンボルの元型を透かし見ることもできるかもしれません。
参考にしているのはサビアン研究会での学びと、ルディア「An Astrological Mandala」「The Astrology of Personality」、ジョーンズ「The Sabian Symbol In Astrolorogy」。自分なりの解釈もしています。
このワークについての詳しくはこちら