出張

はじめの100日記念をみんなで祝ってから、5日経ちました。
その間出張をしています。
金沢を出て
長野→東京→唐津→有田→伊万里→福岡と周ってきました。
この間にも沢山の方々との出会いがあり、交流があり、温かさを感じ、自分には輪島塗があるからこそ、人との縁が生まれていくのだと改めて感じています。

今回の出張のメインは、唐津の式典への参加でした。
「十三番曳山水主町鯱　保存修復事業落成記念式典」に出席しました。
修復が終わり、2年が経ちました。この期間中はコロナウィルスの感染拡大に伴い、中々お披露目ができず、落成記念式典も延期に次ぐ延期でした。
この落成記念式典が開催されたこと、とても嬉しく思います。そして、田谷漆器店の「鯱」の修復も一区切りなのだと改めて思います。
式典が終わり、久々に鯱とご対面。やっぱりかなりのイケメン！
漆の朱色もとても落ち着いてきて、迫力の中にも上品さがあります。
今年こそは唐津くんちが開催されることを切に願っています。

そして、唐津の後には有田の吉右衛門窯に伺いました。吉右衛門の原田さんに工房の中をご案内いただき、モノづくり現場を見せてもらいました。原田さんのモノづくりへの情熱が凄すぎる！とても刺激になりました。そして、同じく伝統工芸を引き継ぐ息子として、悩みも似ていたり、共感できるところだらけでした。

それで今はというと、鹿児島に向かっています。塗師屋という職業柄、日本全国殆ど行っていますが、実は鹿児島は初めてです。
初めての土地に向かうのは、いつまでたってもワクワクします。初めて乗る新幹線「さくら」
気づいたらずっと車窓を眺めてました。風景も少し新鮮です。

明日、鹿児島から東京に寄って明後日に輪島に帰ります。