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はじめての意思表示

小学一年の頃。
僕は野球をやりたいと思い、両親にやらせてくれと、人生で最初のマトモな意思表示をした。
当然応援してくれたし、すぐに野球部に入れてもらった。

野球部に入部した初日、自己紹介があった。

普通の流れではあるが、自己紹介のあとにやりたいポジションはどこだ?
と言われた。

僕は、野球をやりたいと思ったきっかけであるピッチャーをやりたいと、
初めて他人の前で意思表示をした。
「やりたいポジションはピッチャーです」と。
物心ついて、ちゃんと他人の前で意思表示をしたのはこれがはじめてだった。

その時に貰った反応は
「うぇ~い」
という、からかい混じりの『言うね~』感満載の反応。
初めての他人への意思表示と、初めての他人の反応で
思ったのは
「あ、あんまり意思表示ってしないほうがいいのかな」
一番最初にいらない解釈を持ってしまった。

今も世の中にある、意思表示をすれば
無理だ!と言われたり
バカにされるようなことを初めて感じたときだった。

自己紹介するように促され、
どこのポジションがやりたい?と聞かれたから答えたのに。
ハメられてバカにされた感覚。

そんなことをふと、思い出した。

みんな最初は好きなように意思表示をしていたはず。
「あれが好き、これは嫌い。」
「これがやりたい、あれはやりたくない。」
でも、親から、周りの大人から我が儘をやめなさいと注意され
ただの我が儘な意思表示はしなくなっていく。

そして、いつの間にか本当に必要な意思表示すら出来なくなる。
大人なんだから、、、と。

それどころか、意思表示をする人をバカにし始める。
僕も、気付いたらそうなっているときがあった。

自分の夢を追う勇気がないから人の夢を笑うようになった。

野球部入部のとき、周りにいるひと全員が先輩か、コーチなどの大人。
きっとあのとき「うぇ~い」と小バカにした先輩もやりたいことは意思表示していたはず。
だけど、先輩もどこかのタイミングで同じ目にあい、「あ、あまり目標とかやりたいことをやりたいと言わない方が良いのかな」と感じた時があったのかもしれない。
そしてその先輩、またその先輩と上にいき、コーチ含む〝大人たち〟もそうだったのかもしれない。

ずっと昔からそれが繋がっているのかな。

過去にも、意思表示をした人は周りからバカにされる。
そのまた昔の偉人たちも。

自分を偉人と同じ立場におくつもりはないが
人類は、偉人たちがいた昔から、人の意思表示を素直に受け取らないものだったんだ。

なんか悲しいけど、それでも意思表示をやめず、
「俺は、私はこれがやりたい!」と、
「これを絶対成し遂げる」と思い続けた者だけが
本当に実現できるんだろう。


もし「これをやりたい」と、意思表示をする人に出会ったら、
根拠なんて関係なく全力で応援したい。



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