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#タクシードライバーは見た「年越しそばと年明けうどん」

今日以外並んでるのを見たことがない。
そんなお蕎麦屋さんの行列を目にしながら大晦日の都内を走っていた。
そのとき、皮肉にも思ってしまった。
「この定番の文化、風習っていいよな」

毎日のように都内を走っていても一度も見たことない行列を大晦日だけ作っていた。
一応、老舗のお蕎麦屋さん。
お蕎麦屋さんからすると、繁盛して有難い反面忙しくて本音は嬉しくないところもあるのだろうか。
そんなことを思いながら、定番の文化によって生まれる消費について考える。
年越しそばについて調べてみると江戸時代まで遡るけど、
細く長いことから延命、長寿を願ったり、
蕎麦を食べる人は脚気(江戸で流行した病気)にならないという説で流行ったり、
江戸時代中期の商家の習慣であった月末の三十日にそばを食べる“三十日そば”(みそかそば)や、
蕎麦と側を掛けて一年の締めくくりに家族で食卓を囲み「来年もそばにいよう」という意味を込めた説
など、あらゆる要因が出てくる。

そこまでの歴史があってこその今なのは理解出来たけど、
でも、年越しそばがあるなら年明けうどんがあってもいいじゃない。
うどんとそばって対な感じがするし、立ち食いソバ屋さんなんてうどんか蕎麦か聞かれる。
特別うどんが好きとかはないけど(うどんもそばもどっちも好き!)、
なんかうどんだけかわいそうな気がして
「年の初めに太く長いそばを食べて一年健康で. . . 」
みたいな感じでうどんも食べて良いじゃん。
お寿司とかピザとか食べるよりは正月太りしないし、
みたいなことを思いながらググったら出てきた、年明けうどん。

さぬきうどん振興協議会が2009年の正月から普及を目的に商業的イベントをやっているらしい。
イベントなので文化をつくる的な感じではないそうだけど、
いずれ年明けうどんが当たり前になる日がくるかもしれない。

年末年始以外にも文化的、習慣的な消費ってある。
クリスマスも、バレンタインもその類いになるし最近で言えばハロウィンが大きくなった。
コスプレというどの業界か分からないが誰かは喜んでいるに違いない。
ドンキはきっとウハウハだろう、渋谷のドンキは特に。
渋谷の飲み屋、ホテルも10月31日は繁盛しているはず。
肝心のお菓子業界はどうなんだろう。
渋谷の情報だけ見てるとコスプレして盛り上がるのがハロウィンな感じがしてしまう。
渋谷に集まる人の中に「トリック・オア・トリート!」という言葉を知っている人はどれくらいいるんだろう。
ちなみに、ハロウィンの時の麻布周辺では魔女やお化けの仮装をした子供たちをみかけた。
近くのナショナルスクールの子たちだと思う。
アメリカでは子供たちが訪ねてきた時のためにお菓子を大量に用意するらしいけど、日本のお菓子業界はコスプレに上手を取られているように思う。

僕は「トリック・オア・トリート!」のハロウィンの方が好き。
ゴチャゴチャした場所は嫌だし。

どうでもいい話になったけど、年明けうどん食べてくる。
ゴチャゴチャしなさそうだし。

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