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タクシー運転手が体験した○○な話

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タクシー運転手が体験したエピソードを集めたマガジン。 タクシーでは様々な出会い、出来事がある。 ちょっとエッチな話から、変な話、ビックリな話まで盛りだくさん。 それらをのぞき見し… もっと読む
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2019年5月の記事一覧

#タクシードライバーは見た「ヤクザと思われる方をお乗せした時の会話」

#タクシードライバーは見た「ヤクザと思われる方をお乗せした時の会話」

タクシー運転手が実際に遭遇した出来事を短く紹介!

【漫画作成中】

「ヤクザと思われる方をお乗せした時の会話」

六本木で、厳ついグループの60代くらいの男と30代の男が乗って来た。
その時に後ろでされていた会話。

太字=60代 普通=30代

「俺たちは何をやっても常に悪く見られる。
だけどな、感謝の心を持って人と向き合っていかなきゃならん」

「はい、そうっすね!」

「俺なんかいつも近所

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#タクシードライバーは見た「全力徒歩のおばさん」

#タクシードライバーは見た「全力徒歩のおばさん」

タクシー運転手が実際に遭遇した出来事を短く紹介!

【漫画作成中】

「全力徒歩のおばさん」

60代ぐらいのおばさんが乗ってきた、目的地は銀座の三越。

乗って来た瞬間に何かを感じた。
少し気難しいというか、人を見下している感じ。

「こんにちはー」と最初の挨拶をしてもなにもない。
そしてたぶん、不機嫌。

目的地に着きお会計をしていても、まぁ不機嫌。
そんなこと何度でもあるから、
ムカつくどこ

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#タクシードライバーは見た「日本を代表する大企業の上司と部下の本音の話」

#タクシードライバーは見た「日本を代表する大企業の上司と部下の本音の話」

タクシー運転手が実際に遭遇した出来事を短く紹介!

【漫画作成中】

「日本を代表する大企業の上司と部下の本音の話」

男性が二人乗って来た。

30代前半の先輩男性と20代後半の後輩男性。
午後3時頃、商談を終え、これから会社に戻るところだった。

その会社は、今や誰もがしる日本の有名企業。
その二人は乗って早々、先ほどまで行われていた商談を振り返り意見を交わし始めた。

先輩が思うことをまずは

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#タクシードライバーは見た「ブラック企業の片鱗」

#タクシードライバーは見た「ブラック企業の片鱗」

タクシー運転手が実際に遭遇した出来事を短く紹介!

【漫画作成中】

「ブラック企業の片鱗」

平日の夜、時刻は20時半ごろを回っている。
オフィス街にはヒト気がなくなり、飲み屋街が盛り上がっている。

スーツを着た四人の集団がタクシーを求めて手を挙げた。

その集団は40代前半~後半らしき男3名と20代後半の男一人。

ほろ酔いで盛り上がった四人のお陰で、車内はお酒の匂いとスーツについたタバコの

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#タクシードライバーは見た「爆発音のようなクシャミをするおばさん」

#タクシードライバーは見た「爆発音のようなクシャミをするおばさん」

タクシー運転手が実際に遭遇した出来事を短く紹介!

【漫画作成中】

「爆発音のようなクシャミをするおばさん」

酔っ払いや、汚れた服装、
車の運転を邪魔するような輩は絶対に乗せたくない。

「近くてごめんなさ~い」
花粉の季節、力士ほど恰幅の良いマスク姿のおばさんが乗って来た。

乗ってから、車内は微かなラジオの音だけが聞こえる静かな空間。

「・・・・・。」

その時、後ろから大きく息を吸う音

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#タクシードライバーは見た「お持ち帰りしたい男」

#タクシードライバーは見た「お持ち帰りしたい男」

タクシー運転手が実際に遭遇した出来事を短く紹介!

【漫画作成中】

「お持ち帰りしたい男」

雨が降る深夜、六本木で男女が乗って来た。
男は酔っ払い、女はほろ酔いだが冷静。
最初は男だけがタクシーに乗り、
女は歩いて帰るからと歩き出す。

同じ方向だし雨だから、と男は女をタクシーに乗せる。
男は相当酔っぱらっているのか、酒臭い。

二人でお酒を飲んだ帰りらしく、
車内では飲みに行ったお店の話をし

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#タクシードライバーは見た 「オナラをした某男性アイドル」

#タクシードライバーは見た 「オナラをした某男性アイドル」

タクシー運転手が実際に遭遇した出来事を短く紹介!

【漫画作成中】

「オナラをした某男性アイドル」

ある日、六本木で某アイドル(男)が手を挙げた、
タクシーを止める立ち姿ですぐに気付く。

「(あ、あれ〇〇だ)」

目的地は銀座で、何事もなくお送りするが、
目的地直前で車内に屁の匂いか漂いだす。

「ん?」

私はしていない、
密室で二人であれば必然的に誰かは決まる。
とはいえ、屁をしたことな

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聞いていて苦しくなるほど、母が罵倒し、涙する娘に、お互いの憂鬱と子育ての大変さを見た話。後編

聞いていて苦しくなるほど、母が罵倒し、涙する娘に、お互いの憂鬱と子育ての大変さを見た話。後編

「このまま頑張れないなら、もうあなたみたいな子はいりません」

「本当に要らないからね。」

母親の罵倒はまだ続く。

もうヒートアップしすぎて冷静に言葉を発しているようにはみえない。
まだ幼く純粋な気持ちで
『ママに認められたい』
という思いと、
でも『楽しくないからどうしたら良いのか分からない』
そんな二つの思いが娘さんの涙腺をも簡単に崩壊させる。

今まで褒められて嬉しかったことも
楽しかっ

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聞いていて苦しくなるほど、母が罵倒し、涙する娘に、お互いの憂鬱と子育ての大変さを見た話。前編

聞いていて苦しくなるほど、母が罵倒し、涙する娘に、お互いの憂鬱と子育ての大変さを見た話。前編

強弱のまばらなヘッドライトが街を照らす薄暗い渋谷に
赤信号を待つ人々が道路の両脇で男も女も見分けがつかない布を纏いさまざまな色を見せている。

陽が沈み、遷り変わる街の中で溺れている自分の目がそうさせる。
そんな目に入って来た親子。

一瞬見落としかけたが、母親が物狂おしげに左手を上げている。

お子さんは幼稚園の年長ほど。スクールか何かのお迎えのよう。
青山か麻布周辺に住む富裕層だろう。
乗せて

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新幹線で田舎へ帰るおじいちゃんと、会えない寂しさを隠すお孫さんの、別れる数分前の車内の話。(未完)

新幹線で田舎へ帰るおじいちゃんと、会えない寂しさを隠すお孫さんの、別れる数分前の車内の話。(未完)

寂しいとき、男の子は強がってしまいがちだ。
そうしていないと、心の、涙の、堤防が決壊してしまうのかもしれない。

この間お乗せしたのは、
ゴールデンウィークで田舎から出てきたおじいちゃんと、
お孫さんの兄妹2人の3人。
家族で神宮球場に野球を見に行き、おじいちゃんはこの後新幹線で田舎へ帰る日程らしい。
少しの間、離れることになるため、別れる前に
兄妹の父親がおじいちゃんと二人を同じタクシーに乗せた

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ビジネスマンはカッコいい!今や日本を代表する大企業となったある会社の上司と部下の本音の話。

ビジネスマンはカッコいい!今や日本を代表する大企業となったある会社の上司と部下の本音の話。

タクシーの車内では様々な会話が繰り広げられる。

「これは外に出してはいけない!」と思うような話や
「あいつ殺してー!」と会社の愚痴で盛り上がる話、
ひたすら電話をしている人も、運転手と会話を楽しむ人もいる。

そんな中で、最近の世の中の空気とはちょっと違った空気を持った二人が乗って来た。
30代前半の先輩男性と20代後半の後輩男性。
午後3時頃、商談を終え、これから会社に戻るところだった。

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銀座でお乗せした議員さんと経営者さんが出会った、地方で子育てをするホステスさんの話。

銀座でお乗せした議員さんと経営者さんが出会った、地方で子育てをするホステスさんの話。

銀座でお乗せした議員さんと、経営者のお二人が話していたのは、地方で子供を育てながら、夜の銀座で働くホステスの話だった。


議員(以議)「今日はありがとうございました。ホント来て良かったです」

経営者(以経)「そうだろ、あの子に一回は会わせたかったんだよ」

議「ホントお話も出来てよかったです」

経「あそこで元気に仕事しながらな、娘を地元の高知に残して親に面倒みてもらってるんだよ」

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弟の結婚式に向かうために乗ったタクシーの運転手が、弟の結婚相手のお兄さんだった話。

弟の結婚式に向かうために乗ったタクシーの運転手が、弟の結婚相手のお兄さんだった話。

元タクシー運転手のnakaさんに聞いたお話。

今から3年ほど前、タクシー運転手であったnakaさんは、
弟の結婚式に遅刻するところだったので、客としてタクシーを利用した。

naka「すみません、結婚式に間に合わないので急いでください!」

そう言ってタクシーに乗り込むと、運転手さんが

運「今日、僕の妹も結婚式なんです。仕事で行けませんけどね」

と返してきた。

お互い、同じ日に結婚式繋がり

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チップの文化がない日本でも頂く機会の多いタクシー。そんなタクシーでのチップのエピソードを三つ紹介!

チップの文化がない日本でも頂く機会の多いタクシー。そんなタクシーでのチップのエピソードを三つ紹介!

日本人にチップを払う文化はない。

普通に生活していたら
チップを払う機会なんてほとんどない。

そんな日本の中でも、タクシーはチップを頂くことが多いサービスだと思う。

そんなタクシーのちょっとしたチップのエピソードを3つ紹介

外国人観光客のチップ外国で、チップが文化の一つであることを知っている人もいると思うが
外国人観光客はほぼみんなと言っていいほどチップを払う。

それも、豪快に!

日本

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