見出し画像

ニュージャージー州でレジ袋を禁止したらとんでもない結果に

こんにちわこんばんわ。
全ての増税に反対し、全ての減税に賛成する自由人、七篠ひとり(@w4rZ1NTzltBKRwQ)です。

今日はまさに

政府に問題の解決はできない。政府こそが問題なのだ。

ロナルド・レーガン

というお話をしようと思います。

アメリカ北東部にあるニュージャージー州では、他の地域同様に「レジ袋禁止法」が施行されました。
これにより今年5月から、スーパーなどの販売店で「レジ袋と紙袋の使用が禁止」されたのですがその結果、各家庭にエコバッグが溢れかえっているというのです。

その本末転倒な現状を伝える記事がこちら。

では内容を要約していきます。


レジ袋禁止令がニュージャージー州に本末転倒な結果をもたらしました。
5月にレジ袋と紙袋の使用禁止令が施行されましたが、それ以降エコバッグが各家庭にどんどん溜まっていっています。
なぜならレジ袋が禁止されたので、ネットスーパーでは注文された商品をエコバッグに入れて発送しているからです。
つまり、消費者が自宅で食料品の配達を受けるたびに、何枚もの新しいエコバッグに入って届く状態になってしまっているのです。

そのため各家庭において、エコバッグがあっという間に増えていき、取材に対しある住民は「少なくとも100枚はエコバッグが地下室にあると思う」と語っています。
この問題を受け州議会では、ネットスーパーでの配達には紙袋や段ボール箱を使うことを認める法改正を検討するほどになっています。

そもそもニュージャージー州がリサイクルするのが簡単な紙袋まで禁止していることは疑問です。
環境保護にうるさいニューヨークでさえ、スーパーマーケットで有料とは言え紙袋の使用は認められています。

今回の件は、政治家が一つの問題を解決しようとすると、簡単に別の問題を作り出してしまうという典型例です。

エコバッグは、従来の使い捨てのビニール袋ほど多くはないかもしれませんが、それでもいつか廃棄しなければならないことに変わりはありません。

私も2020年のニューヨークのレジ袋禁止令以降、家にエコバッグが山のように溜まりました。
車のトランクに2つ、ダイニングルームの本棚にも、玄関脇のコートクローゼットのドアノブにも大量にぶら下がっています。
地下室には、もう何年も使っていないものも含めさらに沢山あります。

またエコバッグは、すぐに汚れてしまい、特に持ち手部分が頻繁に破れてしまいます。

私たちは一体何かを減らしているのでしょうか?

他の人もそうだと思いますが、私はまだ家にレジ袋をたくさん持っています。
猫砂を捨てたり、トイレや寝室のゴミ箱の中に入れて使っています。
いつかそれを使い切ろうと思っていますが、このエコバッグもどうするか考えなければなりません。


以上です。

まさしくこういうことですね。
「レジ袋は環境に悪いからこの世から無くそう」というなんの根拠もない「目的」だけで見て政策を作るからこうなるのです。

ちなみに日本でもこんな問題が起こってるかというと、そうではありません。
ネットスーパー利用者ならわかると思いますが、日本では商品は無料でレジ袋に入れてくれるはずです。
もっと正確に言うと

「ネットスーパーでは商品をレジ袋みたいな袋に入れてくれる」

です。
どういうことかといいますと、法律上のレジ袋の定義は

「消費者が買った商品を持ち帰るために使う袋」

となっています。
でもネットスーパーの商品は「客が持ち帰る商品」ではなく「スーパー側が配送する商品」なので、それに使うレジ袋は定義から外れるために

法律上ではレジ袋ではなく「レジ袋みたいな袋」

となります。
だからネットスーパーでは無料でも省令違反になりません。
本当に法律って屁理屈の塊ですね。

まぁどうであれ今回の件が問題視されたように、規制を導入したらちゃんと目的を達成できているのか、弊害は無いのかの定量評価をしっかり行い、問題があれば規制の改廃することが大事です。
でも残念ながらこの当たり前のことすら出来ていないのが日本ですので、政府にはしつこく規制の評価を求めていきましょう。

ということで、今日の記事はここまで!

更新の励みになりますので、ナイス減税!と思った人はスキ、コメント、サポートお願いします(・ω・。)

それでは、ナイス減税!

温かいサポートありがとうございます! 頂いたサポート代は、書籍の購入などに使用し減税活動に還元させていただきます。