減税されなくても救急車が有料に
こんにちわこんばんわ。
全ての増税に反対し、全ての減税に賛成する自由人、七篠ひとり(@w4rZ1NTzltBKRwQ)です。
「減税したら救急車が有料になるぞ!」と言っている人にお知らせです。
減税されなくても救急車が有料になりました。
ということで今日はこちらのニュースから。
この話は記事にもあるように「選定療養費」の話です。
「選定療養費」とは紹介状を持たずに200床以上の病院で受診した場合に掛かる医療費の事で初診時に請求されます。
この「選定療養費」は原則的に急患者には適用していないのですが、それを「入院の必要のない急患者には請求する」となったのが今回のニュースですね。
このニュースに対し「有料化は良いことだ」という意見が少なくないですが、私の考えは少し違います。
減税の無い有料化はただの「負担増」です。
念のために書きますが、これは「有料化反対」ではありません。
むしろ有料化することは大いに結構です。
しかし同時に減税し税負担を減らすべき
という話です。
それがないならただ単純に「負担を増やしただけ」にすぎません。
「救急車の便利使い」と言いますが、病院からの帰りは実費で帰宅する必要があります。
なのでこの問題は「無償に見える救急車」が作ったものでもありますが、それ以上に
多額の税負担が見えない医療費が作ってるもの
だと私は思います。
仮に診察や治療費が全て自己負担なら救急車がいくら「無償」でも簡単に呼ぶことは無いでしょう。
ですので救急車だけでこの問題を論じるのはかなり乱暴だと私は思いますが、同時に
同時に税負担を減らす議論が無いこと
は税と社会保障の国民負担率が50%にも達する大きな理由だと感じています。
まず減税し、税負担を減らす。
そのうえで減った税収への対応として「救急車の有料化」が行われるなら、私は100%賛同します。
しかし今回は「救急車の有料化」が行われても1円たりとも税負担は減りません。
むしろ議論されているのは
「少子化対策を口実にした社会保険料増税」
です。
結局今回の件は
高齢者の医療自己負担を3割に上げれば社会保険料が減税される
という巷によくある論調を
負担が増えるだけで減税にはつながらない
と実例をもって否定したにすぎません。
もう一度書いておきますがこれは
救急車の有料化は大いに結構だが先に減税で税負担を減らせ
が論点です。
もし反論するなら「減税する必要はない」を軸にお願いします。
大切なのは
「税と社会保障の国民負担率が下がること」
です。
そのうえで医療費の自己負担が上がり、救急車が有料になってもなんの問題もありません。
こうした問題で一番に考えるべきことは
それで誰の負担が増え、誰が肥えるのか
です。
どんな内容であれ納税者の負担が減り、政府や行政が飢えるなら私はその案に賛成します。
逆に誰かの負担が増え、行政府の取り分が増えることには私は「全て反対」します。
この救急車の件は
「無償」に見える「税負担化」は「本来の目的から外れる便利使いに歯止めが掛からなくなる」と認めてる典型例
です。
税負担を減らす議論をしましょう。
ということで、今日はここまで。
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