秋華賞🍁

秋華賞について出走馬を個別にまとめていこうと思います。

デアリングタクトSL

父エピファネイア、母父キングカメハメハ
量主体の馬で勝ち上がり方がなかなか豪快でその量の膨大さはどのくらいなのか気になるところ。桜花賞、オークスと重馬場の消耗戦や距離延長の後方からの差しという苦しい展開でもしぶとく差して来ておりこれは、鮮度面の要素もあるが、加えて現段階では闘争心があると評価せざるを得ない。今回は休み明けで体力もしっかり充電されており、馬体重をしっかり増やしてくればある程度の無理は効く場面か。鞍上が血迷いさえしなければ、しっかり走ってくると思う。

クラヴァシュドールLC

父ハーツクライ、母父Giant’s Causeway
闘争心、量、集中力、すべて兼ね備えておりまとまっている印象もあるが、やはりここぞの集中力もあると思う。今回は休み明けで軽く凡走して、集中力モードか、枠も重要になるかもしれない。この馬は気になるので戦績を確認してみる。
新馬戦阪神1600を中段好位につけ、最後の直線は量で圧倒した感じで完勝。続くレースはG3のサウジアラビアRCで広い東京コース、少頭数のレース。量系のサリオスをマークするかたちでレースを進め、直線でサリオスと合わせるもサリオスに最後は自力の差を見せられた感じ。一方で牡馬相手に怯まず闘争心を見せたところは評価できる。続くG1の阪神JFはレシステンシアのハイペースの消耗戦になるも、しぶとく3着に。ただハーツ産駒らしくやはりテンはあまり速くない感じだった。そして前走のチューリップ賞は休み明け、馬体を絞っての臨戦でスローペースで最後マルターズディオサに差されての2着。そして桜花賞は差しに回る位置どりショックをかけて不利もあったがしぶとく伸びて4着と人気以上に好走。オークスは馬体減りを止めることができずに、さらに前にいったが苦しみを味わいながら凡走。そして休み明けしっかり馬体重を増やして前哨戦のローズSを5着と軽く凡走した。今回は一度叩いてからの臨戦と絶好。内枠があたればある程度ポジションをとりにいき、集中力を活かせる場面。臨戦はいいと思うし、ここは馬体を軽く絞って、そして、デムーロさん必殺を繰り出して欲しい。

マジックキャッスルSC

父ディープインパクト、母父シンボリクリスエス
この馬はクイーンCが延長を後ろからの競馬になりかなり苦しい展開ながらも、最後しっかり伸びてミヤマザクラまで鼻差まで迫っており精神的な強さを感じている。前走紫苑Sを休み明けの格下げでL主体であれば馬券内にきても良いところで、軽く凡走しており、ここは叩いて一気に集中したいところ。ただ前走で馬体を増やしてないところは気になる。やはり430キロにはなって欲しいかな。そのくらいの筋肉がないと持ち前のいいスピードが出せないと思う。小柄なディープの牝馬で負けん気は強いんだから、闘争心で前への位置どりショックをかましてからの、精神力粘り込みのSCパターンを期待したい。スマイルカナを見習ってくれ。というか新馬1200に出てるんだから元は前向きだったはず。きっかけになってもいいから、前への気持ち。

ウインマイティーLC

父ゴールドシップ、母父カコイーシーズ
2歳戦の馬を見てもゴールドシップ産駒の叩いて集中パターンはよく見かける。この馬も、戦績を見てわかるように、闘いながら集中してくるタイプ。新馬→未勝利の勝ち上がりも4着→2着→1着とその後休み明け凡走してデイジー→忘れな草→オークスと1着→1着→3着と好走している。今回も紫苑Sで出遅れて凡走した後、グッと集中してくれば面白い。ただこの馬も前走休み明け馬体を減らしているのは気になるところ。それでもそれまで常に馬体を増やしていたので相殺できるかもしれない。ここは、出遅れず前に行きたい。持ち前のしぶとさを活かせる展開にしてどこまでか。

ウインマリリンSC

父スクリーンヒーロー、母父Fusaichi Pegasus
中山2000で好走できるのはやはり闘争心が強く、集中力もあるSC系だからだと思う。また非根幹距離で凡走して、根幹距離でしっかり走るところも好感。オークスもVラインで、精神的な強さも感じる。あとは休み明けがどうかと言ったところだが、鞍上も若い横山武ジョッキーだし、S質をさらに付加してもらって、思いっきり前に行くショックをかけて粘り込んで欲しい。3番人気は悩ましいが、この馬から行きたいと心が叫んでいる。

マルターズディオサ(M系)

父キズナ、母父Gland Slam
この馬は量系の馬で、程よく闘争心、精神力もありまとまっているものの、揉まれ弱く、広いコース（東京、新潟など）や外枠があっていると思う。また前哨戦のやや摩擦が少なくなる場面や、外枠から先行しての好走が目立つところからもそう感じる。伸び伸び走れたら能力を発揮できるので、今回有力馬との摩擦が大きくなる中で、軽く凡走して、広いコース替わりの格下げのところで狙い撃ちしたい。

リアアメリアM系

父ディープインパクト、母父Rockport Harbor
まとまり系だと思う。それまで春はコントロールが効かず、後方からの競馬で、いろいろ試行錯誤されていた感じはあったが、前走のローズSでは前にいって突き抜けて圧勝とようやく本来の力が発揮された感じ。リズムがいいのは評価できるが、秋華賞に直行してこれをやった方が威力があったと思う。しかしながら、今回もしっかり前に先行したらそれなりにまとめてきそうで侮れない。あとは鮮度が落ちてきていることは注意したい。他の馬との比較しながら考える。

ミヤマザクラSL

父ディープインパクト、母父Mr. Greeley
体力豊富なディープで休み明けの体力充電して前にいってどこまで押し切れるかという感じ。となるとここは逃げて欲しいが、なかなか厳しいか。

ホウオウピースフルLC

父オルフェーブル、母父キンカメ
量主体の馬だが叩いて集中してくるタイプ。前走紫苑Sは中山コースでややS質が求められて厳しかったか。加えて、休み明けでもあった。ここはしっかり絞って前に行く位置どりショックをかければ見直せると思う。広い東京コースの方が合っていると思うが、今回の京都2000も悪くない。しかも中山で嫌な気分で走っていたであろうから、今回はその辺りプラスか。一定の警戒はしたい。

ダンツエリーゼSL

父キズナ、母父アグネスデジタル
前走後方ポツンからまくりで接戦勝ち。ダートからの芝だけどかなりストレスを残したでしょう。騎手の気持ち良いようにやりましたからね。

ムジカLC

父エピファネイア、母父ディープ
量主体の馬だが叩きながら集中するし、精神的にしぶとい走りをする。春から馬体を徐々に増やしているし、前走の走りでしっかりフロックじゃないこともわかっているがなぜか人気がない。デアリングタクトが一掃したところをスーッと抜いていく姿は想像できる。前に馬がいればしっかり追えると思う。この人気なら期待したい。

ソフトフルートM

父ディープ、母父Kingmambo
ディープの初重賞でまとまっているのでそれなりに走ってきそう。ただ中京コースから京都替わり、少頭数から多頭数替わりが苦に感じるかな。この馬は苦しい経験がないし、それを補える能力があるとも思えない。スムーズで気持ちよくがディープの形かな。

サンクテュエールSL

父ディープ、母父Canadian  Frontier
桜花賞とオークスが思ったほど走らなくて印象が薄い。

フィオリキアリSC

父キズナ、母父Successful  Appeal
中山コース向きかな。きついかな。

オーマイダーリンLC

父ディープ、母父Monsun
量主体の馬であるが、いい感じのリズムもあり、反動が来るならもうとっくにきてそうなのに毎度頑張る馬。前走も最後までしっかり走っており、これもムジカ同様無欲の差しに転じて脅威となるか。

ミスニューヨークCL

父キングズベスト、母父マンカフェ
紫苑Sの本命馬。叩きながら集中できるし、競り合いからのしぶとさが持ち味。前走は完全に内で包まれて行き場をなくして走れなかっただけで、本来の能力を見せれてないと思う。今回、若干馬場が渋るのもプラス。中山で軽く凡走してからのここで集中してくれば楽しみでもある。

パラスアテナL

父ルーラーシップ、母父スペシャルウィーク
京都2000の舞台は合いそうで外枠も良いと思う。体力あるので、淡々と外から差してくればというところ。人気もないので紐で。

アブレイズLS

父キズナ、母父ジャングルポケット
厳しいか。もう少し前走頑張って欲しかった。

予想

◎クラヴァシュドール
○ウインマイティー
▲ウインマリリン
△ムジカ、オーマイダーリン、ミスニューヨーク、マジックキャッスル
☆デアリングタクト

◎ー○、▲、△ワイド
○ー▲、△、ワイド
☆ー◎、○ー◎、○、▲、△三連系