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ホームスクール関連ウェブサイト一覧|サイトマップ編・解説コラム

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解説コラムとしてもお読みください。


【日本各地のホームスクール家庭が集うグループや居場所】を提供している方々が発信しているウェブサイト(facebook、ホームページ、ブログ)のリストです。

福岡県
山口県
大分県
兵庫県
京都府
滋賀県
神奈川県
千葉県
東京都
茨城県
全国

12か所あります。


【ホームスクール情報サイト】
 国内では、最も古いサイトで1989年から始まっています。
 活動は終了しているものの、サイトは残っているもの、継続中のものを、海外3か所を含めた、9か所を並べました。なかにはすでに閉じられたウェブサイトもあります。

【ホームスクール家庭が発信する公開ブログ】
 実践記録のブログ、活動団体の代表者のブログを集めました。ざっくりと発信スタートの順番に並べており、2006年の発信からあります。ほぼどれも継続して更新中です。現在、最新は2019年のものです。
 15か所を並べています。

【世界のホームスクール事情】

ヨーロッパ
・フランス
・イギリス
・ドイツ
・スイス
・フィンランド
オセアニア
・カンボジア
・ポルトガル
・ニュージーランド
・オーストラリア(ビクトリア州/クィーンズランド州)
東南アジア
・タイ
南アメリカ
・メキシコ
北アメリカ
・カナダ
・アメリカ

 13か国の、主に実践者のブログを中心に集めています。家庭目線の実際を語ってくれる発信は非常に貴重です。
 まとめサイトは参考程度に見ておくとよい理由は、実践者でないために制度や仕組みや解釈、定義などの情報が正しくないことがままあることです。国ごとの文化や歴史背景、法体系の理解が及ばないゆえにおこる誤解も生じます。
 実践者による発信内容については、おのおのの家庭で利用や登録をしているホームスクーリング制度や団体、協会等によって国全体の法制度と仕組みの理解が一面的な情報しか持たなくなる側面があります。
 これらに気をつけて、一次情報を求めて自分で確かめていく姿勢が大切です。

 詳しく知るには、各国の政府が示す公式案内を確認するほうが確実です。公式情報すら市民や教育機関に届いていない現状は、日本も諸外国も同様にあります。


​​【ホームスクール研究論文】

 論文は、実践ブログからは知りえない側面があります。「ホームスクールおよびオルタナティブ教育」の位置づけです。定義や解釈は各国さまざまであり、それを軸に文化的な背景や歴史的背景の文脈もあいまった特徴ある制度と仕組みがあります。特に認証基準や公費助成については、それらの概念の理解が必要です。厳格な規制と非常に緩やかな仕組みのグラデーションが存在し、それぞれに課題があることがわかります。
 他国の制度をそのまま日本に持ち込むことはできませんし、どのような土壌の、どのような教育方針の、どのような未来設計を持っているかで、それは異なってきます。
 研究論文は実践者の目線とは異なり、研究者の目線で報告されていることから歴史から派生した流れ、法制度や国の理念と主義、具体的な政策からの流れなどから俯瞰的にとらえることができます。

 日本国内でもホームスクーリング制度整備の要望は次第に高まってきたところもあります。市民レベルでの理解の深さや広さによって、その要望の中身が大きく違ってくることを肝に銘じておくべき点です。生涯学習としても、市民教育としても、理解を深めるに値するものです。
 「こども」や「こどもを持つ家庭」「親」「学校関係者」という枠組みだけにこだわる理由はなく、「市民」「地域住民」そして「こどもをとりまく環境」とそれに関わるおとなたちの立場を自覚して、それは取り組むことができます。無関係な人は誰もいないのです。


 ページで紹介している日本の研究論文はいずれもインターネット上でPDFファイルをダウンロードすることで閲覧することができます。書籍は別のページ(そだちあい>参考書籍)にて紹介しています。

日本におけるホームスクールの可能性と課題 ―ホームスクールの一事例を通じて ― 吉井賢治(2000年3月)

ホームスクールの国際比較 ─日本に“近い”イギリスからの示唆
ー永田佳之
世界の児童と母性 VOL.80 ーⅢ.国内外の動向

ドイツ基本法7条1項と就学義務
廣澤 明(​2017年3月)

戦前・戦中及び戦後における就学義務関連規定の 変遷と学校外教育の位置づけに関する考察
小桐間 徳 (2013年)

義務教育としてのホームスクールの制度原理―米国アイオワ州の規制制度と支援制度を事例として―
宮口 誠矢  東京大学大学院 日本学術振興会
日本教育行政学会年報 No. 45 (2019年)

日本のホームスクールの現状と課題:家庭を拠点に学ぶという選択
鈴木 七海  SUZUKI Nanami 2018年修士論文
(論文指導:静岡文化芸術大学教授 森俊太)

『就学義務制度の課題』 総合調査室(2010年5月)江澤 和雄

『学校教育とホームスクール─家庭を学習拠点とする義務教育機会の諸相』
宮口 誠矢(2020年 日本教育政策学会年報 第27号)

『共通の基盤を求めて:アメリカ合衆国オレゴン州の法規定を通して見えるホームスクーラーを公立学校につなごうとする社会的意志』
中島千惠(京都文教大学) 2022年度こども教育学部研究紀要 第2集

『公的に保障されるべき教育とは何か:ノンフォーマル教育の国際比較から』(一橋大学機関リポジトリ)

ホームスクーリング・センターkokage
まなびあい
ホームスクール関連のウェブサイト一覧
ホームスクール研究論文


  

 PDFファイルで読める論文は、検索サイトから探すことができます。

CiNii Articles で検索 http://ci.nii.ac.jp/
 日本の論文で探す・大学図書館の本を探す・日本の博士論文を探す
「ホームスクール」
 各論文のタイトルをキーワード検索にすると探すことができます。論文タイトルを検索するとweb上に公開されているPDFファイルなどが見つけられます。最新の論文をぜひチェックしてくださいね。


【海外論文からのホームスクール研究】

 
ホームスクール実践に歴史の長い国の実践や研究は、ホームスクールの概念や思想の理解にもおおいに役立ちます。それらに従うという意味ではなく、その根源や本質的な部分から、こどもへのまなざしについて、学ぶということについて、教育について、さらには公教育や公共性について、多様な側面を深く学ぶ機会になります。

The Challenges and Benefits of Unschooling, According to 232 Families Who Have Chosen that Route1
By: Peter GRAY & Gina RILEY
(Journal of Unschooling and Alternative Learning 2013 Vol.7 Issue14.)
参考 『「不登校」アンスクーリングのメリット・デメリット』Yoshiko@EZ

 この場を借りて、日本語で解説してくださっている松江香史子さんに、深く感謝申し上げます。有難く拝読しております。

ここまでお読みくださりありがとうございます! 心に響くなにかをお伝えできていたら、うれしいです。 フォロー&サポートも是非。お待ちしています。