兄犬、余命宣告から、今日で丸1年を迎えました。 感謝を込めて。🐕

ベベハビ、車

兄犬、12度目のエコー検査、頑張った。

べべ1年、エコー検査


そして今日で、昨年11月20日の余命宣告から、丸1年を迎えました。

血管肉腫でこれほど生存できるケースは数%に満たないそうで、ベテランの院長先生から「奇跡的、うちの病院では初めてだよ」と言われました。

ただ、病状の進行に伴う体力の衰えは、この1年間を通して、感じてきました。動作、立ち居振る舞いの変化。今夏からの数か月は、嘔吐が続く日があったり、そうかと思えばまた持ち直して、嘘のように活発になったり。

そして今朝方、起き抜けに、兄犬が初めて転倒しました。吐くような仕草を見せた後、足をもつれさせ、倒れてしまった。これまでにないことで、本人も驚いていたので、気分が落ち着くまで一緒にしばらく床に伏せ、彼の身体を撫ぜながら、呼吸を整えました。

今日は1年生存記念日として、仕事を忘れ、皆で穏やかに過ごそうと思っていましたが、慌ただしく病院に駆け込む日になりました。

昨年の脾臓摘出手術のあと、肝臓の周囲に現れた血腫が肋骨によってプロテクトされていた幸運も延命につながっていましたが、今日の検査では、骨に守られない柔らかい脇腹の部分に血腫の進行が認められました。
これが外的刺激など、何らかのきっかけで破裂した場合、もう持ち直すことはできません。

その場合、病院に連れてきても打つ手がないとのことで、
先生が「家で静かに看取ってあげるのが最善なのではないか」と。
その際に、兄犬の精神的な不安を軽減する安定剤があるとのことで、普段の薬に合わせて、そちらも、処方してもらってきました。

エコー検査の最中、看取りのことにまで話が及ぶのは初めてで、「だいたい状況はわかりますから、不要なストレスを与えるのはやめましょう」と、血液検査も行われなかった。

僕らの闘病は、もしかしたら最終局面を迎えつつあるのかもしれません。

でも幸い、沈黙の臓器と言われる肝臓の腫瘍は、兄犬本人に、痛みを自覚させません。それゆえに、彼はほとんどストレスを感じないまま、この1年間、日々明るく元気に過ごしてきました。
血腫の破裂にも、痛みはないそうです。

なのできっと、局面が変わるそのぎりぎりまで、子犬の頃と同じまま、この世界の全てを愛し、楽しみながら生きていくと思います。

いつも兄犬に応援をありがとう。1年生存記念日に、感謝を込めて。

べべ1年、ケーキ

べべ1年、ケーキ2


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