『LIFE HOUSE』放送済み分の投げ銭の集計が出ました。 一言みんなにありがとうと言いたい。

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『LIFE HOUSE』放送済み分の投げ銭の集計が出ました。

一言みんなにありがとうと言いたい。

ライフ・ハウスにきちんと、小さなベニューに相当する規模の収益が、もたらされています。


3.11震災の時に立ち上げた独自配信システムによる支援サイト『DIY HEARTS』では、インディペンデントで活動する表現者たちの素晴らしい作品をお預かりさせて頂きながら、最終的に約1400万円を震災孤児、遺児となってしまった子供たちに寄付することが出来た。

今回、コロナ禍に対応する形で立ち上げたオンライン投げ銭イベント『LIFE HOUSE』は、
寄付でなく、あくまでも各ゲストのパフォーマンスへの対価と捉えて頂きたいので、
放送回ごとの収益を、外部に向けて公表することはしない。

「Aさんはいくらだった、Bさんにはいくらだった」と公言すれば、出演者に対して失礼だし、
そんなことをするベニューやイベンターは、存在しないからだ。(過去に1人だけ居て参ったが…笑)
興行の世界に生きる者たちの、不文律、モラルみたいなもの。

収益を自分自身の状況を立て直すために使うか、
もしくはさらに追い詰められた誰かやお店などのために使うか、
これもいちおうは軽く相談するけれど、原則としてゲストの判断に委ね、
こちらでその使いみちを公表することはしない。

しかし今ひとつだけ言えるのは、
僕自身で開催前に想像していたよりも、良い結果が得られているということ。

パンデミック数ヶ月を経て、いまだ誰も受け取った気配がない政府からの給付よりも、やや充実した額を、
迅速にゲストに(もしくはゲストが望む誰かに)手渡すことが出来そうです。

意図を汲んでくれたお客さんに、心から感謝。

イベントの性質上、話題性を狙ってブッキングし派手に宣伝して集客を伸ばすというものではない。
必然性や、縁のようなものに基づいて、
幾人かの素晴らしい方が、今後も登場してくれるでしょう。

なので、主に僕の常連のお客さんであったりとか、まだまだクローズドな領域で、けして多いとは言えない支持者の間で、全体視聴者のうち数%ほどから投げ銭を受け取っているという状態であり、これをいつまでも続くものとして楽観しているわけではなく、相応の危機感もあるが、
例えば誰かにキツイ現状を打ち明けられた際、いっさい何の応答も出来ずに終わるという、
ただひたすらにやりきれない状態は、脱することが出来た。

Zoomアプリの、主にサウンド面での特殊性には、けっこう手こずらされている。(テクニカルサポーターが居れば…)
思った以上に準備が大変で、これを続けながら自分の生活も成り立たすということがどこまで可能か判らないが、もう少し頑張ってみたい。

ごく非力な自分だが、個人でも例えばこんなやり方が出来るよ、ということくらいは、メッセージ出来そうなので。

緊急事態宣言の延長が決定され、生活の糧を失う人はかつてない規模まで膨れ上がる見通し。国内でも今年のうちに100万人超が失業するとの予測を見た。
先は長そうだ。
苦しみの中にも、楽しみを見出しつつ、今の光景をなんらかの歌に変えながら、歩いていけたら。
さまざまな人が、それぞれのやり方で、この過酷な時間を切り抜けると信じたい。
ご注目くださる方にあらためて、ありがとう。
次回放送も楽しみにしていてください。


P.S.
さっき個人と書いたけど、投げ銭システムやyoutube等一緒にいろいろ調べて現実化まで支えてくれたのは平川さん。
収益の計算とゲストへの振込みも、彼と、長年ツアー作りでお世話になって来たDUM-DUM野村さんの助力で成り立っている。
俺の口座には最初から最後まで1円も入ってこないようにシステムを組みました。
まちがって使ってしまったら怖いからね。^^

noteでの記事は、単なる仕事の範疇を超えた出来事について、非力なりに精一杯書いています。サポートは、問題を深め、新たな創作につなげるため使用させて頂きます。深謝。