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67.フィンランド幸せのメソッド

2018年から5年連続、幸福度ランキング世界一。
国連の「移民が感じる」ランキング世界一。
首都ヘルシンキ「ワークライフバランス」世界一。

2022年度幸福度ランキング。日本は54ˊ̱˂˃ˋ̱ )

立場を問わず全ての国民が平等に、そして幸福に暮らすをことを可能にする、
その仕組みが知りたくて読んだ1冊である。

【概要】

世界一になる仕組み5選はこれだ!

ジェンダー平等
・店のレジ係でも首相になれる、その平等性
年齢、性別、経歴は関係なし

女性トップに驚く人はいない
女性首相も多数、しかも30代前半が最も多い

2019.12 世界最年少の34歳、第46代フィンランド首相

子ども家族を支えるネウボラ
・妊娠期から幼児期までの子どもと親の支援を行う拠点。しかも国民全員が無料で利用できる。
・家庭環境に左右されず、国民全員が小さい頃から十分な支援を受けることで、国民11人の自立性・能力が高まる仕組み

日本にも広がりつつある

行き届いた教育制度
・授業料も給食も全て無料
・高校か職業学校か。割合は約50%
大学進学の為の高校。就職に直結する勉強の為の職業学校。その選択が早期に訪れる。
・成績は子どもとの話し合いで決まる
学期の始まりに、今季の目標を立て、話し合って成績が決まる。要は競争させることはなく、11人に合った項目で、さらに自己評価導入で自立性も促す仕組み。成長が早いわけだ。

寝転がってるし、椅子反対向きだし。学び方も自由!

福祉国家の起業ブーム

・学生主体スタートアップイベント「スラッシュ」
起業家、投資家、学生、王室、国家元首まで世界中から約2万人以上、企業3500社以上が参加。
・レーザー光線やスポットライト、音楽。Tシャツにジーンズ。まるでフェス!
・各大学にスタートアップ支援拠点、起業家精神を育てるプログラムが存在
・法人税が消費税等に比較して安価であり、国が起業を後押ししている。
スタートアップや起業のイメージがポジティブになり、若者が起業を目指しやすい仕組み。

slush

【まとめ】

全国民が、
生まれた家庭環境や経済力は一切関係なく、
幼少期から充実した教育を受ける仕組みがある。日本は一番の違いだと感じた。

幼少期に留まらず、
大学時代になると(slush等)を通じて、
社会人になると起業を後押しする税制度を通じて、
やはり国としては強い、は納得感がある。
ネウボラ・無償化等の実行力もあり、国民の幸福度が高いのは頷ける。

でもここで一つ疑問が浮かんだ。

その元となる財源、お金はどこから賄っているのか?
答えはこの記事が分かりやすかった↓↓

国総出での制度作り・実行力はとても強い。
日本が真似すべき点も多くあるので、この先の日本に期待したい!!

【著者:who are you】

堀内都喜子(ほりうち ときこ)

1974年長野県生まれ。大学卒業後、日本語教師等を経て、フィンランド・ユヴァスキュラ大学大学院に留学。異文化コミュニケーションを学び、修士号を取得。フィンランド系企業に勤務しつつ、フリーライターとしても活動中

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