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権限ではなく「楽しさ」で巻き込め!:権限を使わないリーダーシップの練習

今日は舘野ゼミの4回目の授業でした。だいぶメンバーがゼミの内容を理解し、メンバー同士のこともわかってきたというかんじでしょうか。オンラインだと対面より関係性をつくるのに少し時間はかかりますが、なかなかよいかんじと思います。

今日は、前回の「遊び」に引き続き、自分で運営する「オンライン・サークル」の企画をおこなってもらい、その相互フィードバックをおこないました。そして、最後に音楽を使ったミニワークショップを体験してもらいました。

なぜ遊び?なぜサークル?

なぜゼミで「遊び」や「サークル」を企画させるのかというと、これは権限がなくても発揮できるリーダーシップを身につける練習になるからです。遊びやサークルは「仕事や部活」ではありません。そのため権限、すなわち「強制力」を使えないのですよね。

「なぜこないんだ?」、「なぜやらないんだ?」といえません。

遊びやサークルは「きてくれてありがとう」の世界です。その世界にいかに参入してもらうのか。それは権限を使わないで、人を巻き込む良い練習になります。

そのために必要な熱量

こうした巻き込みかたをするためには「本人の熱量」が必要になります。「あなたがいうならやってみようかな」という謎の信頼感のようなものが大切になります。

そういうものを探そうと思うと、結果的に「自分らしさ」を考えることになるんですね。

リーダーシップを高めるためには「自己理解」がとても重要です。そういう「自己理解」を得るための方法は、「厳しいフィードバックをする」という方法以外もあります。

個々人が考えてきた企画案をみたときに、「これはきっとあの人のなんじゃないか」と名前を見なくてもわかるようなものは、よい企画です。

もしそうなっていないときにも、なぜその人らしくないと感じるのかを伝えるだけで「ああ、自分は他者からこのようにみられているのか」を理解することができます。

このようにして、楽しさで人を巻き込むPlayful Leadershipを高めていくことがゼミの目標です。

まとめ

「遊び」と「サークル」というと若干ゆるくてチャラいかもしれませんが、実際は、それぞれ

・活動のデザイン:遊び
・共同体のデザイン:サークル

に対応しています。かたく言おうとするとこうなります。

・活動のデザイン:研修、もしくはワークショップのデザイン
・共同体のデザイン:組織開発、もしくはコミュニティのデザイン

そしてぼくは遊びとサークルづくりは、より難易度が高いものと感じています。

ゆるいけど、「楽」ではないのですね。これは遊びが「楽」とは異なることと同じと思います。

いきなり難しいことをさせているのですが、

・まず楽しみながらやってみる
・頭を使って考えてみる
・またやってみる

というサイクルを大切にしたいなと思っています。

今日は音楽を使ったミニワークショップをオリジナルで開発してもらって、それもミニ体験したのですが、その話はまたあらためて書こうと思います。

ゼミの時間、毎週楽しみです。

最近、ぼくが共著で書いている本がでたので、よろしければぜひご覧下さいませ。


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