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オンライン授業でもアナログ感あるデザインで「考えること」を促す

先日初回のゼミの授業を実施しました。私も受講生も初のオンライン授業ということで、色々と試行錯誤しています。今回はそこで気づいた発見を共有します。

紙とペンでの作業を取り入れる

今回は「偏愛マップ」という、自分の好きなものを紙いっぱいに書くという方法を取り入れました。斉藤孝先生の考えた方法で、シンプルながらとても使い勝手がよいです。


「偏愛マップ」を書く作業を、なにかしらのオンラインのツールを使って実施するという手もあったのですが、今回は無理せず、「紙とペン」を使って作業してもらい、その紙を写真に撮ってアルバムで共有(LINEやGoogleなど)という方法にしました。

この記事に載せてある写真は、実際書いてもらったものを、本人の許可をとって1つ紹介させてもらいました。

比較的アナログな方法かなと思います。しかし結果的にこの方法はよかったなと思っています。それはなぜなのでしょうか。

パソコンの画面を「見ないでよい時間」をいかにつくるか?

1つ目の理由は、「パソコンの画面を見なくてよい時間」を作れるからです。

学生はずっとオンラインで授業を受けているので、基本的にディスプレイを見続けています。これがけっこう疲れるんですよね。

「紙とペン」を使った作業を取り入れると、パソコンから目を離してよくなります。これは集中力を持続させる意味でもいいなと思いました。

「書きながら考える」というプロセスを大切にする

2つ目の理由は、「書きながら考える」という余地を残せるからです。

パソコンでの作業は、もちろんツールやアプリにもよりますが、どちらかというと「使いながら考える」というよりも、「考えた成果をアウトプットする」感覚が近いです。特に操作に慣れていなければいないほど、考えたことを載せるということになるでしょう。

一方で、手書きで考えると、書いているうちに新しいことが思いつくといった「書くことと思考の連動性」を確保しやすくなります。

こうした連動性を残しつつ、写真を撮って共有という部分で、デジタルの良さを生かす方法はけっこうありなのかなと思いました。

もちろん、最近はオンラインのツールもよりよいものがありますし、慣れている人も増えていると思うのですけど、最初の一歩はこういう方法でも十分に機能するのかなと思いました。

まとめ

授業のオンライン化は、単純にそのままオンラインにすればよいというものではなく、なかなか試行錯誤が必要です。

しかし、実践してみることでわかることもたくさんあり、その意味では普段の授業を相対化して、より発展させる機会にもなると考えています。

最初からすごいものをつくろうと思うと疲れてしまうと思いますので、やれるところやってみて、少しずつブラッシュアップするというのがよい方法なのかなと思っています。

また授業をしてみた発見があればnoteに書いていこうと思います。

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