tatsuzi

・先天性の身体障害者です。 「というのも、ぼくらはすべて、多少とも生活からかけ離れ、跛…

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・先天性の身体障害者です。 「というのも、ぼくらはすべて、多少とも生活からかけ離れ、跛行状態でいるからだ。」『地下室の手記』ドストエフスキー

マガジン

  • 詩集 跛行記

    コツコツと、詩を書きました。

  • 短編小説集

    短編小説 第一弾です。

最近の記事

詩  夜と朝の黄金律

 僕は、かなしい目を信じる。 

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    • 詩 ぼくは、僕を知らない。

      風は僕に云う。 お前は幸せだな、と。 幼い日、愛を独占した、と。

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      • 詩 沈黙

        ひとり、ため息をついてみた。 ワケもなく緊張してしまう身体をほぐそうと。

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        • 詩  浸透

          アスファルトが、

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        詩  夜と朝の黄金律

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        • 詩集 跛行記
          21本
          ¥1,000
        • 短編小説集
          2本
          ¥500

        記事

          詩 部屋

          散らかっていく部屋の中に 僕のため息が加わる。

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          詩 部屋

          詩 希い

          傷ついて、流した涙に何を知ろう?

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          詩 希い

          詩 ため息

          空腹を感じていないのに、 食料を買ってしまうとき、 僕は何に失敗しているのだろうか。

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          詩 ため息

          詩  弟(冬のスケッチ)

          陽射しの明るさより、 その影の濃さに気を取られている。 ボクが消してしまったキミの未来を 償う術もなく生きて わけのわからない文字を 連ねるのみだ。 それは手紙か? 罪滅ぼしの。 勝手に名付けたキミの名を呼ぶ。 「祈り」と名づけた静止画/記憶がある。 仏壇に祈る母 母を見るボク。 白い廊下に光が射しているよ。 キミの色だ。 色は光だ。 でも、有り体に言って、 僕にとって、 それはまるで記憶の美化ではないか。 いや、捏造だ。 美しさからはほど遠い、 色を重ねる試み。

          詩  弟(冬のスケッチ)

          詩  靴擦れ

          波がきて、 ひいていく、

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          詩  靴擦れ

          詩  夕闇の呼吸

          世界があって、僕がいて、 僕がいまいるこの世界が、なくなったことを想像したら、

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          詩  夕闇の呼吸

          詩  抱擁

          怒りと痛みと、 シラケた気持ちと、死にたい熱望と、

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          詩  抱擁

          詩  形骸

          肉体が精神の乗り物だと 言うヤツがいて、

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          詩  形骸

          詩  僕は、しない

          しない。 何もしない。

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          詩  僕は、しない

          詩  世界の美しさ

          世界の美しさなぞ歌う前に 世界の有り様なぞ言う前に、

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          詩  世界の美しさ

          詩  瓦礫

          敗残の身に刺さる 禍事の夕陽が 一夜にして塵芥と空虚に満たされた街を照らしていた。

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          詩  瓦礫

          詩  祈り

          日常の中に埋没してしまいそうな、 やりきれなさに、

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          詩  祈り