柿の種とピーナッツ

あなたは柿の種は好きだろうか?
ピリ辛い「柿の種」と呼ばれるあられとピーナッツが混ざったお菓子。いわゆる柿ピーだ。

今日はそんな柿の種とピーナッツについて書いていく。

柿の種のピーナッツの役割

突然ではあるが、私は子どもの頃、柿の種のピーナッツがあまり好きでは無かった。
柿の種自体は好きではあったが、なぜピーナッツが入っているんだ。柿の種だけで良いのに、と思いながら柿の種を食べていた。

そして、その頃に癖がついた。
それは、柿の種を食べる際は、まず初めにピーナッツを全部食べてから柿の種を食べる。というものだ。
まあ、あれだ。食事の際にサラダをとりあえず全部食べてしまうようなものだろう。
本来は、お肉料理などの間にサッパリすることの出来るはずのサラダを、先に全て食べてしまう。

そんな感覚だ。
今でも、それは癖になっていて、ついついピーナッツを先に食べがちではある。

しかし、最近になって、ピーナッツが柿の種において果たす役割が見えてきた。
それは、ピーナッツが柿の種を引き立てる。
そのようなことだ。

そんなのは読者の皆様からしたら当たり前かもしれないが、私にとっては大きな気づきであったのだ。

想像してみてほしい。
柿の種だけで食べていたら口はどうなるか。
1つ2つと口に運ぶ。それを続けても5つ目あたりまでは、美味しい柿の種だ。

しかし、7つ、8つと続けて食べると、初めは美味しかった柿の種が、口の中で「刺激物」に変わってくる。
いつしか、美味しさよりも、辛さが勝ってしまう。

そんな時に、過去の私は、初めにピーナッツを一掃してしまっていたために、残っている柿の種を、辛いのを耐えながら食べるしかなかったのだ。
これで満たされるのは、おそらくドM精神だろう。いや、ドMというには物足りないか。

しかし、ここでピーナッツがいるとどうか。
ピーナッツを食べると、辛さが和らぐのだ。
これは素晴らしい。これにより、最初から最後まで美味しく柿の種をいただくことが出来るようになるのだ。

つまり、これにより、幼い頃は不要なものとして捉えていたピーナッツが柿の種を引き立てる必要不可欠なものへと変わっていったのだ!
まさに、パラダイムシフト。

大人になる

ここまで、書いてみたが、みなさんにもこのよ
うな経験はあるのではないだろうか?

お寿司のワサビや焼きそばの紅生姜などが、そうだ。
小さい頃は好きではなかったが、大人になるにつれて良さが分かり、いつしか無くてはならない物に変わってくる。

決して主役にはならないが、絶対に必要な脇役。まさにいぶし銀として、渋い活躍を見してくれる。そんな存在。

思えば小さい子どもは主役に憧れる物だ。
お遊戯会は主役に人気が集まり、脇役はハズレ役のようなイメージすらある。
嘘か真か分からないが、主役を務める子どもが複数いるお遊戯会すらあるとかないとか。

しかし、大人になるにつれ、脇役の光る活躍や、脇役があってこそ主役が引き立つというのが理解できるようになるのだ。

私は柿の種を食べていて、ふとそんなことを感じたのでここに書いてみた。

終わりに

今日も読んでいただきありがとうございました!
これでnote17日目!
我ながら続いていることに驚いています。笑
みなさんもぜひ、子どもの頃との変化とかを意識してみてください。
意外と無意識で流れていて、見落としているところに、意外な発見があるものです。
それこそ、お菓子の食べ方とかかもしれません。

そして、きっと人間社会もそうなんだろーなって思います。
みんなが柿の種である必要はないし、そんな社会は成り立ちません。
しかし、ピーナッツの役割が必要無いか?と言ったらそんな訳もありません。
どちらも柿の種には必要不可欠な要素なのです。
自分の役割、相手の役割、尊重し、理解して初めて協力でき、最高のパフォーマンスにつながるものかもしれませんね。

令和

これを英訳すると、「Beautiful Harmony」です。
「柿の種」と「ピーナッツ」のようにハーモニーを奏でることが出来れば、本当に良い時代が訪れるかもしれない。
そんなことを柿の種から考えました!

それでは、今日はこの辺で!
ありがとうございました!
また明日ー!

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