江副浩正

【本】江副浩正

友人や先輩から「これは読んだ方がいいぞ」と言われてから、それなりの月日が経っていましたが、ついに意を決してリクルートの創業者、江副浩正さんについて書かれた『江副浩正』を読みました。

1993年生まれの私からすると、江副さんのイメージは「リクルートを創った人」「リクルート事件の人」、「『自ら機会を作り出し、機会によって自らを変えよ』という意識高い人にグザっと刺さる名言を残した人」というボヤっとしたイメージしか抱いていませんでした。(私も名言を先輩から伝え聞いてドキドキワクワクしたひとりですが、、、笑)

読み始めてみると、驚きの連続でページを繰る手が止まらない。
江副さんを世間のイメージだけで捉えていた自分を恥じました。
江副さんがリクルートに宿した熱い想いが今でも根付いているからこそ、
リクルートはイノベーションを起こし続けることができているのだと確信できました。
何よりも江副さんの人間性が素晴らしい。義理人情の塊で、誰よりも世の中の不条理を許せなくて、ヤケドするくらい熱い男でした。

成果が出ない場合は他人や環境のせいにするのではなく、
問題や課題を自分の中に見い出すことができる。
今でこそ社会人に必要なスキルは「問題(課題)発見力」だ、などと語られることも多いですが、江副さんからするとそんなことは当たり前で、つべこべ言わず成果を出せ!ということ。
「自ら機会を創り出し、機会によって自らを変えよ」なのです。

今であれば、「ブラック企業」「ワンマン経営者」と週刊誌に叩かれてしまうところでしょう。(当時もそれなりに叩かれていたでしょうし、現在に江副さんがご存命でもそんなことは気にせず突き進んでいたと思いますが)。

『江副浩正』を読んだおかげで、自分の中の不安がぶっ飛びました。
そして、メラメラと燃えてきました。

「自ら位階を創り出し、機会によって自らを変えよ」

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